南飛騨からこんにちは

田舎で農業しながら、日々気になること、ふるさとのこと、おもしろかったこと、趣味のことなど気軽に書きます。

エリック・ドルフィーのマイナーレーベル盤

2014-01-13 | 音楽

最近ドルフィーの珍しい二つのCDを聴く機会がありました。この種の盤は、メジャーで発売されたものの別テイクであったり、すこし録音に問題があったりします。やはりコレクター用というところです。

ミューゼズ(マシュマロレコード)の方では、録音スタートが間に合わずスタートが録音されていなくて途中から音が大きくなったりする曲があります。もう一つの2CD(ドミノレコード)の方は、CD1はメジャー盤のラスト・デイトと同じ曲から始まります。パリでのラスト・レコーディングのもののようです。CD1の7曲目はスプリングタイムとなっていますがアランフェスでした。

ミューゼズ

パリ・ラストレコーディング

 

 

 


レイ・チャールズ

2014-01-12 | 音楽

これまでレイ・チャールズはあまり聴いていませんでした。以前紹介したクレオ・レーンと録音したポギー&べスと亡くなる少し前に出したデュエットくらいでした。この二枚とも素晴らしいのですが、なかなかレイまで手が広められなかったのが実情です。

 

ところが例の「エイト・クラッシック・アルバム」(8LP)でVol1、「セブン・クラッシック・アルバム」で(7LP)Vol2が出ていて先日一挙に沢山のLP音源CDを入手することができました。まだ聴き始めたばかりですが面白そうです。

Vol1.2にそれぞれミルト・ジャクソンと組んだLPがあります。タイトルは「ソウル・ブラザーズ」と「ソウル・ミーテング」です。LPジャケット写真はVol1は上段・右端とVol2は下段・右端です。本当に楽しいピアノやサックスを弾いています。歌手としてのイメージが強かったのですが演奏家としても素晴らしことを今頃知りました。

 

 


アンバートン

2014-01-10 | 音楽

アンバートンは、日本で最初に紹介されたルイス・ヴァン・ダイクトリオがバックの「ブルー・バートン」や「バラード」、その後の「恋の如く」そして

  

日本で企画された「ニューヨークの想い」「雨の日と月曜日は」「バイ・マイ・セルフ・アローン」そしてダイレクト・カット盤の「サム・アザー・スプリング」など聴いてきました。

  

先日、ジャズをよく聴いている知人がふと「アン・バートンって下手だね」と一言いうので、エーそうかと思いながらなぜかと考えてみました・・・

これまでしっとりした唄い方が落ちつけて良いと感じていましたが、反面アメリカ出身の歌手のようにジャズ的なスイング感はチョット弱いかなと・・・知人の言っているのはこの部分かな・・・と察しているところです。


禅昌寺へ

2014-01-06 | 写真

久しぶりに萩原町へ買出しに行き、帰路禅宗・妙心寺派の禅昌寺へ寄りました。自宅から北へ約20kmの国道41号沿いにある古いお寺です。近くにはJRの高山線禅昌寺駅があります。新しくなった禅昌寺駅と駅前にあった道祖神のような石像です。残念ながらまだ正月休みの延長で歴史資料館などは閉まっていました。

  

禅昌寺は、享禄元年(1528年)頃に、飛騨国萩原郷の桜洞城主・三木直頼(みつきなおより)により、三木氏の一族出身といわれる杲天宗恵(こうてんそうけい)が創建し大雄山円通寺の明叔慶浚(みんしゅくきょうしゅん)大和尚が開山したとされています。最初の創建地は、萩原郷の桜洞城近辺とする説と、現在の中呂説があります。天文23年(1554年)に慶安年中(1648年 - 1652年)に中呂の大雄山圓通寺の寺号を禅昌寺と改め現在に至っているとのこと。山門には、三木氏と同じ家紋が掲げられています。

山門写真

庫裡

本堂

本堂内部

かって三木氏は飛騨守護京極氏の飛騨守護代でした。三木氏が飛騨に勢力を築くきっかけとなったのは、応永十八年(1411)に起った「応永の乱」で、この乱は、姉小路尹綱が所領問題をめぐる幕府の措置に怒り、幕府に通じていた小島・向小島の両城を攻撃したことに始まり、姉小路の行動は、幕府に対するあきらかな挑戦であったため、将軍義持は京極高数を大将に命じて姉小路氏を討伐したそうです。このとき、三木氏も京極氏に属して出陣し軍功をあげたため三木氏発展の原点となった益田郡竹原郷を与えられました。

その後、三木氏は豊臣秀吉配下の金森氏に攻撃され滅亡しました。現在この地域で三木氏の末裔として姓が残るのは小坂・乗政・火打地区のお寺の住職といわれています。


 


「三番叟」ダイレクト・カットLP

2014-01-01 | 音楽

新年に聴く三番叟のLPがあります。三番叟は、子供の頃からお祝いのときに踊られると教えられています。地元の舞台のこけら落しに最初に踊られた記憶があります。三番叟の舞は五穀豊穣を寿ぐといわれ、足拍子に農事にかかわる地固めと、鈴ノ段では種まきを思わせる所作があり、豊作祈願の意図がうかがえるそうです。

オーディオが盛んな時代、東芝レコードからダイレクト・カットの三番叟と五条橋のLPが出され入手しました。歌詞は良く理解していませんがおめでたい唄ということで年一度かけて気分を新たにしています。

このLPの音は本当に素晴らしいです。マイク→調整卓→カッテイング・マシーンへ取り込まれているから介在する機器が最少で優れていることに違いないのですがこのダイレクト・カット盤は、特にリアルなのです。

この水準のダイレクト・カットでヴォーカルやジャズ・インストをたくさん録音してほしかったのですが、これまで他に出会ったダイレクト・カットで気に入っているのは、以前このブログで紹介しましたが、1977年アメリカで製作されたビル・ベリーとエリントン・オール・スターによる「FOR DUKE」(M&K RT-101)くらいです。このLPは演奏・録音と良い出来でした。