飛州志は、飛騨地方の歴史や風土をくまなく調査した貴重な江戸時代の古文書で、飛騨地方の歴史を語る上で欠かせない書物です。
飛州志は、飛騨代官長谷川忠崇(ただたか、ただむねとも読む)が時の将軍徳川吉宗の命を受け編纂されました。
長谷川忠崇は、公務のかたわら子供の忠雄、一徳、忠知の協力で四年の歳月の調査を経て完成しました。しかし、命令した吉宗が死去し報告されず、その後忠崇も病死したため、死後70年、文政12年(1829)一徳の孫一陽が校訂浄書し幕府に献納したと言われています。
明治末期に宮原積知事の指示で富田禮彦(とみたいやひこ)によって編纂された「斐太後風土記」も「飛州志」を基礎にしており、その後のこの地方の史誌に広く引用されています。
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私も飛州志は飛騨の歴史調査のバイブルのようなものということで、ぜひ見てみたいと数年前調査をした結果、国会図書館のデジタルライブラリーに、明治末期の岡本利平という人が活字にした書籍がPDFファイルで公開されていました。これをダウンロードし冊子にしました。
この記述の中に飛騨地方をおさめた三木党の項を見ると、私たちの遠い先祖(細江氏や熊崎氏)が家臣にいたことが分かります。
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また、最近になり国会図書館のデジタル化資料に飛州志の一部が公開されていました。今後全体が公開されるものと思われます。
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