２００Ｑ年と２０１３年

朝、関空にいました。
パリへとご出発されるお客様のお見送りです。
まだ若いおふたり。幸せそう。

エールフランスの飛行機は定刻にパリへ向けて離陸し、
そのお見送りの帰りに大阪の街に寄ってきたのですが、
書店はどこも村上春樹さん一色でしたね。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

なんでも３年ぶりの新刊なんだそうです。

かつては熱心な読者でしたが
今では横目でちらりと見る程度。
（まぁ、騒ぎがおさまったら読んでみます）

思い出していたのは2009年の春樹さんの前作、
「１Ｑ８４」のことでした。

2009年は銀のステッキ旅行の創業年。
同時に、私にとっても何かと転機にあたる年でした.

その2009年が終わろうとする頃、
事務所においでくださったお客様が
色紙にこう書いてくださったのです。

「銀のステッキ旅行が生まれたこの年を忘れないよう
　村上春樹氏の『１Ｑ８４』にちなんで、今年を２００Ｑ年と呼ぼう」

それからもう、３年あまりが過ぎたのですね。
早いなぁ…。

小学校に入学したのがいつで、社会人になったのがいつか、
そんなことはそらでは言えませんが、
自分の生れた年と2009年だけは即座に出てきます。


今朝、関空からご出発されたおふたりにとっては
2013年という年がきっと、記憶に刻まれていくのでしょう。

パリでの結婚式は３日後の予定です。


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