入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

      牧人の「 真夏の夜の夢」

2013年07月29日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

 天気:雨、気温:16度C(正午)

 今日は終日雨の予報。各牧区の巡回と電気牧柵の点検。異常なし。第2検査場とJAXAの天文台裏で、鹿各1頭の捕獲を確認。
 
 さてさて、こんな天気の日は、シェイクスピアだかベルリオーズだかどちらでもよいが、夜には少し早いこんな真夏の夢はいかが。
 入笠の山域を気に入ってくれたある篤志家の応援を得て、キャンプ場の大整備が始まる。テントは、以前アメリカの保養地で見たようなベット付の豪華な作り5、6張り(モンゴルで泊まったパオ、あれはだめですイサノさん)。
 シャワールーム、水洗トイレも新たに設置。もちろん、テント持参の従来型のキャンパーもウエルカム。
 訪れる人の多くは老若男女いずれのお方も徒歩で、芝平から法華道を、あるいは沢入から、はたまた青柳から旧来の登山道を利用。もとよりテイ沢やヒルデエラ(大阿原)、高座岩なんて先刻ご承知の入笠通。南沢や程久保の原生林や、反対峠、さらに鹿嶺高原まで足を伸ばす、そういう人、人、人。
 山小屋「農協ハウス」は、もう少しコウジーで洒落た個室に改装し、冬期の運営も当然行う。スノウシュー(ズ)愛好者サマ憧れの「アラスカの森」と幾つかの放牧地を、条件付きで解放。
 そしてここからが重要、まさに真夏の夜の夢。
 思い切って、最低でも350ミリあるいはそれ以上の大型天体望遠鏡を、これまた5,6台を第2牧区の最上部に設置する。広い広い夜空に星、星、星(そしたら貞氏にお願いして、破格の価格でドームも建ててもらう)。
 
 そしていつしか、そう、名実ともに此処は「銀河鉄道の始発駅」となり、夢膨らませた人々が、遥かなる銀河へと旅立ってゆく。
 いってらっしゃい。

付記:もちろん、これは真夏の昼寝の夢で、歩いて登ってくる人だけをお待ちしているわけでは、ありませんヨ。

      
                       
   
  
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囲い罠の鹿の数、なんとさらにもう1頭!

2013年07月28日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
 天気:晴れたり曇ったり、気温:22度C

 囲い罠に1頭の残留鹿がいることは既報の通り、ということで終わるはずが、ここしばらく姿を見せないと思っていた鹿が、いつの間にか2頭に。
 昨日、遠くに鹿の草を食む様子を見ていると、そのすぐ傍で動くものが。例によって双眼鏡で確認しようとすれば、明らかに尻をこちらに向けた鹿だ。
 前回と異なり、間違いなく罠の中。
 頭数確認には、些か自信がある。一挙に41頭捕獲したときも数え間違いしなかったし、30頭のときも。今回は8頭である。
 考えられることは二つ。一つは、殺処分のときばかりでなく、罠に入ってしまったときからずっと身を隠していたという可能性。二つ目は、罠の中で出産した、という可能性だ。
 どちらの可能性も、否定するしようと思えばできなくはないが、2頭いるという事実は否定しようがない。
 証拠写真を撮ろうと努力するも、とうとう2頭一緒の写真は撮れず。現在使用のカメラでは残念ながら無理かと。
 
 鹿は同じ偶蹄類の牛には、警戒心を持たない。牛がうざったいと追いやろうとしても、お義理程度に身をかわすだけ。牛は管理人には慣れているから警戒心も緩いが、それでか、鹿もかなり近づいてくる。ウーン情が湧く。

                 
                   センジュガンピ
                 
                     アザミ 
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まだまだ此処は穴場、星を見たい人もいらっしゃい

2013年07月26日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

 天気:晴れたり曇ったり、気温:22度C
 
 何年か前、内モンゴルのシラムレン大草原に行った縁で、今も付き合いが続く「XXXXXと草原の会」の面々来て、昨夜は蓼科に泊まる。大酌、大酌また大酌で、途中から完全に記憶飛ぶ。
 夏の蓼科と言えば、若いころ車を都合してよく行った。実際は何もないのだけれど、ワクワクするような期待感が今も懐かしい。
 朝ちょこっと風呂に入っただけで、もっとゆっくりすべきだったと反省。

 辰野方面からお孫さんを此処へ連れてきて、飯盒炊爨を体験させてあげたいというはやしさん、ぜひいらしてください。このキャンプ場は、直火が焚けます。日程につきましては、お盆の繁忙期を過ぎた2案の19日、小屋どまりをお勧めします。
 箕輪の紅葉湖から守屋山の横を通り152号線にでます。右折して少々走ると、左手に国立高遠少年の家の案内板があります。これに従って松倉の集落を過ぎると、入笠方面にゆく細い道が右手に見えてきます。以後千代田湖、芝平峠、と舗装された道をたどれば着きます。
 牧場手前3キロほどの場所、通称「焼き合わせ」という所に左へ登っていく未舗装の道があります。そこに入笠山頂への道標がありますが、無視してあくまでも舗装路を進んでください。この道標のために、折角の牧場やアルプスの眺めを知らずに済ませてしまう人がたくさんいます。
 牧場内を2キロほど走ると舗装路は二分します。左折せず直進、「長谷方面」です。そこからは1キロもありません。

 中沢さんや貞氏には、別の方法でコンタクトします。あしからず。
 今、下から吉報が届く!どうかうまくやってくださいヨー。
   

 

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牧場のキャンプ場も、夏の最盛期を迎える

2013年07月24日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
 天気:雨、気温:18度C(正午)

 梅雨が戻ったかのような天気。
 しかしそんな中、東部支所のI所長、農機具担当のベテランK氏が登ってきて、大所の草刈を行う。写真のような大型のトラクターで、見る見るうちに草を刈っていく。一人ビーバーで奮闘していた昨日までが嗤える。
 今年は牛の入牧頭数が少なく、牛を入れない牧区の草を有効利用するため、サイレージなどへの用途もありはしまいかと進言するも容れられず。しかし、こうして見る限り、何が問題なのか? K氏も、否定的ではない。「大型トラックで搬送するより、自走させた方が早いぜ」、というアドバイスも。やる気をだせよ!

 本格的な夏のシーズン到来、いろいろな問合せも増える。今年は試みに、牧場の一部を一般に有料開放することを計画。キャンパーはその料金込みで、お一人様700円(但し、タープは別途)。要は、占有する面積と人数、というふうにご理解されたく。
 水質検査の結果も全く問題なし、水量もまずまず。

 富士見町の入笠への交通規制については、はなはだ頭が痛い。大いに問題もある。あるが、もう少しこらえる。8時前に規制区間を通過してしまうとか、他の経路から上がるとかの方法もある。また、牧場のキャンプ場や小屋を含め、周辺の宿泊施設を利用する場合は恩典もある。
 今日の問合せの中には、以前に来てビールを馳走されたという人も。こういう人が結構いて、多くは単独。しかし、これを読んでもどうか期待しないでもらいたい。中には当然のようにそれを求める、そう、あなたのような人もいる。
 ともかく、問合せの彼は、下から歩いt登ると。嬉しいかぎり。いろいろな場所を紹介したり、案内もしてあげたい。もちろん、ビールだって、鹿肉だって!

 


 今ならすぐそばで、牛が見える。8月2日の中間検査までは、確実。そのあとでも、 できるだけ道路周辺の牧区に放牧の予定。





                      

                      
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昨日行った鹿殺処分の顛末他

2013年07月23日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
 珍しく和牛3頭が揃う
 
 天気:晴れたり曇ったり、そしてにわか雨も、気温:・・

 昨日囲い罠で捕獲した鹿は8頭。しかし、殺処分した頭数は7頭だ。1頭数え間違いしたか(そういうことはまずない)、どこかに潜んでしまったのか。
 今日、その囲い罠に第1牧区の牛を移動させる。そして、それに協力してくれた県の人と話していると、囲い罠の奥のフェンスの内側に2頭のシカが見える。1頭なら分かるが2頭では合点がいかぬ。で、双眼鏡を取り出す。
 やはり2頭で間違いない。それにしてもその双眼鏡に見える2頭のうちの1頭の姿、大きい。そんな鹿を見逃すだろうか。
 不審に思いながら目で追ってくと、不意に鹿は背後の森へと姿を消してしまう。てっきり囲い罠の中にいると見えた1頭は、罠の外だったと知る。
 どうやら親鹿が、離れ離れになってしまった小鹿を案じ、危険を冒して様子を見にきたものらしい。

   

 

                            

 「御所平」と呼ばれている宗良親王ゆかりの地につきお問い合わせいただきました。残念ながら、正確な場所はいまや不明ですが、本家「御所平峠」の近くにある小さな泥池の傍と、伝えられているそうです。付近には、物見のためにしたことか、小屋掛けしたような跡も残っています。

 TDS君、ありがとう。今日から早稲田中学の生徒が一回につき90人ぐらいづつ、テイ沢からヒルデェラ(大阿原)に入ります。総勢約350名ほど。多くは、やがて君の母校の生徒になるのでしょう。
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