入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’17年「秋」 (39)

2017年09月30日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 絶好の秋日和が続いている。気温の急激な変化で、権兵衛山の落葉松の林はまるで薄い赤茶色をひと刷毛塗り加えたように見える。山全体が夕日を浴びて、赤みはさらに濃くなってきた。雲のない深い青空がゆっくりと暮れていく。
 
 D田さん夫妻と、氏の友人のS田さんが久しぶりに顔を見せてくれたが、静かな週末で終わりそうだと思っていた。そこへ二組、キャンパーがやって来た。こんな素晴らしい天気に、いくらなんでもと思っていたからこれで少し安心した。



 今夜は里で用事があるが、久しぶりに天体望遠鏡を出したので、引っ込みがつかなくなってしまっている。どうしたものか。

 これからの季節は時代遅れの山小屋がオススメ。キャンプ場及び山小屋の営業内容につきましては、「H29年度の営業案内」「続H29年度の営業案内」を参考にしてください。

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     ’17年「秋」 (38)

2017年09月29日 | 入笠周辺の山と谷


 文句なしの秋日和、予定通り種平小屋夫妻と芝平の諏訪神社から「初の沢」に入渓し、特に困難もない気持ちの良い谷を2時間半ほどかけて牧場に達した。さらにしばらく遡行を続け公道に出て、そこからは「岩っこルート」を選び、下降路の判然としない所もあったが、何事もなく出発点まで下った。下降に要した時間は、途中「岩っこ」で昼食のため休憩したが、1時間半くらいだったと思う。初の沢は初めて、岩っこルートは2回目になる。



 事前に連絡してあったUme氏とは、岩っこルートに下る際に言葉を交わすことができ、心配して早朝に電話をくれた北原のお師匠とも、神社から再度車で牧場に上ってくる途中で出会えた。Ume氏のきょうのPHは、また近々に、ご期待を乞う。
 牧場に戻ってみると牛奴らが、塩をくれろと走ってきた。その後、少しうたた寝をした。もう6時半、外は素晴らしい上弦の月が中天に輝いている。最近、夜の山道を帰るのがすっかり日課になってしまった。
 
 いつものように、今回もあまり詳しいことは書かないでおいた。ただし「種平小屋」でも今回の山歩きについては検索できるから、そちらの方でより詳しい情報を得ることができると思う。
 なお、この初の沢は最終段階で牧場内に入り、岩っこルートも出発点は牧場から始まるため、計画に際しては必ず事前に許可を得るようにしていただきたい。

 これからの季節は時代遅れの山小屋がオススメ。キャンプ場及び山小屋の営業内容につきましては、「H29年度の営業案内」「続H29年度の営業案内」を参考にしてください。


 

 
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     ’17年「秋」 (37)

2017年09月28日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 久しぶりに、雨の中を非持の集落から山室を通ってきた。その途中の沿道に、雨に濡れたコスモスの花が目に付き、つい無理をして1枚だけ写真を撮った。電線が入ってしまうのは分かっていたが、こんなふうにススキに邪魔されるとは思わなかった。
 山道に入るとこの時期だというのに、たくさんの落ち葉が目立つ。落葉松に加えてヤマザクラの色付きかけた葉や、コナシの葉もたくさん散っていた。昨日からの雨のせいに違いない。葡萄や、漆の葉にも赤や黄の色が混ざり、すでに赤く染まったカエデの木も牧場内の「初の沢」近くで目にした。次から次へと艶やかさを見せ始めた森だから、雨降りでも、晩秋に味わうような侘しさはない。ただ里では、いつの間にか蕎麦の花は散ってしまい、刈り取りの終わった田が増えた。
 こんな天気だというのに山室川では釣り人がいたし、ツタウルシに飾られた落葉松の林にはカメラを持った人がいた。明日からしばらく、また好天が期待できる。そろそろ、紅葉の問い合わせが来るようになった。

 この国の政治家には開いた口が塞がらない。政治家とは、その職をやっていたいだけの人たち、なのか。最近いやでも耳にする誰それだかの醜聞など、軽いかるい。戦う前から、命乞いしている武人なぞいるか。それも、言いたくないが、女性剣士(?)を相手にだ。
 そんな大それた問題ではないが、この辺りでもよく分からない、おかしなことが起きている。必要になったら、ここで詳報する。

 きょうTKO君から新米をもらった。旨い酒と肴に新米を加えて、平和な秋の夜を寿(ことほ)ごう。

 焚火が恋しい季節、当キャンプ場は一応「直火可」。ただし所定の場所に限られ、どこでもそれができるわけではないので念のため。
 これからの季節は時代遅れの山小屋がオススメ。キャンプ場及び山小屋の営業内容につきましては、「H29年度の営業案内」「続H29年度の営業案内」を参考にしてください。

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     ’17年「秋」 (36)

2017年09月27日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 9月は雨が多く、そのくせキノコは駄目という、今年はよく分からん秋の始まり方だった。その雨が祟ってか、今月の売り上げが対前年度比でわずかながら負けた。今年度で初の黒星だった。しかし、ということは、今年のこれまでの営業成績は、決して悪くなかったということになる。
 この半年ばかりを振り返ると、キャンプ場も山小屋も割合に平穏だった。それでいて、というか、それでこそ、好ましい営業ができたと思っている。混雑が予想された5月の連休やお盆のころも利用者にとっては、他所に比べれば静かで余裕のある野外生活や、山小屋生活が楽しめたのではないのだろうか。
 それにしても天気には、全く泣かされてばかりいた。新月の時期、毎月でも出掛けてきたかったはずの〝星の狩人″かんと氏やTBI氏がいい例だが、4月と5月に来ただけで、予約こそ来るも悪天がそれを阻み、声はするけど姿の見えない人になってしまった。まあかんと氏の場合は、自身が「雨を呼ぶ」という噂を聞いたこともあるのだが。

 きょう、下から畜産課長、同係長、それにコンサルタントのY氏も来て、草の状況を見ながら牛の下牧時期の検討を行った。10月の初旬とするか中旬まで残すかを思案しているそんなときに、7頭だけ先行させろという連絡がいきなり入ってきて当然ながら当惑、混乱した。で、その7頭と一緒にもしマッキーも下ろせるなら、残りの牛は牧区を一緒くたにして中旬まで引っ張ろうかという線で大体落ち着いた。
 この牧場には、マッキーさまによる自然交配を求めて入牧した牛たちと、そうでない単なる放牧だけを目的の牛たちがいるから、そうでない牛たちにまでマッキーに仕事をされては困るのだ。もう、マッキーはその大役を終えたはずだが、きょうはコンサルタントをしつこく追いかけ、威嚇したりして大分荒れていた。どうしたというのだろう。

 Umeさん、「焼合わせ」のツタウルシ、そろそろ見ごろでござる。

 これからの季節は時代遅れの山小屋がオススメ。キャンプ場及び山小屋の営業内容につきましては、「H29年度の営業案内」「続H29年度の営業案内」を参考にしてください。
 



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     ’17年「秋」 (35)

2017年09月26日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 一昨夜は上に泊まった。昨日帰るときはすでに暗かったから気付かなかったが、今朝上ってくるとき、たった1日だけだったというのにまた季節が進んだ。ツタウルシの紅葉が目立つようになったし、落葉松や、コナシの葉の色がさらに黄色の色合いを強めてきた。単調な緑の森がいつの間にか樹種による違いを、芽吹きのころとはまた異なる演出方法で見せてくれ、秋らしい深く澄んだ青空は視界の半分以上を占め、遠くまで続いて見えていた。美ヶ原、鉢伏山、高ボッチ、霧ヶ峰、常念岳、そして北アの名峰の連なりは、・・・今は雲の中。

 きょう2泊して帰っていったK夫妻は、共に名古屋大学WVのOBで、一昨日のブログに今年3回もここに足を運んでくれたと書いたが、実は4回も、だった。今回は同じく60代後半のOBが2名加わり、この二人は時代遅れの山小屋に泊まった。
 初日はテイ沢からヒルデエラ(大阿原)、入笠山々頂を回わり、二日目は小黒川林道を途中から川を渡渉し半対峠へ、そこから稜線を高座岩、本家・御所平峠、牧場までと、好天に恵まれ気持ちの良い散策を楽しんだようだった。もちろん一昨夜も昨夜も、露天風呂の入浴を忘れることなく、良い汗をかいた後は格別だったに違いない。
 思い残すことがあったとすればきっと、秋の夜空、就中月や土星を、折角望遠鏡まで出したのに心行くまで眺めることができなかったことだろうか。次回のお楽しみに、待ってます。

 恐らく今週の金曜日、久しぶりに種平小屋さんと「初の沢」を登り、来月の第2週の連休明けには白岩谷から横岳、鋸岳方面の踏査を計画中。
 かんとさんそうですか。TOKU氏は最近沙汰がありませんが、きっと忙しいのでしょう。
 
 焚火が恋しい季節、当キャンプ場は一応「直火可」。ただし所定の場所に限られ、どこでもそれができるわけではないので念のため。
 これからの季節は時代遅れの山小屋がオススメ。キャンプ場及び山小屋の営業内容につきましては、「H29年度の営業案内」「続H29年度の営業案内」を参考にしてください。


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