傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

岡田幹事長:このままだと貧乏くじを引かされ、政治力を失う

2011-02-01 04:59:13 | 民主党(菅政権)
岡田幹事長よ!、小沢一郎氏が強制起訴となり、野党の要求する小沢一郎氏の証人喚問をどうする?
このままだと、予算成立も難渋し、名古屋市長選・統一選が苦戦濃厚で、責任問題は岡田幹事長に集約され、政治力を失いますね。
マアー、原理主義で、「数が力」を否定する岡田幹事長の自業自得ですが。

NHKニュースが、小沢一郎氏の強制起訴について菅首相のコメントを記事『首相 小沢氏は国会説明が必要』で、
”「菅総理大臣は、31日夜、記者団に対し、「民主党の代表を務めた小沢さんが起訴されたことは大変残念だ。岡田幹事長を中心に役員会などで協議をすることになるが、国会で説明する必要はやはりあると思う。証人喚問については、どういう形があるかを含めて岡田幹事長を中心に各党、各会派と相談していただくことになる」と述べました。」”
と、証人喚問は岡田幹事長に委ねていると、岡田幹事長の責務と報道していますね。
サアー、岡田幹事長よ!、小沢一郎氏の証人喚問どうする?

当方は、小沢一郎氏の強制起訴は「不条理」の極みと思っており、論評は別の機会を考えているが、小沢一郎氏切りの先導役の岡田幹事長は、貧乏くじを引かされ、民主党の「歪」の全責任を取らされ、政治力を失うのは確実ですね。
岡田幹事長の「数が力」を否定する原理主義が起因ですね。

現代ビジネス」に「週刊現代」の記事『「新・4人組」早くも内部抗争!小沢の次に消されるのは岡田だ 民主党政権、そして誰もいなくなる』で、菅政権の「新・4人組」は、菅首相と岡田克也幹事長、そして仙谷由人党代表代行と枝野幸男官房長官とし、主導者は仙谷由人党代表代行とされ、
”「民主党は4月の統一地方選で、壊滅的な惨敗を喫すると予想されている。落選する地方議員たちのごうごうたる非難の矛先は、菅首相と、幹事長の岡田氏に向かうことになる。「小沢殺し」に続く、「岡田殺し」---。すでに仙谷氏の中では、そこまでシナリオが出来上がっているのだ。」”
と、小沢切りの次は岡田切りとし、障害になれば菅首相も切り、自分ら影響力を堅持できる人間を首相にすると書かれています。

日刊ゲンダイ」も、過日、『求心力急低下 岡田幹事長はいまに政治生命を失うゾ』で、
”「ズルい菅首相や枝野官房長官は「岡田幹事長の努力を見守る」とか言って、小沢の国会招致の責任を岡田ひとりに押し付けようとしている。それに気づかないのだから、大バカだ。
 それでなくても、岡田は選挙で負け続けている。2月6日投票の愛知のトリプル選挙も、敗色濃厚だから、袋叩きに遭いそうだ
。」”
と、『バカな男だ。このままでは政治生命を失ってしまう可能性もある』と書かれていました。

世の中、理不尽・不条理の弱肉強食のパワーゲームであり、「数が力」を否定する原理主義は、「数」のパワーに負けるのは世の常です。
岡田幹事長の原理主義の性格を姑息・野心家グループに利用され、一兵卒の小沢一郎氏切りの先導役の貧乏くじを引かされ、愚直に進めざるを得ず、政倫審招致が不調に、菅代表の出番は姑息・野心家グループの計算内で、菅代表も自ら説得したという既成事実を作ったに過ぎないのです。

岡田幹事長のブログを読めば、原理主義にも、私情が働き、「例外」の部分もありますね。
名古屋市長選について、岡田幹事長のブログ『名古屋市長選-例外中の例外も、石田議員の熱意にほだされ』で、

”「例外中の例外」という意味は、石田さんは現職の衆議院議員であり、憲法の「3分の2条項」、つまり、法案が衆議院で可決し、参議院で否決されたときに、もう1回衆議院に戻して3分の2の賛成があれば、再可決できるというこの「3分の2条項」を使おうとすれば、いま、民主党と国民新党、友党である社民党を含めた数がギリギリです

そういう意味で、非常に厳しい選択でしたが、石田さんの情熱と、党としても愛知の知事選挙と名古屋の市長選挙はしっかりと戦い抜いていかなければならないという状況の中で、石田さんの熱意にほだされて、例外中の例外の決断を行いました
。」”

と書いています。

「3分の2条項」を意識したが、名古屋市長選の河村・前市長候補への個人的な敵愾心と石田議員の熱意にほだされて、「例外中の例外」で石田議員の名古屋市長選の候補を容認したのは、墓穴を掘りますね。
メディアの報道では、河村候補が優勢とあり、民主党が全力で取り組みしても石田候補が敗戦すれば、岡田幹事長の責任問題は顕在化するでしょうね。

岡田幹事長が「3分の2条項」を使おうとすれば、いま、民主党と国民新党、友党である社民党を含めた数がギリギリですと言うように、小沢一郎氏と離党した石川議員を計算してギリギリであり、小沢一郎氏および石川議員が反旗を翻したら「「3分の2条項」は使えず、予算成立が目途がより難しくなります。
岡田幹事長はブログ『与野党幹事長会談-予算審議と小沢氏の国会招致は別の問題』で、予算の審議と小沢一郎氏の証人喚問は別問題と発言しても、原理主義の自己弁明・泣き言としか聞こえてきませんね。
小沢一郎氏切りより、岡田幹事長の交代が先になるかもしれませんね。
そして、仙谷代表代行が幹事長に任命されるでしょうね。

融通性・自由度のない原理主義の岡田幹事長の最大の弱点は、「数は力」を否定していることです。
組閣・党内人事を見ても、露骨な反小沢人事であり、仙谷代表代行の影響力堅持の人事であり、岡田幹事長の意向は反映していませんね。
岡田幹事長は、ブログ『鉢呂国対委員長の交代-信頼する同期の友、交代は大変残念』で、鉢呂国対委員長の交代を残念無念と書いていますが、人事に関する影響力の無さの証です。
岡田幹事長は党内人事においても鉢呂国対委員長の続投させる政治的パワーもないのです。

原理主義の最大の問題は、考え悩まないことです。
世の中、理不尽・不条理の弱肉強食のパワーゲームであり、パワーゲームで原理原則が勝利するのは、「生か死か」の最悪の究極の事態だけです。
「行くのも地獄、引くのも地獄」場面は世の常であり、苦渋の選択(長い物には巻かれる)で、勝機を待つことが日常茶飯事です。
勝機を確実の勝利するのは、小沢一郎氏の言われる同士の数です。
「数は力」を否定することは、勝利者にはなれないですね。
岡田幹事長が党内求心力を失うことは時間の問題ですね。
さて、独りよがりの岡田幹事長!、直面の難題をどうする?


1 コメント

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与党執行部も野党も強制起訴を手段・目的達成の道具とするな (コウ)
2011-02-01 09:28:04
2月1日のスーパーモーニングで元検事の大沢弁護士が、「村木元局長も起訴時には停職した、(起訴されえたからには)当然不利益を被るのだから、小沢議員も政治活動規制があってしかるべきだ」との主旨のコメントを発した。 当方はまったく唖然とした。 検察官が作り出した犯罪に巻き込まれた村木氏にまるで非があるようにも取れる発言と推定無罪の軽視とも取れる人権侵害容認的発言には、鳥越俊一郎をはじめ、落合恵子、キャスター等は揃って呆れ顔だった。
しかし近頃、大久保・石川両氏の裁判の雲行きがあやしくなり、マスコミが微妙に軌道修正してきたのがせめてものすくいか。
この大沢という弁護士はどうしても小沢議員と民主党の力を殺ぎたいらしいことが端々から見え隠れする

テレビマスコミで引っ張りダコの「ヤメ検弁護士」はこの程度のテクニックオンリー、プライドだけ異常に高い人物ばかりなりとは、当方持論

国会は裁判については素人集団だ。
国民の代表の名の下に、不正確なマスコミ報道を引用した不用意な名誉毀損行為や政敵への失墜工作がやすやすと横行している。

安易にマスコミネタに飛びついて命を落とした同僚議員がかつていたことも絶対に忘れてはならない。
5000万だの4億だの端金や勢力争いなど些細なことは後回しにして、100兆円超の予算やこの国の行く末のことをもっと真剣に議論して実のある国会にして欲しいものだ。
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