長篠落武者日記

長篠の落武者となった城オタクによるブログです。

城納め 清洲城

2014年12月30日 | 落城戦記
今年の最後の城納めは、超地元の清洲城。


いつも年末とお盆に高校時代の友人と3人で会っております。例年夜会うのですが、昨日私が風邪でダウンして翌日の昼に延期されたのです。
いずれも現在は地元を離れており、地元に帰るであろう時期に連絡を取って会うのです。この人たち、特に歴史に興味はないのですが、珍しく「清洲城が見たい。」という御仁がおり、久々に行ってみることに。

何が思い出深いって、上記写真手前にある広場で高校時代、体育祭のダンスの練習に呼び出されてわざわざ夜遅く遠くまで自転車で漕いで向かった、という共通の思い出がある場所なのです。高校時代、私を含めもう一人はイケてないので、こういうダンス的な動きもさることながら、集団行動が苦手なのでイヤイヤ参加していた、という共有の財産がある場所だったりします。

そしてこの天守。
お城博士で有名な奈良大学学長千田嘉博先生は、こう言っています。
「なお現在、清須には天守型の博物館が建てられていて新幹線からもよく見えます。しかし信雄が建てた天守は五条川の対岸の西岸にあったので、位置は完全に間違っています。また天守の意匠や大きさも、本来あった信雄時代の天守にもとづくものではありません。」(「信長の城」 岩波新書 38頁)

そう。
この清洲城は完全なるFAKE。
そして、この天守を建てたことと豪勢な屋内プールを建てて財政状況が悪化した旧清州町は町長が交替したとかしないとか。

と、いう説明を城素人の2名にする私。

残念ながらこの日は天守に入れなかったのですが、結構来客があり駐車場は空けておいた方が良かったと思います。(少ない駐車スペースが奪い合いでした。)
さて、この天守の下に便所があったのですが、不思議な注意書きが。

「芳香ボールを持っていかないでください。」
持って行く人がいるんだ。。。使ってる奴を。。。
そ、そんな地元で俺は育ったのか、と、少々衝撃を受ける。

さて、そんな城素人のお二方に、本当の城を知っていただきたいと、川を渡り西岸に渡る。
そこに顔ハメがあったので、ハメ撮り。

※タモリ倶楽部で「ハメ撮り」と呼んでいたとは、写真右のツレの言。

その近くにある石垣の作成段階がわかる仕組みを説明する。
そして、清州古城跡にある神社を詣でる。


案内看板を見て衝撃を受ける。

信長と濃姫でこれからの恋愛成就のパワースポットと堂々と宣伝しています。
こ、これは、言ったもん勝ちなんだな。

さて、その後信長の銅像などを見たのちに名古屋名物のコメダコーヒーにいつものように入り浸る。
そして、気になっていたチョコノワールを頼む。


うーむ。
個人的にはいつものシロノワールが良かったです。
と、高校卒業後からえんえんと常に特に山場もない例会が終了。

ただ、一つ常と違ったのは、厄年で同い年の我々のうち、1人だけ独身だった人間が、ようやく長かった独身時代に終止符を打った、という報告があったこと。
一緒の生活を始めて色々と今までのお互いの違う生活スタイルのすり合わせに戸惑っている様に、私ともう一人は「結婚なんてそんなもんだ。」と、冷たく突き放していました。

S君に幸あれ。

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