銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

巡りゆく落語テープ

2013年04月04日 | のほほん同志Aの日常
明日、銀のステッキでは恒例の
「文珍さかぐら寄席」ツアーが出発します。

山中教授のノーベル賞授賞式で有名になった神戸の蔵元で、
毎年、春と秋にひらかれる小さな寄席。
文珍さんの名人芸を間近に聞ける、稀な機会です。

落語といえば…
このたびあるご縁で入手した落語のテープの数々。
それをどっさりお持ちしたい方があります。

先日のぎっくり腰以来、
針の治療に伺っている先生です。

ご自宅に伺うと、部屋にはいつも朗読テープが流れています。

先生は目が見えません。

でも(いや、だから、なのか)
本人にすら分からない痛みを探り当て、
芯からもみほぐしてくれます。

その間およそ1時間。

私がしていることといえば、ただゴロンと横になり
朗読テープに耳を傾けるだけ。

先週は、ミステリーでした。
その前は、時代小説でした。

「本を読んでくれるボランティアの人がいてね、
 注文していると定期的に送ってきてくれるんだ」

そんな言葉に、銀ステのお客様の顔が浮かびます。
朗読ボランティアをなさっているお客様が、
たくさんおられるのです。

「感情をこめて読んじゃいけないのよ。
 聞く人の想像力を邪魔しないように、できるだけ淡々と読むの」

そう仰っていたとおり、
一定のトーンを保ちつつ続く朗読にはいつしか惹きこまれてしまい、
クライマックスで治療が終わってしまったときは
後ろ髪をひかれながら、ご自宅をあとにすることになります。

「予約の具合では、このテープが届かないときがあってね、
 そんな時はほんとにがっかりするんだ」

そう仰っていましたから、この落語テープです。
そのなかには、文珍さんの噺もあります。

あ~、でも落語を聞きながらの針治療。
針を打たれるときに必死で笑いをこらえたり、
噺が終わらないうちに治療が終了してがっかりしたり。

もひとつ向いていないような気もします。



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