のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

日曜も雨

2020年06月14日 | 日記・エッセイ・コラム

 早朝、地区の花植えでした。

 いつ雨が降り出してもおかしくない怪しい状況の中、早々に花植えは終わらせました。

 もうすぐ雨が降るとわかっていても植えたら水をやりたくなる人々なので、ホース引っ張ってきて水をやっているうちに本降りになりました。これで傘さして水をやっていれば地域全体認知症に認定でしょうが、かろうじて正気は残っていてよかった。

 雨で外に出られないので、昨日買ってきた「カエルの楽園2020」を読みました。

 前作、「カエルの楽園」から、今回のコロナ騒動を交えた続編となっていますが、前回作ではウシガエル(ニーハオ)に食い殺されてガタガタになってしまったカエルの楽園。今回は別の次元へと世界が飛んで時代がウシガエルにやられる前に戻っています。

 登場人物もワンハンドレット(百田尚樹)、イエストール(高須クリニックの委員長)、プロメテウス(安倍総理)、ツーステップ(二階幹事長)、ノツボ(兵庫県知事)、スモールグリーン(小池都知事)、バードテイク(石破さん)、デイブレイク(朝日新聞)など想定が以前よりわかりやすくなった。

 結構面白かった。

 地元の老人の頭目。97歳の将校が娘に拉致されて東京に連れ去られました。

 娘たちはみんなお江戸住まいで一人でこちらで生活していましたが、バードゴルフのやりすぎで、このところ雨が降ると腰が痛いと言うので一番上の娘さんが迎えに来ました。

 みんなに「給付金目当てで連れ去りに来たんか?」とからかわれて「バカ言ってんじゃねぇよ。父ちゃんのことでみんなに迷惑かけたら申し訳なかっぺや!」と笑い転げてましたが、さすがこの地で生まれ育った元気よさ。

 畑にはホウレンソウが育っているので「みんなでとって食ってくれ。」と言ってましたが、梅雨明けになったら涼しいこちらに戻って来ると言うので、ほうれん草の後に何か植えておかなければならねぇなと相談中。

 お盆や彼岸のお墓の草刈りはもう何年も私がやっているので、今年も同じようにやる予定。

 「いつもいろいろ手伝ってもらってすまねぇな。」と「軽トラの座布団に使ってくれ。」とクッションのようなものをもらいましたが、洋式トイレの蓋にかぶせるカバーでした。いい味出しているのに連れていかれるのは惜しいなぁ。

 この将校の隣の家のおばあさんに昨日ひと騒動あったようです。私は下界に行っていたので知らなかったのですが、昨日は敬老会のイベントの日で、イベントが中止になったので仕出しを持って行ったところ、鍵がかかっていて誰もいない。昨夜はいたのに。

 息子さんに連絡すると「何も聞いていない。」

 こりゃぁ、夕べ寝ている間にぽっくりと?と、隣の家がカギを預かっていたのであけてもらって、数人で家の中を探しましたが誰もいない。

 結果は病院に通院する日で出かけていただけだったのですが、プチ徘徊騒動になるところだったようです。

 そんなこともあって将校の娘さんもあわてて父親を連れ去りに来たのでしょうが、大正生まれが片っ端から病院などに入ってしまったので、いよいよこの地区に現役の大正生まれがいなくなってしまいます。

 昭和初期世代。なぜかみんな耳が遠い。耳が聴こえないからお互い勝手なことを言っているのだけど「そうだよなぁ」となぜか会話は成り立つ不思議な人たちです。

 役者は豊富だなぁ。

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