傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

総選挙:やはり、「未来の党」しか残らなかった

2012-12-16 05:40:51 | 日本未来の党・嘉田由紀子

総選挙を棄権するつもりであったが、自民党の復活が確実視されている状況下に、消費税増税、TPP参画、脱原発を考えれば、やはり、「日本未来の党」しか残らなかった。

当初は、「維新の会」の橋下徹市長の統治機構の改革に共感したが、石原慎太郎前知事の「太陽の党」と合流し、橋下市長の野心・野望の打算が垣間見でき失望し、「国民の生活が第一」を考えたが当方の選挙区には「国民の生活が第一」に所属の前議員もなく、棄権するつもりでしたが、自民党の復活への抵抗の意味と野田民主党への反省を促す意味もあり、未来の党の立候補者は無知であるが投票することに決めました。

本ブログ「野望・野心の自己都合の大義による懺悔なき総選挙喧騒(雑感)」で、

”「野田首相は、政権交代マニフェスト公約に真逆の消費税増税を3党合意での実現を「決められない政治」から「決断する政治」と自画自賛し、暴走老人を容認の憂国の石原慎太郎氏は中央集権打破に大同団結と「維新の会」を乗っ取り、自省ない安倍自民党総裁は「日本を取り戻す」と教育再生を広言し、メディアは来る総選挙を「消費税、原発、TPP」で「国民の信と問う」と喧伝し、皆、硬直化した現下の日本社会への自戒・自省・懺悔も新たな「国家の計」なく野望・野心の自己都合の大義による総選挙喧騒模様ですね。
マアー、日本は、落ちる所まで落ち過去を強制脱却しなければ新生できず、国民は御身第一で自己防衛の堅実しかないのでしょうね
。」”

と、この度の解散選挙の行方には悲観していました。

日本が経済面で二流・三流国に陥り赤字体質に侵されたのは、積年の自民党主導の政治が政官業の既得権社会を醸成し新陳代謝できずに老人性骨粗鬆症の硬直化社会になったと思っています。
大手家電メーカーのリストラは日本の産業界の衰退の証であり、福島原発事故はエネルギー政策の変革を問われており、正規・非正規の労働構成や高齢少子社会・核家族の歪が顕在化してきた日本社会は構造改革が火急の課題です。
当方は、世界が激変・激動の多極化に、経済成長ありき論調には疑問をもっており、本ブログで、再三、当方の「国家の計」を、

”「国民が安心・安全で暮らせる社会は、まずは、第一次産業が国の基幹と思っております。温暖化で環境破壊が進行しても、石油が枯渇するエネルギー問題が深刻化しても、食糧危機が最悪の事態になろうとも、自給自足で最低の生活ができることことが第一で、第二は、社会保障制度の充実での安心さで、その上での自由競争社会という国造りが必要で、人材育成が肝要と思っております。」”

と書き、日本の再生には現下の社会の「破壊と創造」が不可欠であり、「人材育成」が肝要と書いてきました。
国の基幹は、第一次産業であり、世界環境が激変しても、国として自給自足で最低の生活ができることが不可欠と思っており、現体制での短絡的な経済成長ありきの論調には批判的です。

消費税増税については、本ブログ「社会保障と税の改革は分離すべき・・・その前に、国家の計を」で、「社会保障と税の改革」を言い出した与謝野薫氏の政策通とは、官僚主導の政策に通じているということで、脱官僚主導の政策を「破壊と創造」するエネルギーが無いことが問題とし、戦後の日本社会は、アメリカ追随で、復興できたが、一方、政官業の既得権の硬直化社会が形成され、「優秀といわれる官僚主導の政策」で今日に至り、新陳代謝せずに来た歪が「逆さやの赤字体質」に陥ったと書き現体制での消費税増税を批判しました。

TPP参画の是非については、TPPと農業は不可分であり、日本社会の根源に関わる問題に関わらず、TPPをアジアの成長エンジンを取り込むことが国益とか農業の産業化による競争力UPなど経済的な側面での論評は近視眼的と思いますね。
日本社会の根源は良くも悪くも第一産業の農業であり、自給自足の基盤が骨格であり、TPP参加の是非は社会構造を問う問題であり、性急な交渉参加は国益を損なう危険があると思っています。

本ブログ「農業は営利追求産業なのか?、個人営農は許されないのか?・・・・多面性・多様性が肝要では。」で、

”「農業は、世界と競争する農家もあれば、地産地消で地域の食を支える農家もあれば、産直にする農家もあれば、自給自足で生活をエンジョイする農家もあれば、消費者と交流を売りにする農家もあれば、、一方、食料危機も予想され、経済性より自給率UPの政策的な農業もあり、農業は多様性を持っており、大規模化の成長産業に位置づける画一的な政策はありえないと思っています。

農業は、日本の原風景そのものであり、その原風景は、農業ありきで保持されており、農業分野だけで、農業改革はありえないと思っています
。」”

と農政改革は必須であるが、第一次産業は国土保全、環境保全の側面もあり、農業を画一的な産業化の側面で論じることは違和感を持っております。

また、本ブログ「日本最後の焼き畑農法・・・理想形の一つ」で、NHKスペシャルの『クニ子おばばと不思議の森』で、日本で最後の「焼き畑農法」を取り上げていたが、自然と順応した農法というより、人生の理想像の一つではないかと書きました。
あるブログのコメント欄に、
コラム『始まった農地の争奪―中国や産油国が獲得に走る“食料権益”』、コラム『「農地争奪」~食料不足が生み出す「新植民地主義」への懸念』、記事『タネが危ない理由 - エコロジーオンライン』を紹介していましたが、農業は世界経済戦争の状況下にあり、日本の守るべき農業を多面的な側面での議論が不可欠ですね。

また、本ブログ「TPP参加問題:沖縄返還の密使の岩泉敬氏を連想する。・・・性急な結論は禍根を残す」で、TPP参画問題は、アメリカ主導による自国の商圏を確保であることは推察でき、沖縄返還による沖縄における米軍基地の恒久化になった歴史的事実があり、アメリカとの対等な交渉が不可欠であり、性急な結論は日本の将来に禍根を残す危険性があります。

脱原発については、原発全機を停止しても今夏は大事なく過ごせ現実的であり、火力発電の燃料費の支出が増え電力費UPの問題だけであり、脱原発は埋蔵電力・省エネ・節電に自然エネルギーで現実的であり決断だけの問題と思っています。
当方は、原発代替の自然エネルギーについては、数年で代替可能と推測しています。
太陽光、風力、地熱らの自然エネルギーは、地産地消・自産自消に相応しく、本命は、「藻」「ミドリムシ」ではないかと思っています。

埋蔵電力については、本ブログ『大飯原発再開:埋蔵電力の有効活用が先決!・・・「週刊ポスト」が提起』で取り上げ、発送電分離、スマートメーターが付帯事項と思っています。
「藻」については、本ブログ『TBS「夢の扉+」:元旦特番「渡邉信 教授“石油を生む藻”」(続)』、『TBS「夢の扉+」:元旦特番「渡邉信 教授“石油を生む藻”」』で、「渡邉信 教授の発見した「藻」について取り上げましたが、国内外(デンソー、IHIなど)で、「藻」については諸々の開発が進行しています。
「ミドリムシ」については、本ブログ『自然エネルギー:ミドリムシ考(雑感)』で取り上げ、「藻」「ミドリムシ」から石油精製が安価に大量生産できれば、化石燃料の代替可能と思っております。

その他に、脱原発で興味ある内容に、本ブログ『「夢の扉+」:一般ゴミからバイオエタノールを製造・・・脱原発が現実的に!』で紹介した酵母の発酵による一般ゴミからバイオエタノールの生産技術です。
酵母の発酵による技術には、NHKニュースが『福島の汚染草木からバイオ燃料を』で、セルロースを分解する特殊な酵素で雑草からエタノールを生産するベンチャー技術を福島県飯舘村の森林組合が放射性物質に汚染された森林の除染に活用を試験中と報道があり、脱原発は現実的ですね。

当方は、消費税、TPP,原発らの争点以外に、本ブログ「日本の再生を女性に委ねることも一考?(雑感)」で、打算的な男性より一途で割り切りの女性に日本再生を任せることが賢明かなと思うとし、「日本未来の党」を一票を投じることに決断しました。

それにしても、民主党は金満選挙していますね。
埼玉の在に居住する当方のポストには、過去、いかなる選挙時にも投函されたビラは、共産党か、公明党かであり、民主党のビラ1枚も投函された記憶は無かったが、今回初めて、民主党候補のカラー写真による葉書が郵送されていました。
マアー、選挙資金が豊富な民主党が連合の地方組織を使い、カラー写真による立候補の葉書を作成し、郵送した金満選挙ですね。
本ブログ「解散総選挙:大敗の民主党は、第二自民党でなく優雅な万年野党に(雑感)」で、”「政権与党の民主党は、首都の都知事候補も出せず、正規社員の組合組織の連合を支援頼りは、生活に密着した保守安定基盤を持つ自民党とは正攻法では地力の差で勝てないのは自明の理」”とし、”「大敗後の民主党は、政党交付金の大金を蓄財しており組合貴族の連合と美味しい独りよがりの「政治ごっこ」すると思うと怒りを覚え」”と書いたが、カラー写真の金満選挙を見て民主党には失望したというより怒りを覚えましたね。



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