傍観者の独り言

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郵政不正事件:元特捜部長の大坪弘道被告の良心を期待?(淡い期待)

2012-03-27 16:08:45 | 検察・メディア

朝日新聞が、27日 朝刊の記事『FD改ざん隠蔽 30日判決 問われる検察の在り方』で、
”「大阪地検特捜部のフロッピーディスク(FD)改ざん事件を隠したとして、犯人隠蔽罪に問われた元特捜部長の大坪弘道被告(58)と元副部長の佐賀元明被告(51)の判決が30日、大阪地裁で言い渡される。二人の刑事責任の有無に加え、事件の在り方にどこまで踏み込むのかが焦点だ。」”
と報道

記事の全文を転載すると、
”「途中の改革に影響も

2人は2010年1~2月、部下の前田恒彦・元主任検事(44)=証拠隠滅罪で懲役1年6ヶ月の実刑判決、服役=が郵便不正事件で押収したFDデータの改ざんを隠蔽したとされる。
 最高検は、前田元検事▽前田元検事から改ざんを打ち明けられた国井弘樹検事▽国井検事を通じて改ざんを知った白井智之検事、塚部貴子検事ーーらの公判証言を立証の柱としている。
 前田元検事が「電話で佐賀副部長に意図的な改ざんだったと伝えた」、国井検事が「大坪部長に『ミステーク(過失)でいく』と言われた」と証言などを踏まえ、最高検は「両被告が改ざんを認識し、組織防衛や自己保身のために隠した」として懲役1年6ヶ月を求刑している。
 これに対し、佐賀被告は「前田検事から『データを誤って書き換えてしまった過失』と説明され、その内容を大坪部長に伝えた」とし、大坪被告は「過失と判断して検事正(当時)に問題ないと報告した」と主張。前田元検事と09年7月の時点で改ざんを知った国井検事が自らの責任を免れるために「過失」のストリーを作り上げたと指摘している。
 FD改ざん事件では、自白偏重捜査や都合の悪い証拠の軽視といった検察の体質も浮き彫りになった。組織の責任も事実上問われた事件の判決は、いまだ途上の改革にも影響を与える可能性もある。(平賀拓哉
)」”
と報道。

当方は、大坪弘道被告(58)と元副部長の佐賀元明被告(51)の判決がどうなろうと興味はありませんが、郵便不正事件が、これで終息することには納得できませんね。
本ブログ「最高検の検証報告への疑問・・・誰が上村元係長に強要したのか?」で、誰が上村勉元係長に証明書発行を強要したのか、厚生労働省には政治家案件が存在したのかが解明されず、常識的に考えて、村木元局長が証明書に関与すれば、偽証明書を作成などありえず、村木元局長以外のパワーが働いたと考えるの自然であり、
”「「見えないパワー」の想定外の誤算は、前田検事のFD改竄の露見で、村木元局長が無罪になり、「けもの道」を歩んできた検察組織は組織防衛をせざるを得なくなったのでしょうね。
大坪特捜部長、佐賀特捜副部長をワルにせざるを得なくなったのでしょうね
。」”
と書きました。
朝日新聞の記事にある大坪特捜部長、佐賀特捜副部長の自己保身は考えられるが、組織防衛は、検察組織のトップではないかと邪推しますね。

当方が興味あるのは、大坪特捜部長、佐賀特捜副部長が判決を不服として、開き直ることがあるかどうかです。
本ブログ「小沢裁判:検察庁、郵便不正事件で内部闘争中で動くに動けず(邪推)」で、大坪弘道・元特捜部長は検察の恫喝めいた取り調べに、逆、過去の検察の不正をばらすと検察を恫喝している様相と書き、大坪弘道・元特捜部長が検察官としての「良心」があれば、郵政不正事件は、FD改ざん隠蔽など小事で、政治家案件の組織的犯罪で、それを検察組織が隠蔽したことが大事であったと暴露することを期待しますね。

本ブログ「前田元検事の証言、大坪元特捜部長の出版・・・組織から離脱した自己愛(雑感)」で、
”「大坪元部長も現役時には、営々と築かれた官僚組織パワーに虚勢されてき、検察権力の乱用を独善的正義と誤認してきたのです。
証拠FD改竄事件で解雇され、組織から離脱し、初めて組織力の大きさを痛感し、権力の潜在的な怖さを実感したのでしょうね
。」”
と、大坪元部長には、もう、守るべき組織がなくなり、残るのは元特捜部長の面子なり、自分のプライドだけ守りたいという心情と推察しますね。

また、本ブログ「TV朝日の『検証!検察の”大罪”』・・・冤罪の先導者は現役中」で、テレビ朝日で放送された佐賀農協事件の冤罪の主導者で、自責の念で検事を辞めた市川寛・元検事を取り上げました。
市川寛・元検事は、佐賀農協事件の冤罪にした遺族宅に訪問し、遺族に謝罪しました。
郷原 信郎氏の助言もあり、「検事失格」を著わしたね。

大坪元部長が「自責の念」「良心」があれば、検察組織防衛に三井環氏を落としいれた主任検事であり、三井環氏に謝罪し、自分が関与してきた組織犯罪を公にし、検察良化に貢献すべきでしょうね。



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