長篠落武者日記

長篠の落武者となった城オタクによるブログです。

百間滝 ~縁起がいいらしい新城 百間滝編2~

2013年10月12日 | 縁起のいいまち新城
新城市最大のパワースポットと呼ばれる百間滝。

その威力は、かの有名な分杭峠を凌ぐとも言われる。

何がどう凌ぐのか。
それは、誰も知らない。。。

しかし、その滝の入口にある「気」の出る場所を、いともあっさりと発見した我々は、自らの欲望をなすりつけると満足し、ようよう滝へ向かうこととなった。

もっとも我々には、依然として一つ問題があった。
「パワースポット」が何かよく解っていない、ということである。

「で、パワースポットって何?」
「気分が良くなるんでしょ?」
「え。体にいいんでしょ?」
「え、あれでしょ、アレアレ。」
「ああ、アレね。」

結果的に年配の夫婦のようなアレアレで片付く。
アレアレ詐欺。
それはオレオレ。

もっとも、この旅に参加している人は、基本的に
「宝くじの高額当選すればいいのに。」
という点で共通している。

それでいい。
百間滝に向かうのには十分な理由だ。

ところで、百間滝に向かうこの道は、東海自然歩道だったりする。
なので、意外と本格的な山道。
足元には注意が必要。

足を挫きたい方はハイヒールで、というレベル。

結構急な階段を3分程下ると平坦な道となり、滝の上流に出ます。


今回、参加者が多く列が長い。
すると先頭の方から
「縁起がいい!」
との声が。

「何が?」
と、慌てて他の者が先頭に追いつき理由を聞く。

「ヤマカガシが川の向こうへ逃げてった。毒蛇と遭遇しないで済んだ。運良すぎ!」

ヤマカガシ

※出典:wiki

毒蛇です。
自然が一杯のこの場所には、こうした危険も潜んでおります。
wikiによれば、元来おとなしい蛇だそうで、刺激しなければ噛まれないそうです。
要は、ワイワイ言いながら歩いていけば逃げていく性質ともいえる。

この時点で我々は百間滝に過剰なまでの期待をしており、いつの間にか「全てを良い方向に捉える。」という状態となっていた。超ポジティブ思考。
きっと大怪我して血だらけで腕が変な方向に曲がっていても、「死ななくて良かったね。」と皆で喜び分かち合うことだろう。
まさに卑弥呼もびっくりな集団トランス状態。
宝くじ、いや、パワースポットの威力とは恐ろしい。。。

さて、まずは滝を見ることでパワーを貰うこととする。
宝くじ当選を祈願するのに最適な、滝全体を見渡せる滝壺方面へ降りていきます。

途中、土石流でちょいと危険な感じになっている橋の前で立ち止まる。


なぜ立ち止まるのか?

いやね、この橋の先に見える淵に、白い鯉が見えると好運が訪れる、という話がある。」
とのこと。


そんな話をどこで聞きつけてくるのか不思議だが、皆、色めきだつ。

目を凝らして淵を見る。
退職日まで数日となった老刑事が、長年追いかけている犯人を見つけようとしているかのように。

執念深く観察していたM田氏が言う。
「あ、あれ、そうじゃないか。」


「何!」

私は必死に駆け戻った。
私も見たい。
宝くじ当てたい。(結局それだ。)

全速力で駆け戻り、
「ど、どこだ!?どこどこどこどこどこどこどこ?!」
と鬼の形相で聞く。
「ほら、あそこらへん。見えない?」

彼の指差す方向を、写真やカメラのズーム機能を駆使して迫る。


が、無情にも、ズーム画面には何も映らず。
無念。
確かにそれは彼に見えたのか。それとも気のせいだったのか。
それは誰にもわからない。。。
しかし、彼に見えたのであれば、彼だけに見えたのであれば、彼にはきっと好運が訪れるのでは無いだろうか。
ちなみに、ここまでは百間滝編1の動画に収録されています。

そうこうしながら、ようよう、百間滝が見える場所へ到着する。

すると、先発隊のうちで、既に祈りを捧げている者がいるではないか!

※鬼気迫るものがあります。

そして、速攻でスクラッチを削る!

※やはり鬼気迫るものがあります。

やはり若いと早い。
いろんな意味で。

そして、出るのも早かった。
結果が。

その結果は、彼らの苦境を救うことにはならなかった。
彼の苦しい生活は、次の給料日まで続くこととなった。
うなだれる彼らを見てオジサン達は思った。

そうそう僥倖は訪れるものじゃないんだよ。
地道が一番。

と、思っていると、振り返れば祈ってる奴がここにもいる!

※振り返れば奴がいる。織田裕二もびっくり。

さすがに年季が入っているだけに祈りの姿勢が良い。
さすが前回も鳳来寺で祈りを捧げたM田氏だけのことはある。

スクラッチくじにマイナスイオンを浴びせて削る!

その結果は、彼に住宅ローンの繰上返済をさせようとはしなかった。
肩を落とすM田氏。

『皆、必死かっ!』
と、心の中で呟いていると、目を疑う光景がそこに。

『くらしっくぱんつ褌。』
え、褌?
一体何をなさるのですか?
目が点になる一同を横目に、I泉氏は、若大将のゆうゆう散歩よりも、悠々と着替え始めた!

そして、ふんどしに着替えた彼は、準備運動を済ませると、やにわに川へ飛び込んだ!



※お好きな方にはたまらない素敵な褌姿は2:08あたりから。

豪快な水しぶきがあがる。
思わず歓声をあげる一同。

そして皆が見守る中滝壺に近づいていく。

※良い子は決してマネをしない。

そして、彼は滝に打たれ始めた。
プールに入る前にシャワーを浴びた少年のように。


なぜ男は上から流れ落ちる水を見ると祈りだすのか。
それは男だから。

それ以上の言葉はいらない。

ちなみに、この模様は動画で詳細にレポートしていますので、是非動画を御覧ください。

次回、お好きな方にはたまらない、褌百間滝はいよいよ佳境へ!
ご期待ください。


3 コメント

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お、おもしろっ! (山江まろん)
2013-10-15 16:26:23
次で、スクラッチ大当たりとなるわけですね。
わかりました。
ふんどし、嫌いじゃないです。
もう、何年か、いろいろな武将を検索でさまよってますが、ウィキを越えたブログは、はじめてみました。
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そうなんですね! (きっと)
2013-10-15 17:27:36
まろんさん、はじめまして。
ここは何かわからんけど、すごいなあと思いながら読ませていただいてましたけど、
正に、そうなんですね!
Wikiを越えてるんですね。あーやっと納得できました。。
そうなんですよ、ここはもはやWikiを越えてるんですよ。
返信する
ありがとうございます。 (うらにわ)
2013-10-16 03:26:45
今後の展開は、乞うご期待、ということで。
脳内に思いつくことを垂れ流しているだけですが、面白がっていただければこんなに嬉しいことはありません。
返信する

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