のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

ひと区切り

2023年01月09日 | 日記・エッセイ・コラム

 ようやく地獄の正月休みが完了。二つの仕事掛け持ちはハードな日々でした。

 礼ね、成人式のころに寒波が来て思い切り寒い時期なのですが、春先のような温かい一日だったので幸いでした。年末年始は雪が降りましたが、積雪としては昨年より少ない状態です。

 今年は学生アルバイトが少ないスキー場。地元のおじさんたちが出てきてリフト係をやっていますが、今日は8人だった私のチーム、60代二人、80代一人、あとは70代。話題と言えば持病の話題。膝の悪いおやじさんがいたので、途中、20代の若手が助っ人に来てくれましたが、もはや介護ヘルパーみたいなもの。おじさんたちは一見悠長に見えて若い衆が驚いてましたが、これが経験の差です。

 高齢者介護リフトみたいなチームでしたが、これはこれで客あしらいなども上手なので安心していられるんですよ。体を使う仕事は60代の若手二人がとっさに飛び出ればよい。お互い何が「できないか」をわかっているから無駄がない。

 昨年は学生バイトが多かったので寮でコロナクラスターが起きましたが、今年は地元のおじさんたちばかりなので夜集まって酒飲んでいるようなこともない。何しろ、それぞれ持病持ちなので、意外と健康に気を使っているようです。それにとらわれていないだけで。

 若い衆が多かった昨年の話題と言えば、売店のおねえちゃんが美人なので、今度同じ日に休みを取ってスノボしたい。そうかそうか、じゃぁ、おじさんがこっそり打診してやるよ。なんて相談が結構ありましたが、今年は違いますよ。この種の病気にはどこの病院の何とか先生が上手だとか、葬式の引き物は何が喜ばれるとか、将来の見据え方が違いますね。実に有意義だ。

 昨年の夏もずいぶん新盆回りしましたが、そうめんばかりたまってしまいました。狙いは醬油で、買わないで期待していたのですが、引き物に醤油はなかった。「じゃぁ、俺の新盆は醤油にしてもらうから、。3千円もってお参りに来てくれ。」と、80代のおやじさんに言われました。冬のスキー場ではドリップパックのコーヒーみんなで飲むので、葬式の引き物はコーヒーのセットにしましょう!と、お願いしておきましたので、このおやじさんの葬儀にも参列することになりました。

 今年はスキー場のBGMの選択も割とよく、騒音としか呼べないらっぷあミュージックがかからないのでちょっぴりエレガントですが、このチームの雰囲気的には三橋美智也が合うのかな?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする