のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

買い物難民

2024年10月11日 | 日記・エッセイ・コラム

 夕方、共同浴場で中学の時の1年後輩から「関西の比例で島田洋一が出るみたいだけど、モミジ饅頭の方だっけ?キビ団子の方だっけ?」

 B&Bか?と、突っ込みたかったけど、一瞬どっちだっけ?と思ってしまったら即答できなかった。たしか、がばいばあちゃんが昔参議院に出て落ちたことがあったっけかな?と、また脳裏に出てきてしまった。

 ちなみにB&Bは島田洋七と洋八さんで、洋一さんはコメディアンではなく大学教授だそうです。保守党から出る候補者みたいですね。

 お彼岸に墓の草刈りしてやった高齢者からサケの切り身をもらったので、炊き込みご飯にしてみました。ゴボウと人参の千切りとタコ飯作るときと同じ味付けにしただし汁を入れた炊飯器にサケの切り身をのせて炊き込んでみました。食べるときに切り身を崩して混ぜて食べる。

 この夏、栄養失調になったカン太君のおとっつぁんにもおすそ分けでタッパーに入れました。

 高齢者がサケの切り身を買うのも大変なんです。うちの村からスーパーマーケットがなくなって3年。来年にはガソリンスタンドもない村になる。どうするんだべさ!中曽根さん。週に二回2トントラックで移動販売が来るけど、10kmほど離れたスーパーに行くときは買い物難民の近所のばあちゃんたちに声をかけて乗せていく。なければないで気楽さもあり、隣の中之条や、県境超えて越後の湯沢のスーパーなどにも足を運ぶことが苦ではなくなってきました。越後は魚類がいろいろあるので楽しめます。実はこのサケも湯沢でサケ丸ごと一匹を買ってきたもので、三枚におろして近所で分けたんです。不便は工夫で何とかせねば。

 中之条は小渕さんの地元だけあって何かと充実しており、ヤオコーとベルグと言う大手スーパーが展開しています。どちらも埼玉のスーパーなんですね。こちらに行くときはばぁちゃんたちを乗せていくのですが、ベルグのポイントカードを持っているのは私一人なので、500円分の券が割と早くたまります。

 一昨日のセフレ(世間話フレンド)の会のおでん闇鍋会議の時に材料買いに行ってポイントがたまり500円分の券をゲットしました。年内に使わねばならない件ですが、かれこれ2か月ほどで3枚ほどたまった。と、おでん食べながら話していたら、土着民の姐さんに「男は女に貢いでこそなんぼ。あんたの村には無用の長物なんだからこっちによこしなさい。」と恐喝されて「貢がせていただきやす。」と、取られてしまいました。

 先日集まった顔ぶれは、皆、親を見送った人たちですが、子供と同居しているのはゼロ。皆高齢者世帯か独居老人予備軍です。更に社会保障の恩恵なんて期待していない人たちなので、どうやって人さまの手を煩わせず消えていくか?なんてことも話題の俎上に上がるのですが、「男たちはいいよねぇ。早く死ねるんだもの。」そういう角度で見ることもできるのか!20年もたてば男衆みんなこの世にいないかもしれないけど、姐さんたちは40年は生きそうだもんな。強いもん。心身ともに。

 昭和55年。衆参同時選挙になったとき市川房江と言うばあさん参議院がまだ出ていたんです。実物を目にしましたが、かくしゃくとした根性悪そうなばぁさんでしたねぇ。87歳だったかな。年が明けてすぐに死んじゃいましたが、あんな高齢者で活躍しようってのはすげぇなぁ、と眺めていました。今の87歳のほうがもっと若いし活動的ですよ。

 男性、早死にするわけでよ。人柄いいから。

コメント
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