傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

仙谷官房長官の暴言・・・菅内閣は自壊が進行中

2010-11-19 10:20:59 | 民主党(菅政権)

昨日、18日の参院予算委員会で、仙谷官房長官の「自衛隊は暴力装置である」の暴言、防衛庁が言論自由を制限を示唆するかのような通達について、自民党から追及されていたが、菅内閣は自壊が進行中と思いましたね。
予算委員会では、柳田法務相の軽言と資質への追求もあり、民主・松崎哲久議員の自衛官を「恫喝」騒動を取り上げられ、蓮舫行政刷担当相は国会議事堂でのファッション誌撮影に関して前言を撤回し謝罪するなど、政権交代の期待から失望・諦めの心境になりますね。

当方は、18日の参院予算委員会をTV・ラジオで断片的に視聴し、菅内閣は「持たない」というより、未熟で幼稚と思いましたね。
前日までは、野党による尖閣問題で柳田法務相・仙谷官房長官、馬渕国交相の問責決議案が話題になっていたが、尖閣問題を混迷させたのは、中国漁船の拿捕を許認し先導した前原・前国交相であり、それに同調した岡田・前外相であり、中国の反日言動に慌てて、検察の責任で収束させようと画策し、政治不介入と強弁したのが仙谷官房長官であり、柳田法務相・馬渕国交相を尖閣問題で責任を負わせるのは違和感がありました。

尖閣事件後、法務畑に未経験の柳田法務相が就任した翌日に、大阪特捜部のFD改竄事件がスクープされ、柳田法務相は検察問題に取り掛かり、尖閣事件は官邸主導で既定路線が決定され、柳田法務相に指揮権発動の資質を問うことは、酷ではないかと思いましたね。
菅首相が尖閣事件を検察マターに疑問があり、指揮権発動だったと思うのであれば、菅首相が任命した柳田法務相に指示すれば良く、柳田法務相が反発すれば、罷免すれば良いだけの問題ですね。

尖閣事件発生時に、海保が中国漁船の悪質性を本庁への連絡に、時の前原国交相が中国漁船の拿捕を許認し、「尖閣には領地問題は存在しない。中国漁船が当たって来た。国内法で粛々を対処する」と公言しており、海保は中国漁船を拿捕し、船長らを公務執行妨害で逮捕したのに、中国からの反日批判で、官邸が「処分保留で釈放」を検察主導で政治不介入と強弁を、政治判断で指揮権発動すべきだったとの追及は柳田法務相でなく、前原・前国交相なり、仙谷官房長官にすべきでしょうね。
柳田法務相の軽言はあるが、柳田法務相の問責決議案には違和感を持ちますね。

馬渕国交相についても同様ですね。
尖閣事件の初動は、前原・前国交相が責任者であり、ビデオ非公開も官邸主導の決定方針であり、尖閣ビデオ流出で海保の情報管理が問題になったのは別問題であり、ビデオを公開していれば、流出騒ぎは起きなかったであろうし、尖閣問題で馬渕国交相を攻めるのは筋が違いますね。
マアー、尖閣問題で責任を問うのであれば、仙谷官房長官であり、前原外相でしょうね。

参院予算委員会で、防衛庁の言論自由を制限を示唆する通達、仙谷官房長官の暴言は問題ですね。
本件については、ブログ板垣英憲氏のエントリー『仙谷由人官房長官が、国民から信託され正統性のある自衛隊を「暴力装置」呼ばわり、辞任相当の失言だ』で、詳細に書かれております。

本件は、前日の衆院予算委員会でも自民党議員が追及しており、北澤防衛相の弁明を聞いていて、民主党は政権与党カブレで、神経過敏すぎると思っていたら、産経新聞の記事『民主・松崎議員が自衛官を「恫喝」か 「俺を誰だと思っている」』が取り上げられ、松崎哲久衆院議員が7月27日の入間基地の納涼祭に来賓として出席した際に、誘導自衛官にイチャモンをつけたとし、11月3日の入間基地での航空祭での自衛隊を後援する民間団体「航友会」の会長が行った民主政府批判の挨拶への不快感が契機でないかと追及されていました。
民間団体「航友会」の会長は、自民党政権時でも、同様に時の政府批判していたが、自民党は甘受してきたが、北澤防衛相は通達の正当性を弁明し、その最中に、仙谷官房長官の「自衛隊は暴力装置である」の暴言が発せられたのであり、民主党は政権をにぎり、偏狭・高慢な人種が国を動かしていると思うと、民主党への失望から退場を願うようになりますね。

菅政府および民主党の議員を見ていて、政権与党の経験不足が顕在化しており、小沢一郎氏が「大連合」問題の際に、民主党は政権与党の力量不足と看過した発言を思い出しますね。
このままで時間だけが推移すれば、菅政府は自壊・崩壊しているのに、石にかじりついても政権を死守することは政治の不安定さが続くことになり、国益を損ないますね。
マアー、枝野幹事長代理が「『政治主導』なんてうかつなことを言ったら大変なことになった」発言は民主党の幼児性の典型的であり、柳田法務相に詰め腹をとらせる程度では、民主党の幼児性は脱皮できないでしょうね。
事業仕分けも、政府方針との整合性の問題が顕在化し、国家戦略局の機能不全では、菅政府も終末期を迎えており、日本の再生は遠のくだけですね。



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