前原外相の在日韓国人の違法献金を問題視しているが、前原外相の追及されるべきはブラック企業から献金の偽装疑惑ですね。
与党幹部、有識者の一部に、在日韓国人の違法献金を小事という論評があるが、問題は、ブラック企業との付き合いの偽装疑惑であり、与党幹部は意図的に在日韓国人の違法献金に問題矮小化し、収束しようとしていますね。
当方は、前原外相の支持者でもなく、小沢一郎氏のシンパでないが、在日韓国人の焼肉店の女店主の4年間に渡り20万の献金だけを鑑みすれば、法律論を別にすれば、小事ですね。
本ブログ「前原外相:故意でなくても即辞任し、再起を待つのが最善(所感)(追記)」で、
”「この度の焼肉店の在日韓国人の女店主の「献金」だけであれば、返金し、政治資金収支報告書の訂正程度問題と思えるが、前原誠司氏が北朝鮮寄りの色彩の濃い政治家という印象と、新興勢力との関係を危惧します。
グレイの献金先の隠蔽に、収支報告書を偽装工作した疑いがあり、この際、辞任し身辺整理をしたほうが賢明と思えますね。」”
と、下手な弁明するより、軽率だったと早々に辞任し、身辺整理したほうが、再起が早まると書きました。
前原外相が中学時代から焼肉店の女店主に親近感を感じ、在日朝鮮人の不利益軽減(究極は、在日韓国人をはじめとする永住外国人の地方参政権)への政治活動は、前原外相の意見であり、一概に云々はないが、問題は、国益になるかどうでしょうね。
前原外相の最大問題は、報道によれば、
”「前原外相は、大臣就任前の09年4月12日に開いたパーティーで、実際にはパーティー券を買っていない千葉県内の番組制作会社が50万円分を買ったと政治資金収支報告書に架空の記載をした。また、04年の脱税事件で有罪判決を受けて執行猶予中の元暴力団員男性が会長をしているメディア企業の傘下にある経営コンサルティング会社が、50万円分のパーティー券を買ったことになっている。」”
で、警視庁が暴力団フロントと認定している企業からの献金の偽装工作です。
そして、野田佳彦財務相は、コンサルティング会社の子会社が07年にパーティー券を40万円分買っており、蓮舫行政刷新相が支部長を務める民主党支部に120万円を献金していたことで、野田佳彦財務相、蓮舫行政刷新相も、コンサルティング会社の子会社は、前原外相から紹介されたということです。
報道が事実であれば、返金して政治資金収支報告書の誤記訂正でチャラできない問題です。
当方が問題視するのは、前原外相の金脈と偽装工作です。
政治家が自己実現するには、「権力は数」「数は力」「力はカネ」であり、前原外相が小沢一郎氏の「自民党体質の旧政治スタイル」と批判してきたが、要は、前原外相も「数は力」「力はカネ」で旧政治スタイルと同質であり、応援者の質を見極める眼力がなかったことです。
社会悪と思われる企業からの接近を容認する脇の甘さと、後日、問題が表面化しないように偽装工作したことは政治家としての資質を疑います。
前原外相は、国会で、「全体像を把握してから」と釈明したが、全体像は第三者が言う事であり、下手な答弁しましたね。
人間、真水には魚住めずというように、清廉潔白な営みしてたら、弱者になり、世の落ちこぼれになるだけです。
「全体像」など切が無く、どこまでも説明責任を問われるでしょうね。
菅直人首相は、社会批判して権力を手中にしたが、同様に、カバン、カンバン、ジバンが無かった前原外相は、自民党公認を得られず、親近感をもつ在日朝鮮人の組織に支援を要請するのは、自然であるが、その後、「権力は数」「数は力」「力はカネ」で、自分の位置づけを確保するのは競争の条理であるが、問題は、反社会的な新興企業と関係を保持していることです。
日本は政官業の既得権社会であり、新参者を「出るくいは打たれる」の土壌であり、カバン、カンバン、ジバンが無い前原誠司が自己実現へのハンディは理解できますが、付き合う人間が悪過ぎです。焦り過ぎですね。
当方は、在日韓国人の地方参政権については、ブログ「ブログ「社会科学者の時評」様のエントリー『かつての帝国臣民:在日する「韓国・朝鮮」籍人』ではないが、ことさら、反対理由はないですね。
前原外相は、国政が大事な時などの余計な釈明せずに、「お世話になってきた在日韓国人から献金の受領は事実であり、返金し、報告書を修正し、即辞任します」と単純化で即辞任することが最善であり、身辺整理することが肝要なのです。
マアー、余計なお世話ですが、時間をかけるほど、民族主義の濃い団体らから告発される可能性があり、議員辞職に追い込まれる可能性がありますね。