小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



1月21日、小田原は冷たい雨降る一日。あいにくの天気だが今日は仕事の立会いのために休日出勤だった。立会いを終え客先から帰る途中に南足柄の山間の集落にある天豆に立ち寄った。広域農道から矢佐芝集落に向かう途中の枝道の奥に天豆がある。天豆はオープンした頃からたまに出かけているパン屋。かなり奥まった場所にあるので、看板を見つけて初めて訪れたときには本当にこんな場所にパン屋があるのかと半信半疑だった。山小屋風の店舗には石釜が備え付けられていて薪を燃やしてパンを焼いている。色々とパン屋を巡っているが天豆がこの周辺では一番独特のスタイルだと思う。営業日も水~土と週に4日ほど、店頭にパンが並ぶのはお昼過ぎ。天豆でパンを3つ買い、南足柄市運動公園へ移動。雨が降っているときは園内の東屋を利用している。天豆でキャラウェイシードとクルミレーズンとトマトチーズを購入。天豆のパンはハード系のパンで、薪の香りと自家製酵母と独特の食感があり、かなり好き嫌いの分かれるパンだと思う。クルミレーズンは独特の味わいの生地にクルミの風味と干しブドウの甘さが加わり素朴ながら奥深い味わい。トマトチーズはドライトマトの酸味とチーズが良く合っている。天豆のパンはかなり密度があるので1つだけでも結構な食べ応えがある。3つ食べたら満腹になった。
 木々に囲まれた小さなお店の中で薪を燃やし石釜でパンを焼いている独特なスタイルの天豆。これからも変わることなく続くことを願っている。

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1月20日、小田原は朝から冷たい雨降る空模様。降雪が心配されたが市街地では雪になることなく久しぶりの雨となった。午前中、客先からの帰りに一夜城に立ち寄った。早川から石垣山農道を上り一夜城歴史公園の手前で雨から雪に変わった。駐車場に入ると一夜城YoroizukaFarm周辺は雪景色が広がっていた。開店直後の午前10時過ぎに入店。先客もおらずパンも全種類揃っていた。前回夕方近くに訪れた時は5種類ほどのパンしか残っていなかったが今回は全種類を確認できた。パンは15種類ほどで惣菜系のパンが8種類ほど。菓子パンは1種類。その他はプレーン系のパン。キャプションによると早川産蜜柑の天然酵母を使用しているとのこと。他のお客さんもいなかったのでケーキのショーケースをじっくりと眺める。どれもとても美味しそう。可能であればスプーン片手に全種類一口ずつ味見してみたい。パンを買い外に出ると雪が降り続いている。今日も店舗からすこし離れた所にある東屋へ移動。一夜城YoroizukaFarmであんぱんとレギュームとチェダーとゴボウプーレを購入。4つで730円。200円のレギュームは茄子などの野菜が詰まっている。上品な味わいでとても美味しい。160円のあんぱんは一夜城YoroizukaFarmのイメージには合わないような感じもしたが、食べてみるとこれまた上品な味に仕上がっていてびっくりした。普通のあんぱんと違い餡子の中に細かく切ったカステラ生地が混ざっている。妥当な例えかは分からないが地元銘菓の松の実のような風味のカステラ生地が餡子と混ざって独特の味わいになっていてこれもとても美味しかった。雪景色を眺めながら上品な味わいのパンでしばし寒さを忘れてのんびり出来た。

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商店街や街角にある古い佇まいの店舗が好きで写真に撮っている。小田原駅周辺の商店街には昭和30年代や40年代に建てられた店舗も多く残っているが、最近解体工事を多く目にするようになった。竹の花交差点近くにあった古い店舗も昨年取り壊されて姿を消してしまった。一方通行の国道255号の竹の花交差点の少し先、路地の入口角にかつて乾物店があった。その店舗が解体されて更地になったのは昨年の夏頃。以前は店舗横の路地を曲がると、陽に焼けたコンクリートと木造家屋が路地の奥に向かい続いていた。曲がり角に古い家屋や店舗がある路地が好きで、ここもお気に入りの路地の一つだった。先日、近くを通ったので路地を曲がりかつて店舗のあった敷地を眺めた。分譲の看板も無くなっていたので暫くすると新しい建物が建つのかもしれない。

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開成町の南部地区に位置する牛島、宮台、吉田島地区では平成19年より土地区画整理事業の工事が行われている。区画整理の面積は約26.8haとかなり広大な土地が今後、宅地などに造成される。先日、工事の様子を見に立ち寄ったところ大まかな区割りが出来ており区画内に新設される道路の工事中だった。小田急開成駅から程近い開成南小学校の周辺では数年前から開成町南部地区土地区画整理事業の大規模な造成工事が行われている。もともと水田や休耕田だったような場所にフェンスが張り巡らされ地盤改良と思われる工事が続いていた。開成南小学校の前を通り富士フイルム方面へ進む途中、工事フェンスの先に新設の道路が出来ていた。工事フェンスの隙間から中を覗くと新設される道路の舗装作業の途中だった。開成町による用途図によると新設される道路は山北開成小田原線とのこと。開成南小学校の北側の区画内には仮設の通路が設けられていた。通路沿いを歩きながら区画内を撮影。区画内では下水工事や排水溝の敷設が進んでいた。土地区画整理後、敷地の多くは宅地として分譲されるようで数年後にはこの荒涼とした場所に新しい住宅街が出来る。事業期間は平成27年の3月末までの予定。新市街はどのような街並みになるのだろうか。

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散策やランニングの途中に古いホーロー看板を見つけては写真に撮っている。郊外の県道沿いなどの古い農作業小屋や塀に貼られているホーロー看板はマルフクや富士電話など貸金業のものが多いが、地元店舗の古い看板もいくつか目にすることが出来る。小田原市米神地区で見つけた第一證券小田原支店のホーロー看板。第一證券は合併を繰り返し現在は三菱UFJモルガンスタンレー証券となっている。第一證券時代は駅前通りに小田原支店があったようだ。この第一證券小田原支店のホーロー看板は他の場所でも何度が目にしたことがある。同じく米神地区で見つけた大甚のホーロー看板。シンプルで良い感じに色あせた味のあるホーロー看板。大甚はかつて銀座通りにあったが現在はEPOの1階に店舗があるように記憶している。小田原市曽我の県道沿いで見つけた大村楽器店のホーロー看板。大村楽器店は現在も銀座通りに店舗がある。看板にはステレオ部、レコード部の記載があるので恐らく昭和50年台かそれ以前に作られたもののようだ。大村楽器の横にもう一枚張られたいたのが国府津の昭亜ホンダのホーロー看板。かなり錆びているが、かろうじて文字やイラストを読むことが出来る。看板に描かれている車のイラストは軽トラックのTN-Vと軽のLife。描かれているイラストから、恐らく昭和40年台の後半くらいのものだと思われる。小田原市曽我の県道沿いの別の場所で見つけたみす平佛具店のホーロー看板。看板には地図も描かれており当時の所在地は志澤デパートの斜め前になっている。現在、フレッシュネスバーガーがある辺りかもしれない。そういえば、結構前にあの辺りに仏具店があって店頭に盆提灯が並んでいたような記憶がある。みす平佛具店は日本堂仏具店に屋号を変え現在は駅前通りに小田原店がある。
 古い木造の農作業小屋と色あせたホーロー看板の風景も好きなので、これからも折に触れては紹介していきたいと思っている。

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