南飛騨からこんにちは

田舎で農業しながら、日々気になること、ふるさとのこと、おもしろかったこと、趣味のことなど気軽に書きます。

チャーリー・ヘイデン死去

2014-08-29 | 音楽

先週、チャーリー・ヘイデンとキース・ジャレットのCD「ラストダンス」を手に入れ聴きました。演奏を聴き、タイトルを見ると、なにかお別れのあいさつのような静かなさみしい内容でした。最後の曲はていねいにグッドバイです。本当に変な予感がするCDでした。

それが今日いつもの名古屋の喫茶店で「ジャパン・ジャズ」を見るとチャーリー・ヘイデンが7月11日死去し、追悼特集が組まれていました。あーやっぱりか・・・と思いながら記事の中でも「ラストダンスCD」はこれを予期して録音していたものと思われると書いていました。

突然の死について記事では、15才のときポリオで声帯が麻痺してしまい歌手志望からベーシストへ変更した経過があり、死因はポリオが関係する多臓器不全だったとなっていました。

  

チャーリー・ヘイデンは、カーラ・ブレイやドン・チェリーらと「リベレーション・ミュージック・オーケストラ」や「戦死者たちのバラッド」「ドリーム・キーパー」など革新的なジャズを発表しています。特に「リベレーション・ミュージック・オーケストラ」は、多くのスタジオで録音も拒否され大変だったと伝わっています。

 

一方で「オールウエイズ・セイ・グッバイ」や「ナウ・イズ・ザ・アワー」「ノクターン」「アメリカン・ドリーム」など聴くと懐かしくホットする優しい心が伝わるようなCDもいくつか出しています。

    

また、ポリオという病魔を経験し、これを克服しながら革新的音楽を追求する反面、ノスタルジックな気持ちにさせる優しさを大切にしていたのかなと思います。好きなアーチストでしたが残念です。哀悼の意を表します。

 

追記

CNN記事より引用

(CNN) 70年にわたって幅広い音楽ジャンルで活躍してきた米ジャズベースの巨匠チャーリー・ヘイデンさんが11日に死去した。76歳だった。レコード会社のECMレコードが13日に明らかにした。長年の闘病生活の末に、妻と4人の子どもに看取られて亡くなったという。

ヘイデンさんは1930年代、1歳10カ月の時に両親のカントリーバンドでラジオにデビューした。10代でベースを弾くようになり、57年にアイオワ州からロサンゼルスに移って60年代にオーネット・コールマンのバンドに参加。フリージャズの父として知られるようになり、自らリベレーション・ミュージック・オーケストラやチャーリー・ヘイデン・カルテット・ウェストを率いた。

コールマンをはじめジャズ界の巨匠多数と共演し、グラミー賞を受賞したほか、2012年には音楽家、作曲家、バンドリーダー、教育者、プロデューサー、活動家としての長年の活動が評価され、米国立芸術基金(NEA)のジャズマスター賞を受賞している。

NEAはヘイデンさんの功績を、「ベースは叙情的で表現豊か。ジャズからカントリー、ワールドミュージックまで、幅広い音楽ジャンルを網羅する」と紹介している。

 

 


TV用音声にデジタルアンプ

2014-08-28 | 家電など

以前、アクティブ・スピーカーを液晶TVの音声に使用したことを紹介しましたが、今回グレードアップしデジタルアンプを採用してみました。

sonyの40インチ液晶TVを使用していますが薄型化によって内臓スピーカーはフレームの下側に下向きに付けられていて、TV台の天板に反射させる構造になっているため音声が聞きとりにくく、特にわたくしの耳は高音の感度が悪くなっているため別置きのスピーカが必要です。TV台にスピーカーがセットされたものが販売されていますがちょっとお高いようです。

今回、手頃な2450円というデジタルアンプを購入し、スピーカーは以前リサイクル店で見つけたものを使用しました。

セッティングしてみましたが出力は25W×2、トーンコントロール付です。

このデジタルアンプに対する評価は高い書き込みと低い書き込みがありましたが、作りも良く音質も大変明確で抜けの良い素晴らしいものでした。TV用として十分と思います。

 


白菜のネコブ病対策

2014-08-27 | 農耕

数年前白菜数十株にネコブ病が出るようになり土壌をアルカリ性にしたり有機肥料を多くしたり苦慮しましたが改善せず、農業試験所の文献で「フロンサイド」を根元に入れて栽培すると少ない薬品量でかなり効果的に抑止できると紹介されていました。これを参考に「フロンサイド」を使用した結果昨年くらいから数株の発症で止まっています。

 

今月のJA飛騨という冊子に「オラクル」というネコブ病に対応した農薬が紹介されていました。「フロンサイド」は「静菌作用」で押さえているが「オラクル」は菌を直接叩く薬剤だと紹介されていました。

これは少し調べる必要があると思いネットで探すと長野県がすでに「フロンサイド」と「オラクル」をキャベツで比較栽培して報告していました。

両者あまり差がないように思いますが、土壌中の菌が少なくできる作用がある点では「オラクル」が良さそうでした。

なお両者「普通物質」で人畜への毒性については心配ないようです。


盂蘭盆念仏も終わりました

2014-08-24 | ふるさと・行事

今年も盂蘭盆念仏が終わりました。

盂蘭盆念仏はおそらく江戸中期頃白隠禅師の来飛により行われてきたものと思います。伝統行事を残そうと地域の人たちが毎年取り組んできました。

念仏は、13:30公民館を出発して区内を憧を打ちながら観音堂へ向かいます。


観音堂へ着くと外でまず念仏をあげ堂内で途中休憩を入れながら15:00頃まで念仏を申し上げます。

 

終了後、堂内と外で餅投げです。餅に赤い数字が書いてあれば賞品と交換できます。

https://www.youtube.com/watch?v=DV3MJZDqxMA

この行事が終わると子供たちは夏休みも終わり明後日から学校です。大人は、秋冬の農作物の本格的な準備に入ります。


 

 

 


観音堂の当番

2014-08-21 | ふるさと・行事

昨年も観音堂の当番の件はブログへアップしました。

17日から23日まで、朝から一日観音堂で過ごし、夕方に子供たちの数珠回しをしたあと菓子撒きをして終了します。

観音講は江戸時代からの宗教活動ですから、地域の旧家を中心に7つの組がつくられていて、当番は組の順番で担当します。24日は盂蘭盆の最終日で、午後から12人の男性による念仏申し上げがあります。そのときの食事や、最後に撒く餅の準備などは別当という役が担当します。かっては、観音堂の田んぼがあり、観音講の中心となっていた旧家が作付をして収穫した米で餅をついていました。

私が中学生のころまで多分観音堂建立当時に植樹されたと思われる銀杏の巨木があり、村のシンボルのようでしたが、しばらくして台風時に枝が落下するなどのトラブルがあり切られてしまったようです。

巨木が分かる写真がないか探しましたが、私が中学生のとき上の方から撮影したモノクロのものしかありませんでした。