傍観者の独り言

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想定外の小沢出馬で、焦燥感漂う菅首相支持派!・・・「大義」「恩義」で小沢支持され

2010-08-28 12:20:40 | 民主党(菅政権)

「政治とカネ」問題を抱えている小沢一郎氏の出馬が無いと観測記事を報道してきた報道機関は、小沢出馬が想定外で、焦燥が見え見えの支離滅裂の社説を書いていましたが、菅首相支持派も、特に、策士の仙谷官房長官の焦燥がありありですね。
根源は、現体制継続の思惑で、参議院選の大敗で「ねじれ国会」を現出した責任を一切とらずに、「政治とカネ」問題をすり替えで逃げ切れると思った浅はかさですね。

朝日新聞の記事「小沢氏「幻の最高顧問」 首相の戦略誤算 民主党代表選」で、菅首相は、小沢一郎氏側の要求に名誉職の「最高顧問会議」の新設を提案したが、小沢一郎氏から拒絶され、全面対決に突入したと報道しています。

そして、記事では、
”「小沢氏との全面対決は、首相を支える側近らには誤算だった。
再選戦略の裏方役を務める仙谷由人官房長官は最近まで、「政治とカネの問題を抱える小沢さんは代表選に出られない」と周囲に繰り返していた。小沢氏の「傀儡(かいらい)」候補なら首相は勝つ。無投票再選すらある。代表選後も引き続き菅―仙谷ラインで実権を握れる、と踏んでいた。

 それだけに、小沢氏本人の立候補は驚きだった。中でも「想定外」(仙谷氏周辺)だったのが、鳩山氏が早々に小沢氏支持を表明したことだ。26日夜に開かれた仙谷氏が所属する「非小沢」系議員グループの会合では、鳩山氏への不満が噴出した。

 首相自身はそれでもまだ、鳩山氏に働きかけて党内混乱をやわらげる望みを失っていないようだ。26日にロシアに向かった鳩山氏に、首相は2度も電話を入れた。29日の帰国後に再び会談する方向で、正式な立候補表明は、それ以降の31日にする考えだ。
」”

と、策士の仙谷官房長官は、鳩山前首相の変節を想定外だったとし、菅首相は女々しく、鳩山前首相に2度も電話したと報道しています。

NHKニュースの記事「鳩山氏 小沢氏支持を再度表明」で、
”「ロシアを訪問中の鳩山前総理大臣は、民主党の代表選挙について、「小沢さんに政権交代、そして総理に導いていただいた恩がある」と述べて、小沢前幹事長を支持する考えをあらためて表明しました。

これは、鳩山前総理大臣が、27日、訪問先のモスクワで記者団に対して述べたものです。この中で、鳩山氏は「まさに国難ともいえるときで、小沢さんのパワーが今まで以上に必要だと思っている」と述べました。
そのうえで、「小沢さんに政権交代、そして総理に導いていただいた恩がある。それに関しては恩返しをすべきだと思っている」と述べ、代表選挙で小沢氏を支持する考えをあらためて表明しました。
そして、今後のみずからの役割について、鳩山氏は「民主的な手続きにのっとって戦っていただき、国民の皆さんに政策論争をお見せして、その後、さらに党内が結束を固めていけるようにする」と述べ、代表選挙後、挙党態勢ができるよう努力する考えを強調しました。
」”

と鳩山前首相は、小沢一郎氏には「恩義」があると、小沢支持を改めて表明しています。

菅首相は、「中興の祖」の小沢一郎氏を軽視し、「脱小沢」路線で挙党態勢とは、空々しいですね。
鳩山前首相は、「大義」で、この度は、「恩義」で、小沢一郎氏支持を表明され、もう、鳩山前首相には、菅首相は「信義」なき人間に見えるのでしょうね。
野心家の菅首相、抜け目の無い打算的な仙谷官房長官の人間性の限界ですね。

「政治とカネ」問題について、NHKニュースの記事「代表選 政権公約修正など争点」を一部引用すると、

”「・・・・
小沢氏は、27日、連合の古賀会長と会談し、みずからの政治資金をめぐる問題について、「代表選挙はいい機会だと思うので、きちんと自分のことばで説明したい」と述べ、選挙戦の中で説明して理解を得たいという考えを示しました。
これに対して、菅総理大臣を支持する蓮舫行政刷新担当大臣は、民放のテレビ番組の収録で、小沢氏は代表選挙で勝利しても、国会で議決されれば、政治とカネの問題をめぐる証人喚問などに応じるべきだという考えを示すなど、政治とカネをめぐる問題への対応で応酬が始まっています
」”

と報道。

小沢一郎氏は、代表選で、「政治とカネ」問題に逃げないと発言しており、多分、国会でも説明する覚悟があり、準備済みでしょうね。
蓮舫行政刷新担当大臣は仙谷官房長官の使い走りでも、軽言だったとなれば、信義が問われますね。
マアー、尖った女史ですが、他人様の批判は、慎重さが大事ですね。

何か、菅首相支持派は、焦燥し、自ら墓穴を掘りそうですね。


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