のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

美的感覚?

2022年01月11日 | 日記・エッセイ・コラム

 またネパールの話なんですけどね、昨年帰国したネパール人で結婚したやつの話です。

 「彼の結婚相手は牛か?」とからかってみたところ、興味深い話が帰って来ました。

 ”His wife was not beef.  His wife was human.  In Nepal can not marriage with beef.”

 言いたいことはわかるんだ。気持ちはわかるのだけど、「彼の奥さんは牛肉ではなかった。彼の奥さんは人間だった。ネパールでは牛肉と結婚できない」って訳さねばならぬ言い回し。beefは牛肉なんだけど。しかも過去形で人間だったじゃ、今はなんなんだ?

 牛(COW)と牛肉(BEEF)がゴッチャになっている。そう言えば以前ネパールでシェルパが小鳥のことをSmall cickenって呼んでいたけど、狭い鶏肉って意味になっちゃうんだけど。でも、なんとなく伝えようとする気持ちはわかる。

 からかったのに真面目に返答されても困っちまいますが、笑いのツボを心得たこの答え方。ネパール人ええやっちゃ。

 その結婚相手の女性のことを今日、耳にしました。昨年スキー場にバイトに来ていた東村山のキョンキョンという女の子で、そりゃぁあの子を嫁に貰っていただけるならネパール人の人助けだ。しかも、ネパールに連れて行ったというのだからええ話や。

 東村山のキョンキョン、あんこ型でインドネパール系には好かれる体形。しかも化粧を落としたグレートカブキのような顔とワンレングスのロングヘアーはヒマラヤの牛に似ている。ダイエットしていると言ってたが、甘い物大好きで茶菓子など一人で全部食っちまう大食漢。ネパールでの暮らしが彼女の健康のためにも実に良い!日本に帰国できないことを願ってやまないええ結婚です。

 世界だね。世界を見渡せば美的感覚が異なる人もいるんだ。

 責任もてないけど、希望だけは持とう。

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4 コメント

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モモ (カル伝)
2022-01-12 18:51:53
日本からネパールにお嫁に行くなんて、なかなか大したもんですね!
素朴な生活が好きなら、良いかもしれませんね・・・

ところで、チベット人もネパール人も文化、生活習慣、食生活がほとんど同じだと聞いていますし、
多くのチベット人はネパールに家を持っている人が多いですね。

そこで・・・
”今度『モモ』を作ってくれ!”
と頼んでみてください!
かなり美味しいチベット式の餃子です!
熊さんは以前に食べられたことがあるかもしれませんね。
それは、焼き餃子ではなく、茹でか、蒸すか?のどちらかだったかと・・・
とっても素朴なお味で、美味しいですよね〜。
皮から手作りするので、モチモチの皮が、また美味いのです。
日本の餃子とは、全く違うものですが・・・
チベット/ネパール風のカレーは、食べられた事ありますか?
これは、超不味いですよね!? 苦笑
日本人には、インド風のスパイスが効いたカレーの方がお口に合っているようですね。
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モモ (スキー場の人)
2022-01-12 20:22:10
 モモ、今日、山の上で作りましたよ。ワンタンの皮持ってきて、挽肉などの具はネパール側が用意したんですが、スープはめんつゆで煮込んで、石油ストーブの上でコトコト煮ました。
 チベットで食べたときは小籠包封の蒸した物でしたが、ネパールでは水餃子風がほとんどでした。ヒマラヤ登山のシェルパの料理係がちょこちょこっと作っちゃうのですが、ヤギ肉でしたね。
 ヒンドゥ教と、牛肉は食べないけれど、水牛は食べるんですよ。

 ネパール料理は総じて辛いものが多いのですが、さすがのシェルパもコリアンの料理には「付き合いきれない」って言ってました。無駄に辛い上に威張られるから。

 私は香辛料が得意じゃなくて、パキスタンの料理なんか線香の匂いがするみたいで、苦手です。
 バングラデシュの香辛料もきつかった。
 その香辛料がヨーロッパでは魅力だったんですから、わかんねぇもんですなぁ。

 東村山のキョンキョンは、理念に関係なくネパールのポカラ郊外の山村で暮らすのがいいんです。
 東村山のキョンキョンはいわゆるガイジンハンターという種族で、ワーキングホリデーかなにかでカナダあたりに行ってきたんですが、ガイジンさんと英語で会話しているところを見せたい。そんな主張を持っている人で、夏はオセアニア系の人達のラフティング会社でバイトしてましたが、ニュージーランドもオーストラリアも警戒して相手にしなかった。
 たまたま運悪くネパール人が引っかかった。そんだけのことです。ブロは比較的高いカーストなんで、国に戻らねばならなかった。なもんでキョンキョンは追いかけていったようですが、ええ話でおます。
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ええ話でおます (カル伝)
2022-01-12 21:05:26
ええ話でおます

なんか、大爆笑!
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ええ話でおます (スキー場の人)
2022-01-12 21:19:12
 ネパーリーには大まかに二種類のタイプがありまして、朴訥でのんびりしているけれど、黙々と仕事するやつと、すばしっこく頭の回転が速いけれど悪いこともやらかすやつ。
 どちらもニダやニーハオ系より真面目に働きますが、日本に馴染むのはのんびり系ですね。

 水上温泉街あたりには派手目なガイジンハンターのおねえちゃんが出没しますが、欧米系に相手にされなかったのが在留資格目当てのベトナムやパキスタンあたりとくっついて町営住宅に住み着き、いつの間にかシングルマザーになっているケースがよくありますよ。
 大体すばしっこい系のアジア男性とくっつく例が多いですね。
 配偶者は見世物じゃないんだし、国際結婚なんてただでさえ大変なんだから。リスペクトがないことは長続きしない。

 東村山のキョンキョンの場合、疫病のおかげで帰ってこられないから、ええ話でおます。
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