銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

さすがに、ようやく秋が来ました、と言ってもいいですよね。

2024年09月30日 | 見かけだおしNのつぶやき

やっと8月のスイスの精算を終えて、やれやれ。

と、10月のスペインの最終手配を終えて、やれやれ。

ずーっとバタバタしていますが、これも季節が停滞しているせい?

いえ単なる脳キャパ問題でした。

 

ようやく、クーラーを切って、就寝できるようになって

秋かも?と思ったり、思わなかったり。

まぁ、何度も裏切られて、すっかり9月が終わるようです。

早い早い。

もはやこのスピード感にも慣れましたが。

 

明日から、東京→奄美大島。

「これは売れないのでは」

周辺に言われて、ちょっと反発したものの…

本当に反響がありませんでした。

残念。

でも、いいのです。

 

僅か4名のお客様が一様におっしゃったこと。

「ごめんね、こんな少人数で大丈夫…でも、嬉しい」

はい、わたしも嬉しいです。

 

企画した者も、実はちゃんとわかってました。

これは、万人受けしないコースだなぁ。

売れんだろうなぁ。(本当に売れなかった)

でも、ツアーが出ることになりました。

なら、同じ想いの人同士、

これは楽しい旅になりそうです。

 

明日から、田中一村に会いに行ってきます。

「清貧からの極彩色」

その過程を知りたい。

 

企画者の自己満足に終わらないよう、

賛同者のみなさんと、楽しんできます。

とりあえず、台風は、勘弁してよね。

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旅行、オーダメイド旅行のご相談は…  
銀のステッキ旅行 TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
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がんばれ!京都丹後鉄道

2024年09月29日 | Hの生きる喜び、それは

鉄印帳シリーズを始めて以来、
全国各地でがんばる第三セクターの列車に乗車してきました

その中のひとつ、京都丹後鉄道

「レストラン列車」なるものを10年前にはじめ
海の景色と、地元食材たっぷりのお食事が人気

でもこの列車、歴史はうんと長くて、
宮津線は今年で開通100周年!

おめでとうございます!

宮津線は1924年に舞鶴~宮津間が開通したのを皮切りに、
その後も延伸を続け、1932年に舞鶴~豊岡間が全通

一時は廃線の危機に瀕しましたが、
「鉄道として存続させる」という沿線住民の悲願を達成するため、
1990年に北近畿タンゴ鉄道宮津線として転換開業を遂げました

つまり、蘇った線路なのです

地方のがんばりを全国の人に知ってもらうため
あの手この手で一生懸命PR

そのひとつが、鉄印帳であり、レストラン列車でもあるのです

たった一両のかわいいコトコト列車

駅で止まる度に、地元レストランで作ったお料理を積み込み
車両の端っこの狭い一角で盛り付け

それがこの素敵なお料理

一皿、一皿、アテンダントの方が丁寧に説明してサーブ

全部、徹底的に地元食材なのが嬉しい

日本海の穏やかな景色が嬉しい

そして、アテンダントの方の、地元のいいところを一生懸命
伝えようとする姿勢や、私たちへの心遣いがまた嬉しい

最近、過剰なサービスを詰め込んだ観光列車が増えてきましたが、
そんなんではなく、地道にシンプルに・・・

まさに京都丹後鉄道は、地方のがんばる鉄道

次の100年へ向かってがんばってください!

これからも応援します

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「虎に翼」 さよーなら、またいつか! 

2024年09月29日 | のほほん同志Aの日常

2~3ヶ月ほど前だったでしょうか。
珍しく、「このツアーには、ぜひ行きたいです」と手を挙げました。

ツアーのタイトルは、
~「虎に翼」三淵嘉子さんをたどる旅へ~
三淵邸「甘柑荘」と華族の邸宅めぐり

ふだんは全く見る習慣のないNHKの朝ドラですが、
あまりにいろんなところで、「素晴らしい」と書いてあったので、一度見てみたらやみつきに。

すっかり夢中になって見続けた「虎に翼」。
そのゆかりの地を訪ねるというのですから、これは行くしかありません。


原爆裁判につづき、尊属殺人をいかに裁くのか・・と、
ドラマは最終週までギューギュー詰めのまま盛り上がり、
とうとう最終回を迎える朝、出発となりました。

小田原にある「甘柑荘」(かんかんそう)。



初代最高裁判所長官だった三淵忠彦氏が別荘として建て、晩年を過ごした住宅です。



主人公のモデルであった日本初の女性弁護士、三淵嘉子さんにとっては義父の建てた家。
裁判官としてともに単身赴任の多かった夫妻は、
この別荘に集い、くつろぎの場としていたのだそう。



庭には、「甘柑荘」の名前の由来となったレモンや蜜柑、夏蜜柑の木が。
ここで生まれたのか、アゲハもひらひらと飛んでいました。

さて、小田原で「甘柑荘」を見学ののちは、東京へ。
ご参加の皆さんと「虎に翼」トークができるかと期待していたのですが、
どうやら皆さんのお目当ては、ほぼ全員、お泊りの椿山荘。

「早く行って、お庭を散策したい!」とのお声多数。
そのお庭とは・・



東京のど真ん中にあって、お庭と呼ぶのは似つかわしくないほどの広大な森。
簡素ななかに調和のとれた「甘柑荘」とは、まったくもって対照的。
さすがは明治の元勲、山縣有朋の邸宅跡です。

レモンや蜜柑の「甘柑荘」に対し、「椿山荘」ですから、もちろんツバキ。



山縣有朋公が、故郷である山口県萩のツバキを植樹したことから、
「椿山荘」と名付けられたそうです。

驚いたのは、故郷、萩のツバキだけでなく、
伊豆はもちろん、遠く長崎の五島列島からもツバキが寄せられていること。



ツバキだけではありません。



池に泳ぐのは、新潟県小千谷市の錦鯉。



広島の寺から移築されたという三重塔。



まさか、東京のど真ん中で、五島列島のツバキと新潟小千谷の錦鯉に、
同時に出会えるとは思いもしませんでした。

全国からモノが集まってくる・・・・・・すごい権力。


と、そこではたと思い出したのが、「虎に翼」です。

(下は三淵嘉子さん出身の明治大学博物館で行われていた企画展。大盛況でした。)



はて? と自分のなかの「当たり前」をゆさぶられた問いかけの数々。
そんな、いくつもありすぎる名場面・名セリフの数々のなかで・・


もうひとりの主人公ともいえる山田よねの法律事務所の壁一面に、
憲法第14条の条文が高らかに書かれていたことを。

ともに研鑽し、のちには最高裁長官まで昇りつめた、松山ケンイチ演じる桂場等一郎が、
何物にも代えて守ろうとしていたものが、「司法の独立」であったことを。



  憲法とは統治権力である公権力を拘束する法であり、
  憲法によって公権力を拘束しなければならないとする思想を
  立憲主義という。 ( 蟻川恒正『憲法解釈権力』より )

 


 司法と権力。
「甘柑荘」と「椿山荘」。

意外や企画者は、両者を対峙するものとして組み合わせたのかもしれません。

・・て、そんな訳ないか。


ともあれ、「虎に翼」最終週を締めくくるにふさわしい2日間でした。
来週からは、「虎ロス」まちがいなしです。




さよーなら、またいつか!


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萩の白毫寺と、高畑の新薬師寺

2024年09月28日 | Hの生きる喜び、それは

春日原始林に連なる高円山を背に、
新薬師寺、白毫寺といった古刹が点在する高畑界隈

東大寺や興福寺のあたりは、観光客と鹿の群れで大賑わいですが
ほんの少し移動して高畑界隈にくると
驚くほど静かで、落ち着いていて、しっとりとした風情が漂っています

ところで、今回の訪問地は

白毫寺と、新薬師寺

「白毫寺」とパソコンで調べると、
真っ先に、”藤”、”丹波”と出てくるので、
お客様の中には、「あら、あの白毫寺じゃないの?すっかりそう思って…」という方も

丹波ではなく奈良で、藤ではなく萩です

最初に訂正して、次へ話をすすめると

「新薬師寺って、薬師寺の何か?」とのお声

いえ、残念ながら違うんです

薬師寺は、あの有名な管長「高田好胤さん」と、国宝の薬師三尊像が有名で
新薬師寺とは宗派も年代も全く異なり、関係のない別のお寺です


こちらが新薬師寺
無駄がなく、均整のとれた美しい本堂(国宝)

と、また訂正

何事も、知名度 二番手となると・・・ 一番には及びもせず

日本一の山は富士山、とはだれもが知っていますが
二番目は?即答できる方は少ないかもしれません(ちなみに北岳)

「二番手」といいましたが、
本当は、一番も二番もないんですが、、、

1300年以上、萩の名所として万葉集にも謳われてきた白毫寺でしたが、
ここ数年の暑さで、すっかり元気がなくなってしまい、
心寂しく感じていましたが・・・

午後に訪ねた元興寺では、彼岸花とあわせて、秋の到来を感じることができました

さながら、民藝館のようなお食事場所は、
棟方志功に影響を受けた、佐藤勝彦氏の作品がお部屋を彩ります

  

食器もすべて、こだわりの民芸品
ずらりと並ぶ蕎麦猪口に、馬の目皿

やさしく親切なご夫婦が経営されています

お食事にもそのやさしさがあふれている、素朴でとても美味しい
今回の旅行にぴったりのお食事でした

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勝沼ワイン郷とミレー種をまく人 富士山は雲の中

2024年09月26日 | 眼力Kの圧、ハンパない

勝沼へ添乗で行くのは2回目です。

お客様の中にも何度目かの方もありました。

 

広大な甲府、その向こうに望む富士山、そしておいしい食事とワイン!

右を見ても、左を見ても広がるぶどう畑と点在するワイナリー 

さて、どこに寄ろうか、、、

ここしかない景色があります。

何度も繰り返し訪れたくなるのも納得です。

私たちは勝沼醸造でワインのテイスティングをし、

葡萄畑を眺めながらの贅沢な1杯

たまたま飛び込んだ天山葡萄園では

いろんな種類のぶどうを試食させてもらいました。

しかもここは高級品種「天山」発祥の葡萄園で、

かつて安倍首相も好んで買いに来られていたとか。

東京の千疋屋さんだと1万円近くで並ぶんですと聞いて

いきなり、購買欲に火がついて、、、みなさんお土産もたくさん買いました。

 

そして2日目は、山梨県立美術館へ

ほとんどの方の今回の旅の目的が

この美術館でミレーの作品を鑑賞することでした。

種をまく人を実際に見てみたかったけど

自分では来れないから夢が叶ってよかったとおっしゃいました。

そんな感想をお伺いできると添乗員冥利に尽きます。

 

美術館での滞在のほとんどの時間を、

ミレー作品の前で立ち尽くすお客様が印象的でした。

 

昨年も好評いただいたホテル

フルーツパーク富士山ホテルでは

早朝富士山を眺めてコーヒーが飲めるのですが

ずっと雲に隠れていた富士山が、早朝は頭を見せてくれたので

みなさんとテラスでコーヒータイムを楽しみました。

のんびりした2日間、

帰る頃にはまた来たいという気持ちが、やっぱり込み上げてきました。

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