傍観者の独り言

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小沢裁判:「サンデー毎日」が検察審査会の選出ソフトの疑惑を報道・・・見出しは衝撃的だが

2012-02-14 15:19:42 | 検察・メディア

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』で、本日(3/14)発売の「サンデー毎日」が記事『検察審査会にクジ引きソフト初導入 仕組まれた小沢有罪疑惑』で、検察審査会の審査員の選出ソフトの疑惑を報道と紹介しております。
検察審査会の不透明さを追及してきたブログ「一市民が斬る!! 」の「T氏」の執拗な追及が身を結び始めた様相であり、小沢裁判にも影響するでしょうね。

当方は、「サンデー毎日」を購読しましたが、トップ記事『仕組まれた小沢有罪疑惑』(2ページと半ページ)の内容は、前半は、小沢一郎氏は自分の影響力を保持する為の最近の言動の記載であり、後半の検察審査会の選出ソフトの内容は、森ゆうこ参議院議員のブログ『検察審査会くじびきソフト調査チーム 中間報告書』、『検察審査会くじびきソフト調査チーム第2回中間報告書』を要約した程度で、鮮度的には疑問ですね。

記事の最後に、”「東京地裁菅内の検審を統括する、事実上のトップである東京第一検査審査会の長瀬光信事務局長に「検審員の選出方法」「くじ引きソフトの疑問」などについて、本誌は確認取材を申し入れた。だが、選出の基本的な流れを説明した以外は「法律に従って選んでいる」と繰り返すだけだった。ソフト選定の理由などを聞こうと食い下がると、一方的に電話をたたき切った」”と記述し、検審は、疑惑を払拭をはかるべきはないかと結んでいます。
内容的には、ブログ「一市民が斬る!! 」が新鮮さがありますね。

当方は、検察審査会の選出ソフトの疑惑については、ブログ「一市民が斬る!! 」の「T氏」の執拗な追及に期待しておりますが、森ゆうこ参議院議員、「T氏」の情報で、違和感を持つのは、

平成20年度に、「検察審査員候補者名簿管理システム」の開発管理支援業務をアビーム・コンサルティング株式会社(資本金62億 従業員3700名)が735万で受注し、開発と保守を富士ソフト株式会社(東証1部上場、資本金262億)が3234万(開発に2499万、保守に735万)が契約しており、同年に、NTTデータが「裁判員候補者名簿管理システム」を「1億7850万」で契約していることです。
「検察審査員候補者名簿管理システム」「裁判員候補者名簿管理システム」は同じパソコンで稼動するということです。


情報から邪推すれば、まずは、NTTデータが最高裁から「裁判員候補者名簿管理システム」を落札し、富士ソフトに開発を請け負わせ、NTTデータか、富士ソフトかが、検察審査会に、「検察審査員候補者名簿管理システム」を提案し、競争入札の形態をする為に、商売仲間のアビーム・コンサルティングに入札仕様書などの書類整備の作業を負わせたのでしょうね。

ITゼネコンの雄のNTTデータと富士ソフトとの関係では、ブログ「MY NEWS JAPAN」のエントリー『NTTデータが偽装請負 直接指示どころか下請け富士ソフト社員を奴隷扱い、指摘後も対応せず』ではないが、力関係は想像できます。
また、アビーム・コンサルティング株式会社は、コンサルを主たる業務にしていますが、主要商材は、SAPであり、「検察審査員候補者名簿管理システム」に業務用パッケージには不向きと思われ、1981年、等松・青木監査法人(現有限責任監査法人トーマツ)から独立した企業であり、NTTデータなり、富士ソフトとは腐れ縁の関係があったと想像できますね。

IT分野で、純粋・クリーンな案件など皆無であり、入札仕様書作成の入札から出来レースであり、表面的には競争入札の形態をとるが、既に、開発業者は政治的(営業力?)で決まっています。
多分、「検察審査員候補者名簿管理システム」は、NTTデータが裏で指揮っていたのでしょうね。
開発が3200万程度に、保守に735万は常識的には高額ですね、当初の仕様か成果品かがお粗末だったか、発注者の都合で、仕様変更が発生したのでしょうね。
納品検査対応を、アビーム・コンサルティング会社が卒なくしたのでしょうね。

東京第一検査審査会の長瀬光信事務局長が、如何に、「法律に従って選んでいる」と強弁しても、下請け会社のメンバーからリークなり暴露されると思いますね。
何か、保守作業が胡散臭いですね。

「サンデー毎日」の記事『検察審査会にクジ引きソフト初導入 仕組まれた小沢有罪疑惑』の内容は、新鮮さはないが、見出しはインパクトがあり、アイキャッチ効果はありますね。
当該記事より、「石川友裕の新妻が語った検察への闘争宣言」、「田原総一朗が佐高信に猛反撃」の記事のほうが面白いですね。

マアー、毎日新聞は、八木啓代女史が代表の団体「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」による陸山会事件の田代政弘・新潟地検検事を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で最高検に告発した事案を恣意的な報道するメディアであり、「サンデー毎日」も報道の限界があるのでしょうね。
皆、宮使いであり、親会社には逆らうことは出来ませんから。
この度の選出ソフトの疑惑は、政官業の既得権世界の一部が露呈した程度ですね。







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