傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

民主マニフェスト考:高速道路無料化論の発案者が反論!

2009-08-26 18:48:31 | 高速料金制度

民主党の政策の高速道路無料化論の発案者である山崎養世氏が、「THE JOURNAL」に、「山崎養世:高速道路無料化論への批判に答えよう」を寄稿しています。
発案者の反論であり、説得性がありますね。

山崎養世氏が、主たる批判である
1.高速道路を無料化するために一般国民の税金を充てるのは受益者負担の原則に反するという批判に対して
2.せっかく民営化をして道路4公団を解体したのに、高速道路を無料化して政府直轄とすると、再び大きな政府に戻ってしまうではないか、高速道路会社の社員の雇用はどうするのだ、という批判に対して
3。高速道路が無料になると環境に悪い影響が出るのではないかという批判に対して
について、持論で反論をしています。

山崎養世氏は、民営化した道路4公団については、「その株式は100%政府が保有しており、民間会社ではない。したがって、民間企業としての経営の自由度はなく、実態は国土交通省の支配下にある特殊法人にすぎない。そのくせ株式会社の形態をとっているために国会の調査も及ばない。」と反論しており、日本郵政株式会社と同質ですね。

当方は、本ブログ「民主マニフェスト考:「高速道路無料化」について・・・・理あり納得!」で書いたように、猪瀬直樹氏が文藝春秋(2009.09)に寄稿した『「高速無料化」最後に笑うのは役人だ』を読んでおりましたので、民主党の「高速道路無料化」には半信半疑でしたが、その後、山崎養世氏のHPで高速道路無料案の概容を知り、現実的という印象をもっています。

猪瀬直樹氏が文藝春秋(2009.09)の寄稿では、民主党案は、「民主党の「高速無料化」案は、無料により借金を国債に付け替え、結局は、借金返済に税金を投入されるにすぎないとし、最大の問題を「高速道路会社が果たしてきた道路をめぐるお金の出し入れを衆人環視の下で管理・統治する機能が破壊されることだ」と批判しておりました。

猪瀬氏の道路公団の改革案は、高速利用者の2.3兆の料金ありきでの、長期返済の民営化論であり、当方も山崎養世氏案を知るまでは、妥当かなと思っていましたが、山崎養世氏の改革案は、借金は国債で「早期一括返済」し、利子額を減額させし、その他の税制のやり繰りで利用料をチャラにする案は、現実的と思いましたね。

当方は、猪瀬氏は道路公団の民営化なり、地方分権の第一人者という先入観がありましたが、山崎養世氏案を知り、何でもかんでも民営化することが第一でないと思いましたね。
猪瀬氏が道路公団を民営化論で、整理されましたが、作ったものがベスト案ではないということですね。

個人的には、兵庫の公明党の冬柴鉄三前議員の応援演説している猪瀬氏をTVニュースで視聴し、冬柴前議員は、国交相を従事した人間であり、その応援演説する猪瀬氏には、胡散臭さを感じましたね。
猪瀬氏は、何か、100%の6社の民営会社を作ったことは、官僚にとっては、官僚の「天下り先」を増やした功労者ですね。
猪瀬氏は革新的なイメージがありますが、実は、隠れ守旧派かな?
日本郵政株式会社と同質性を感じますね。



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