入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’20年「冬」(59)

2021年01月15日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 この独り言も開始してから2700日以上と、かなりの年月になる。最初から呟きの中心には入笠牧場を据えていたつもりだが、現在のように里にいてそれでも牧場のことを話題にしようとすると、結構難しい。それでもまあ、古来稀なる年齢を過ぎた一人暮らしの男が(また言ってる、と彼は思うだろう)、飽きもせずに独り言ちる喜怒哀楽の入り混じった他愛のない話題を、暇つぶし程度に聞いてもらえればと思って続けてきた。
 このややこしいご時世でも、そっちの方のことはまたしかるべき筋の人の言うことに耳を傾けてもらって、ここでは風が吹いた、鳥が鳴いた、花が咲いたというようなことを、今後も努めて呟いていきたい。山室川を流れるような清流ではないが、どこかの小川の少し濁ったくらいの水、呟きであると改めてご承知の上、腰の曲がったご婦人の美容体操、高音の出なくなった老声楽家の誤魔化し・・・、のようなものと思って、あまり咎めてくださるな。

 きょうの写真も、13日に入笠へ行く途中、開田に出た所で撮った1枚。逆光はこの時間、この場所では致し方ない。当日の朝の雪景色だと分かってもらえれば充分で、中心に写っている山は仙丈岳。この開田からさらに北にむかって歩き、時には林を通る径や、「ムツヅカ(六塚?)」などという古い墓地跡を通るなど、その夜の気分で1時間から1時間半ばかりを歩く。晩酌は5時ごろから始めるため、散歩に出る9時ごろには酒の影響はほとんどない。
 今ならまだ中天にオリオンを見上げながら歩いている。いくら晴れていても、その夜によって星の輝きが強かったり、弱かったりと違って見え、また色々な星や星座が見えているはずでも、オリオン生命(いのち)と、冬の夜空の主役の振る舞いを仰ぎ見ながら、神妙になって歩く。
 一日いちにちは同じように、また呆気なく過ぎ、それでも取り立てて不満でも、空疎だとも思わない。きょうもこれを終えたら風呂に入り、それから読め読めとせがむ本を相手に古代の旅に出て、その間にちょっとばかり世の中のことに首を突っ込み、それですぐまた夜を迎える。それで一向に構わない、と思っている。
 
 先日呟いたように車で上がれなければ、通勤路なら山スキー、法華道ならスノーシューズに頼るつもりでいるが、さてそれがいつのことになるのやら。
 K山君、了解しました。自分の車で来て、単独行なら、covid-19などは問題ないと思う。ただし、やはり夜話は控えた方がいい。特にあの人とは。クク。
 本日はこの辺で。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする