入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「冬」(28)      

2017年12月30日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

              Photo by Ume氏

 貴婦人の丘の例のダケカンバが、残照を浴びている。地平の向こうには、北アルプスの山並みが微かに見える。日が落ち、音が消え、闇が訪れる直前の、澄み切った空の冷たさまで感じられる。年の瀬も押し迫った今、それに相応しい写真をと思い、選ばせてもらった。

 今年がもうすぐ終わる。過ぎていく時には抗えない。そういうことを神妙に思い、感じるために年末が来るのはいい。流れていく時間に、区切りを設けることで余計に、限られた時のことをを意識する。やがて溶暗されていく夕空の光のように、去っていく一年の後姿を愛おしみつつ、感謝して送りたい。

 今年もこの独り言を聞いてくださった皆さんに、心からお礼申し上げます。特に貴重なPHを提供してくれたUme氏他各位、コメントを寄せてくれた皆さん、励みになりました。ありがとうございました。
 ある友人から、加齢とともに小脳が縮小し、短気になると教えられました。思い当たること多々ります。それも心配ですが、それよりももっと心配なのがボケです。先日も到来物へのお礼の電話をすると、通話中でした。その後も同じことを何度しても先方はずっと通話中でした。ところが偶々きょう、着信履歴を見て愕然としました。送り状の送り主と思い込みかけていた番号は、ナント!自分の電話番号でした。それと気付かず、一度ならず三度も四度やっていたのです。
 こういうことが頻繁に起きるようになったら、この独り言を止め、山も下りなければなりません。来年も、皆さんにお付き合いいただけるよう、運を天に任せたいと思います。
 これから入笠に向かいます。何卒、良い年をお迎えください。いろいろな人の顔を思い浮かべながら。

 冬季の営業については以下をクリックしてください。
「冬季営業の案内(’17年度」は、前年のものを流用している部分もあって、段落や改行がおかしく、見苦しいかも知れませんが何卒ご容赦を。少人数の場合は一応ご相談ください。また他の団体と計画が合えば、少人数でも管理棟の予備の部屋10畳ふた間を利用することができます。


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    ’17年「冬」 (27)

2017年12月29日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

Photo by Ume氏
 
 深山の樹木の大方は人に知られず、芽生え、育ち、老い、朽ちて、やがて土に還り終わる。それでも、古木はわれわれの知らない時代を眺め、新木はわれわれの知らない未来を見るだろう。この天然落葉松はここで、どのくらいそれをしてきたのだろうか。 
 それにしても映像の力は大きい。きょうの雪の中の天然落葉松、もう、この写真だけで見る者をして森の中に佇ませ、頬に雪混じりの風を感じさせる。子供のころ「ニジュウデラ(坂の名前)」の雪の中で遊び、長靴の中に入った雪の冷たい不快感だって、今体験しているように思い出させる。


      Photo by Ume氏

 多分、明日30日に上へ行くことになると思う。車で上がるが、途中で駄目なら、その先は無理をせずに歩く。そのために、スノーシューズも山スキーも積んでいく。山スキーは新調したばかりで、期待だけでまだ充分に試してない。シールを付けたり、スパッツを履いたり、他にも雪山は面倒なことをしなければならない。また、同じく新調したスキー靴は登山靴兼用だがその役目をちゃんと果たしてくれるのか、それも気掛かりではある。気掛かりと言えば、愛犬HALが風邪で腸をやられたらしく、瘦せ細ってしまった。獣医にも見せたし、薬も飲んでいるから大丈夫だろうが内心、里に置いておいてくれと思っているかも知れない。もう、14歳になる。毎日好物の卵をやっている。
 まあ例年、仕事を始める4月20日から幾日かは、「ど日陰の大曲がり」の手前から、車を捨てて1時間くらいは歩いてる。その程度で済むなら、犬はさて置き人間の方は、歩くことに抵抗はない。どころか、望むところだ。

 赤羽さん、それはきっと美味い松前漬けができたことでせう。拙宅にもアオリイカやカズノコ入りの松前漬け、イクラなどが到来し、目出度い正月に背を向けるなと言われてます。来年もよろしくお願いします。

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    ’17年「冬」 (26)

2017年12月27日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 朝から雪が舞って、風も強かった。薄日が射すことがあっても、午前10時の段階で部屋の気温は7度、なかなか10度まで上がらなかった。こういう環境の中でひと冬を過ごしてもいいのかと、ふと考え、そしてすぐ打ち消した。「昔はもっと寒かった」と。
 こういうことを独り言ちると、一体どういう暮らしをしているのかと、心配してくれる人がいる。ところが、ご心配なく。今気付いた、ストーブの温度計と部屋の温度計は3度以上も違っていた。今朝の実際の気温はかろうじて10度辺りだったに違いないし、それほど寒かったわけではない。それに、日課のようになっている朝風呂の口実にもなる。

 きょうの写真は昨日、制御不能のまま滑ったり、後ろ向きになったり、ほうほうの体で下りてきた後の千代田湖の様子。冬季、かつてはスケート客で賑わった湖も、今は訪れる人がいない。氷結していても、体重を支えてくれるだけの厚さがあるようには見えない。地球の温暖化にはいろいろな議論があるが、北極海を持ち出さなくても、こういう湖の現状を目にすれば、やはりと思わざるをえまい。あれだけ各所にあった天然のスケートリンクなど、今ではどこにもない。
 それにつけても、空っ風の吹く中、田圃から元気な子供たちの声が聞こえなくなって久しい。どうも品が良くなり、戸外で遊ぶことをしなくなったようだ。一昔前は、刈り取られた田は子供たちの運動場だったし、氷が張ればそこがスケート場になった。自前の橇を作り、裏山で暗くなるまで夢中になって遊ぶ子も、いつしか見掛けなくなってしまった。
 いい悪いを言うわけではないが子供たちにも、温暖化が進んでいるようだ。

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    ’17年「冬」 (25)

2017年12月26日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 入笠の管理棟、山小屋の調査はすぐに済んだ。多分に形式的なものであった。東部支所の所長と共済の担当者も一緒に3人で、1台の車で行ったのだが、その判断は正しかった。
 思いの外雪は多くて、オオダオ(芝平峠)を過ぎるとさらに積雪は増え、、勾配のきつくなっている登り、カーブの連続する雪の道は、それなりの経験や運転技術を必要とした。いくら勝手知ったる雪道でも、もう一降りあれば、車で行くことはできなくなるだろう。例年のことを思うなら、半月ばかり季節の進み方が早い気がした。
 すぐに迎える年末は、車で行けるか否か、これで難しい判断をしなければならなくなった。行ける所まで車で行き、あとは歩くことにするか、それとも最初から法華道を行くか、あまり信用してない天気予報や天気図にも頼らなければならなくなった。
 
 帰り、千代田湖経由にしようなどと言ったのは、あとになってはとんでもない間違いだったと思い知らされた。オオダオから千代田湖に下る名無しの峠を過ぎると、下りになる。ここらからは日当たりが良い分風の通りもよく、雪が融けてその水が凍り、道路の上には氷が張り付いていた。慎重の上にも慎重に下ったが、3人乗ったジムニーのその重量と、対する氷化した道路の抵抗値の減少で、滑る、滑る。ABSの作動、制御不能、回転、後ろ向きのままの走行、それら同じことを湖に着くまでに3回も繰り返した。方向転換もできないまま恐らく、後ろ向きで下った距離の方が長かっただろう。
 ガードレールのない所では、よくも路肩を超えて転落、ということにならなかったものだし、そのガードレールの設置されていた所では、衝突を幾度となく覚悟した。スノータイヤの宣伝を、迂闊に信じてはいけない。

 NKZさん、貴重なアドバイス、ありがとうございました。

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    ’17年「冬」(24)      

2017年12月25日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

Photo by Ume氏

 年末、いつ上に行くか思案している。車で行けるようならスノーシューズも、山スキーも一緒に積んでいくつもりでいた。ところが、その両方に必要なストックに、問題が起きた。ベルトをネズミ奴にいつの間にか齧られてしまったのだ。皮に汗が滲み込んで、いい味になっていたのだろう。直さなければならならなくなったが、実は苦手である。機械いじりは特にそうで、こういう修理を苦もなくできる人が羨ましい。
 それだから、望遠鏡を操作するのも本来は苦手で・・・。
 今、文字を一字挿入したら、次の文字が消えてしまった。初めてではない。最近よく起きる。変換ミスや段落を変える際にも起こるし、文字送りをしようと思ったら次々と文字が消えていってしまう。ウー、「機械いじりは苦手だ」などと書いたせいでもあるまいが、原因が分からない。

 ブラウザとやらを別のにしたら、正常になった。それは良かったが、今度は別のことで明日、急に入笠へ行かなければならなくなった。詳しいことは控えるが、詮もない調査に立ち会うことになったのだ。よりによって今ごろ、呆れるだか、腹が立つだか。
 まあ、クリスマスの前後は毎年行ってるから、そう考えればそれで済む。持病の短気を起こさず、単純になろう。それに年末、小屋に越年の泊り客が来るから、その為にも一度上がっておこうかとは考えていた。
 好天が続くと、寒暖の差が大きくなり、雪道は次第に氷化する。先日、守屋山の脇を通って茅野に行こうとしたら、前回から3日と経っていなかったのに、わずかな雪が日中に融け、それが夜間に凍って、摩耗の進んだタイヤには負担だった。この時期は、そのくらい道路状況が変わる。上にいて、夜中に雪が降り出し、大雪になるのを心配して帰ってきたこともあるほどだ。
 ところで、ブラウザは、よくと分からんが「インターネット入り口」ではいけないのか?

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