夜に入って、雨 少し小降りになったみたい。雨音が低くなっている。
でも、予報では九州地方は明日も明後日も、その次の日も、雨は降り続くみたい。地盤が緩んで土砂崩れが心配。
夜に入って、雨 少し小降りになったみたい。雨音が低くなっている。
でも、予報では九州地方は明日も明後日も、その次の日も、雨は降り続くみたい。地盤が緩んで土砂崩れが心配。
5
仏界とは遠く離れている穢土に住んでいる者、わたしが仏界の諸尊の拝顔を許されたのである。仏界との因縁が結ばれ得たのである。嬉しいはずである。仏像を通して、仏像を介して、仏界への道を辿る方便が提示されていたのだ。その提示に乗ったのである。仏像が仏陀の指になってくださったのである。その指の指し示す方向に目を遣れたのである。
4
堂内建物の傷みが進んでいるために平成24年度から解体修理が実施されている。そこでここの堂内の須弥壇、諸尊、壁画がそっくりそのままここ九州国立博物館まで運ばれてきたのである。千手観音の脇侍として立つ不動明王立像、降三世明王像、須弥壇の前方に躍る風神立像、雷神立像も拝観することが出来た。嬉しい。
3
真言宗御室派(おむろは)仁和寺は仁和四年(888年)に創建された。創建以来1130年の歴史を持つ古刹である。本尊は阿弥陀三尊。金堂の西川に建つ観音堂は928年に建立された。ここで真言宗の最重要儀式「伝法潅頂」が行われる。宇多天皇の創建で、代々、法親王が寺を継いだため、御室御所とも称される門跡寺院。京都市右京区御室(おむろ)にある。
2
その荘厳重厚な雰囲気にまず圧倒された。わたしの魂がよろこんだ。我が肉体の宿の中で、ごそごそ音を立ててはしゃぎ回ってよろこんだ。千手観音立像はじめ二十八部衆など全三十三体を目の当たりにしたのである。このままで仏の国へ行けたのである。
1
太宰府にある「九州国立博物館」に行った。午前中、大雨を突いて。駐車場に入るまでに1時間かかった。その甲斐があった。十分あった。
博物館4階で、「平成30年度特集展示 京都仁和寺観音堂 千手観音像とその仲間たち」を見た。荘重な仁和寺観音堂がそのまま博物館に復元されていた。
15
その代わり、小さな顔もしないでいい。大きな顔ができないということは同時に小さい顔をする必要もないということなのだから。
それを仏陀が智慧として教えているように思う。
14
そろそろこのシリーズを締め括りたい。
快を追求していても、大きな顔は出来ない。仏陀の前では大きな顔は出来ない。これが締め括りだ。
12
文学などというのもこの種の快感に近いのではないか。正体を消していられる快感。透明人間になって歩いて行ける。