長篠落武者日記

長篠の落武者となった城オタクによるブログです。

亀山城 ~ 間違って壊された城 ~

2013年12月31日 | 落城戦記
なかなか寝付かない、あるいは夜泣きする子どもなので昼間に遊ばせて寝かそうと企む。

妻実家の帰省中、当初は電車好きな子どもを電車に乗せようと思ったのですが、妻の実家は美味し国、三重。
伊勢神宮という近年稀に無い観光スポットを抱えているときに電車で遠出するとえらいことになる、と、考え断念。

結果的に公園で走らせようと思ったところ、よさげな公園を見つける。
亀山公園、だそうです。

そしてよく見ると
「おお、亀山城跡じゃないか!」
と、気づく。

一度行ったことあるんですが、相当前。
記憶も薄め。
ただ、「間違えて天守を壊された城。」というエピソードの現場が見たかった、ということがあります。

亀山城の天守閣を壊してこい、と、命令された堀尾吉晴。
「わかりました。」
と、三宅氏が治めていた伊勢亀山城の天守を破壊する。

が、「伊勢じゃない!丹波だ!」
と、気づいたときには後の祭り。
天守は既に無かったとか。

亀山城、という名前の城が複数あったが故の悲劇(喜劇?)として語られますが、現地案内看板では「真偽のほどはわからない。」と言ってます。

そりゃそうだ。

何の理由も無く自分の城を壊され始めたら
「ちょっと、ちょっと。」
と、普通は確認しますわな。

さて、亀山城はこんな城。

※現地案内看板

現在は、本丸と二の丸の一部がその姿をわずかにとどめています。


※現存多聞櫓跡。立派です。

昔、訪れたときよりも整備された気がします。

娘は、城よりも公園。

※そりゃそうだ。

その間に、前回は見た記憶が無い天守代用御三階櫓跡を見る。

※あったっけなぁ・・・?という感じ。

前回訪問時には、たぶんなかった整備された二の丸帯曲輪を発見。
娘に、
「あ、なんかあっちの方に楽しそうなものがあるよ。」
と騙してつれていく。

途中の切岸を見て
「すごいねぇ。」と、いうが娘の反応は薄い。

※この見事な切岸を・・・。

帯曲輪こんな感じ。


で、虎口が!見事!

ここは流石に娘もすごいと言ってましたが、
「もっと遊びたかったー。」と、ぶーたれられる。

※抗議の寝転がり。

帯曲輪の切岸


石積


排水溝


などなかなか見所あり。

その後公園に戻り娘を遊ばせる。

※父は土塁と思しき跡を撮影。

亀山神社には1300年代の宝キョウ印塔などもあって、油断がならない。


最後は移動して、何とも長いローラー滑り台を滑る。

※結構怖かった。

さぶかったです。
結果的に、城と家族サービスを一挙に。
と、今年最後まで城に行けて満足の父ちゃんでした。

今年も本ブログにお付き合い頂きありがとうございました。
それでは、良いお年を。

2 コメント

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Unknown (きっと)
2013-12-31 21:31:05
途中で断念した大掃除の疲れを癒そうとお邪魔しましたら”亀山城”の文字が・・・・

そう言えば三重県の亀山城の方が有名でした。
立派なお城でありますね~
ついでにお嬢ちゃまの姿を拝見しまして、牛子の小さかった頃を思い出しておりました。
順調にパパの弟子となるべく修行をされておられるようですね。将来が楽しみです。

今年はこちらを訪れることができまして、大変楽しい1年を過ごすことができました。
ありがとうございました。
来年も楽しみにしております、よろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えくださりませ~。
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あけましておめでとうございます。 (うらにわ)
2014-01-02 00:48:05
実家訪問で返信が遅くなりました。
今年もよろしくお願いします。
亀山城、ってあちこちにありますねぇ。この記事書く時に、すっかり作手の亀山城のことを忘れて書いてました。恥。

娘もまだまだ遊具の誘惑の方が強いようで、早く城そのものの魅力の虜になってもらいたいものです。

それでは、今年もご愛顧賜りますよう、よろしくお願いします。
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