音楽や話言葉は、時間のつながりによって成立する。
すなわち、耳に入る音の変化で音楽や言葉を認識するために、そこに、時間が介在する。
勿論、映像にも、時間が介在する。
けれども、風景の場合、止まっている、もしくは、ゆっくりと流れていると、言われることがある。
動きが速くなり、せわしいと言っても、人間の行動の速さを基準にしているにすぎない。
しかし、風景の中に美を見出したとするならば、美が見えるのは、一瞬のことである。
ただ、一瞬の美は、無数にあって、それが、連続的であったり、単発的であったりする。
それは、音の速さの比ではない、光の速さの「一瞬」なのだ。
キラッと。
[啼かせてみよう 本歌鳥のコーナー]
「しゃぼん玉飛んだ屋根まで飛んだ 屋根をこわして飛んでった」