のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

酸素

2013年03月04日 | 日記・エッセイ・コラム

 中国から飛来する微粒子PM2.5が騒がれているため今年は花粉症があまり話題になっていませんが、そろそろ花粉が飛び交う季節です。

 花粉とディーゼルの微粒子が混ざると花粉症になるという説も飛び交ったことがありましたが、、PM2.5と混ざってまた新しい花粉症が起きるのではなかろうか?

 花粉を出さない檜や杉など新しい品種も開発され、こうした林も収穫の伐採の後に植え替えられたり、ならやクヌギなどの広葉樹が植林されています。

 山林と酸素供給量は木っても切れない重要な課題で、何かと話題のカーボンフリーですが、面積あたり一番酸素供給率が高いのは杉林といわれています。その樹木単体なら広葉樹のほうが二酸化炭素の吸収率は高いこともありますが、横に葉を広げるので一本の樹木が占める面積が違います。

 どれだけ二酸化炭素を吸収したか?簡単に見分けるのは樹木の幹を見ればわかります。これこそ二酸化炭素から炭素を分離して集結させた結果です。

 単純に「緑」=「酸素供給」と思っている人が多いけど、草などほとんど二酸化炭素を吸収していないことがわかります。ゴルフ場など緑色に見えるだけです。

 愉快な中国では緑を増やせとお国から命令されたら、緑の油性ペンキを塗って「環境に配慮してまんねん」とやり過ごす工場もあるみたいで、ここまで行くとご立派です。

 ようやく温かくなり新緑を迎え、眠っていた樹木が酸素を供給する季節になります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする