昼過ぎから急激に寒くなりました。県境の山脈は雲に覆われていたので雪になっていることでしょう。
ラジオで新国立競技場のデザインが発表になったとかで、A案とB案があるみたいです。テレビも新聞も見ていないのでどんなデザインかわからないのですが、森元首相がB案を推しているとかで、バックマージンが大きいのかな?それならA案がいいなと言うことにしておきましょう。
どちらも木材を使うデザインのようですが、国内の木材が高く売れるか?と考えると、山の現場としては「変わらねぇだろう」。高齢化が著しい世界ですから今更世の中変わったってついていけない。
安定供給できないからと言う理由で輸入木材より安い値段で買いたたかれている国内産の材木、どうせ商社が海外産の材木持って来て、合板にして建材に使うことでしょう。
近年の傾向は太く大きな材木が売れないんです。杉は80年、桧は100年をめどに伐採して出荷する計画を国が出していましたが、こんなに育った木は逆に敬遠されてしまいます。住宅建設には間伐材の大きさががちょうどいいんですね。祖の間伐も切り捨て間伐と言って、間引いた気を刻んで山に捨てている。搬出に費用が掛かるからです。
競技場の一つや二つ作ってもこの状況が変わるわけでもない。粗末にしたしっぺ返しは必ず来るのですけどね。
我が家のすぐ上に杉林があり、方角的には北側なんですが、このスギ林で影になる道路はなかなか雪が解けなかったのですが、3年前に全伐しました。おかげで道路の雪も溶けるようになりましたが、北風が直接当たるので我が家は若干寒くなりました。
木材の断熱性は侮れません。
断熱性と言えば、猫も断熱効果があります。
ストーブをつけると、一番暖かそうな場所は必ず猫が陣取り、暖かさが漏れないように熱を遮断してくれます。
こたつの中でほどなく温まった猫を、セーターのファスナーをあけて懐入れるととても暖かい。修行僧が温めた石を懐に入れた懐石と同じ原理ですね。
昨夜はなんでも鑑定団を見に行った知人宅で猫を懐に入れて温まりながらテレビを見ました。
この何日かふたご座流星群を見るために夜中に外に出て雲の切れ間を眺めていましたが、フクロウの鳴き声が聞こえるようになりました。猿の群れがいなくなるとフクロウが里に下りてくるようです。ご禁制のフクロウと言えども鉄砲撃ちが山の中に入る季節なので、人里の方が安全かもしれません。
雪が積もって山の裏側のスキー場がナイター営業を始めるとイノシシなんかもこちらに来てしまうので困りものです。