傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

北村隆司氏:ブログ「スパコン・スーパーマン・透明性」について・・・同感、既存勢力が革新の癌!

2009-11-26 07:21:02 | 独り言

北村隆司氏のブログ「スパコン・スーパーマン・透明性」を読んで、同感しましたね。
事業仕分けで「次世代スーパーコンピュータ開発」凍結問題で、「事業仕分け」それ自体について諸々の賛否両論が出ていますが、大いなる論争することは歓迎すべきことであり、既成勢力への社会変革の入り口でしょうね。

北村隆司氏については、当方には、未知なる人物であるが、ブログ「スパコン・スーパーマン・透明性」を一読し、既成勢力が革新への障害という論調には同感しましたね。

ブログでも話題にしている富士通のコンピュータ事業の中興の祖?ともいえる故池田敏雄博士の異才を紹介し、

”「スーパーコンピューターの陰にスーパーマン有りです。これ等のスーパーマンには、アイビーリーグとか東大と言った伝統的な権威校の出身者は皆無で、既成秩序や保守的な権威への「挑戦精神」を共通項とする人々です。こうして見て来ますと、スーパーコンピューターの成功には「資金」以上に、個性的で「挑戦精神」に満ち溢れた開発者とその個性を受け入れる環境が不可欠に思えてなりません。」”

と「既成秩序や保守的な権威への「挑戦精神」を共通項とする人々です」のスーパーマン的人物の存在を指摘し、伝統的な権威組織から生まれず、権威組織に反骨精神の持ち主が変革の源泉と書いています。

下賤で凡人の1小市民の当方には、先端技術や次世代スパコンに、どうのこうの言える見識などありませんが、伝統的な権威組織が先鋭的な革新性のある技術や人物の阻害要因に醸成してきていることは現実と思っています。
権威大学しかり、公的研究機関しかり、民間企業にも内在しています。
世の中の「最大の癌」は、年寄りの「跋扈」であり、権威組織の「跋扈」で、成功体験を引きずり、自然に守旧気質になることが変革を阻害になってきているのです。
科学技術への予算も、一部の政治力がある人間による「掴み取り」の側面は否定できないと思っています。

当方は民間企業にお世話になった身であり、次世代スパコンの開発には、どうしても商売の観点で見てしまい、文科省主管に違和感があり、経産省に主管にすべきという思いになり、独自性も肝要だが国際標準・オープン性を意識していますね。
仮に世界NO1の次世代スパコンが開発できても、お化けの代物では商売にならず、現実性を重視しますね。

コンピュータの歴史で、マイクロプロセッサー開発、パソコンの出現、オープンなOSの普及、ソフトの流通、インターネットの商用化が革命的な出来事ではなかったと思っています。
マイクロプロセッサー開発には嶋正利氏、オープンなOSの普及には西和彦氏、ソフトの流通には孫正義氏が日本のパソコン先駆者でしょうね。
嶋正利氏・西和彦氏・孫正義氏らは既成勢力への反骨精神でパソコン世界を築き上げてきました。
また、元東北大学の西澤 潤一氏も、『「ミスター半導体」とも呼ばれる。 しかし若い頃はその着想が先進的に過ぎて理解者に恵まれず、学会での同業研究者からの攻撃や研究資金獲得の困難に見舞われ、西澤のアイデアがアメリカで先んじて開発に成功することも度々であった。』(ウイキペデイアより)にあるように、既成勢力との戦いでした。

天木直人氏がブログ「京セラ名誉会長稲盛和夫氏が日本を動かす」で、稲盛和夫氏を話題にしていますが、稲盛和夫氏も既成勢力との戦いの勝利者です。

当方は、既存勢力が革新への最大の抵抗勢力という思いがあり、既成路線が最善の解とは思っていません。
「事業仕分け」は既成路線が是非を問う「手法」に過ぎず、賛否両論がありますが、賛成する人間であり、次世代スパコンの開発も、既成路線が最善の解かどうか疑問視しています。
本ブログでも書きましたが、次世代スパコンの開発の是非は、天才か、異才に、判断してもらいたいテーマですね。



1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
良いことです (yamato)
2009-11-26 08:36:47
大学が行うべきは、学生の就職に責任を持てる教育をすることです。教授達は、事業仕分けに文句を言う前に、利権で腐った大学を改革すべきです。
事業仕分け大賛成です。
文科省官僚が計画した事業は、全て廃止すべきと思っています。
文部科学省の仕事は、質の高い教育を提供し、子供達が良い社会生活を送れるようにすることです。ところが、官僚達は、デタラメ政策で子供達の人生を台無しにしました。
大学を天下り機関に変え、世界最低にまで堕落させたのも文科省官僚です。
不登校、退学者20万人、引きこもり、ニート60万人という現実こそ、文科省官僚の無能と腐敗を明らかにしています。文科省こそ、日本社会を衰弱させる癌です。「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望 日新報道)を読むと、すべてが分かります。絶対に許せません。
不道徳で無責任な腐敗官僚の行う事業は、国民にとって危険です。
誰もが、事業仕分けで文科省を廃止すべきと、確信する筈です。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。