傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

朝日新聞記事:放射能、2ルートで関東に・・・2ルートの日付が問題

2011-10-24 21:32:44 | 社会

24日の朝日新聞の記事『放射能、2ルートで関東に セシウム汚染図12都県分』で、放射性プルーム(放射性雲)によって主に二つの経路で汚染が広がったと報道しているが、 汚染が二経路だったことより、二経路の汚染の日付のほうが問題です。

朝日新聞の記事『放射能、2ルートで関東に セシウム汚染図12都県分』で、放射性プルーム(放射性雲)による汚染が、
”「第一の経路は、2号機の炉心露出などで放射性物質の放出が深刻だった3月14日深夜~15日午後。プルームは関東平野にかけて広域に時計回りに流れる状況が15日未明まで続き、午後には北西へ向きを変えた。
・・・・・・・
第二の経路21日夜~22日未明。プルームは茨城沿岸から千葉を通り南下した。関東地方は広い範囲で雨が降り、茨城では沿岸や南部周辺に、千葉では柏市周辺に「ホットスポット」をもたらした疑いがある
。」”
と、汚染経路は二経路だったと報道。

朝日新聞は、第一の経路は、2号機の炉心露出などで放射性物質の放出が深刻だった3月14日深夜~15日午後と記述しているが、第二の経路は、21日夜~22日未明と、日付しか報道していませんが、放射性プルーム(放射性雲)による汚染は、3月14日深夜~15日午後と21日夜~22日未明と2回発生したことを示唆していますね。

朝日新聞は、8月8日の記事『震災10日後、二度目の溶融か 福島3号機、専門家指摘』で、福島第一原発3号機が大震災の10日後に「再溶融」が発生していたと報道しており、この度の記事は、奥歯に物が挟まったような報道ですね。

当方は、8月8日、本ブログ「朝日新聞記事:震災10日後「炉心再溶融」・・・個人ブログが先行して提起」で、
”「(8月)8日の朝日新聞の記事『震災10日後、二度目の溶融か 福島3号機、専門家指摘』で、福島第一原発3号機が大震災の10日後に「再溶融」が発生していたと報道。
この現象は、6月25日に、市井の岡田直樹様の個人ブログ「Space of ishtarist 」のエントリー『2011年3月20日、隠蔽された3号機格納容器内爆発』で指摘していました
。」”
と、市井の岡田直樹様の個人ブログが先行して指摘していたと書きました。

朝日新聞の記事は、放射性プルーム(放射性雲)が3月14日深夜~15日午後と21日夜~22日未明と2回発生の二経路だったということは、放射性物質の放出が二度発生したことを示唆しているが、何故、明確に報道しないか不可解ですね。
後日、保安院は、原子炉はメルトダウン・メルトスルーだったと発表したが、当方の知るところによれば、放射性物質の放出が2回あったことは明示していませんね。

朝日新聞は、21日夜~22日未明に、二度目の溶融の疑念を報道したが、政府・保安院が2度目の溶融を認めていない以上、汚染は二経路だったとしか報道できないのでしょうね。
マアー、朝日新聞は商業紙であり、これが報道の限界ということですか?。

朝日新聞なり、市井の岡田直樹様の21日夜~22日未明に、プルサーマルの3号機格納容器内爆発が事実であれば、原子力安全委員会は、3月23日に、SPEEDIの予測図を1枚、4月11日に2枚目を公表しただけであり、SPEEDIの存在を知らなかったとか、むやみに公表すると混乱をきたすなどの理由で情報公開を制限したことの責任は問われのは当然です。



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