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入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

      ’25年「夏」(37)

2025年07月03日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

     山椒小屋跡付近、ここらより歩きにくい雪道が始まる
 
 初雪は、その年の最高気温を記録した後に初めて降った雪のこと。それに倣えば「来冬」と言うべきか、この夏を越し、さらに秋を迎え、やがて来る次の寒い季節のことだが。
 もう今年も半分が過ぎ、猛暑の今ではあっても、その季節も遅いか早いか確実に来る。
 それで、その来る冬も、今草を刈っている法華道を登って来ることになるだろうかと、実に気の早いことを考えている。もしそうなれば、恐らくそれが最後のお勤めになるだろう、と思う。
 
 スノーシューズは締め具のバンドが劣化して、ついに使えなくなった。となれば、山スキーに登場願わねばならないが、古道には3カ所ほど急な登りがあり、さらには山椒小屋跡を過ぎると落葉松の樹林帯はスキーには向かない、とこれは個人的な感想。その上シールも久しく使っていない。
 とあれば、果たしてどうなのか。もっぱらスノーシューズばかりを利用し、あの登山路を山スキーで上がったことは確か一度だけしかない。
 自分の歳を考えて、犬を飼うことも断念している。いまさら山の道具を新調してみたところで、それこそ無用の長物になるだけだ。

 またしても丑三つ時に目が覚めて、少しづつ頭が冬から夏に戻ってきた。19年間というもの、この古道はもっぱら冬に世話になっていたから、草を刈っていてもついその季節外れの追想が始まる。


 
 今は亡き愛犬HALはその同行者であった。もっとも、彼女は仕方なく付いてきただけで、本当は家の小屋で安気に過ごしていたかったのかも知れない。
 急にスノーシューズが重くなるのは、HALが足の冷たさゆえにかあの洋式かんじきのテール部に前足を掛けた時だった。物言わぬから分からないことにしていたが、犬にとっては迷惑千万な飼い主の我儘だったかも分からない。

 牧でのことを思い、考えるにはいろいろな場所があるが、やはり、この雪の古道も欠かせない。そういうことを、眠れない夜につらつら思いながら、呟いた。

 きょうは市の高遠支所の職員が来る。観光課の課長と課員の2名らしいが、この辺の案内を依頼されている。
 
 キャンプ場も小屋もまだまだ余裕があります、すいてます。
 山小屋、キャンプ場の営業案内は下線部をクリックしてご覧ください。
 本日はこの辺で。
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