Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

2014年、ありがとうございました

2014-12-31 22:44:22 | 日記

2014年もあと僅かの時間となりました。

今年も、様々なチャレンジの中で多くの経験をさせていただきました。目標を達成できたこともあれば、どうにもうまく行かなかった事もあります。

大きな目標を持ち活動することは、数々の試練を強いられます。チームには様々な葛藤が生まれますが、それを乗り越えた絆のようなものは、波風の無い活動では決して築くことができないものと感じます。

シマノレーシングから今季限りで離れる選手から、各自のブログで発表がありました。

畑中勇介選手、吉田隼人選手、野中竜馬選手の3名、シマノレーシングを支えた実力者ばかりです。

畑中勇介選手

吉田隼人選手

野中竜馬選手

野中竜馬選手は鋭い走りと高速維持の能力を持ち、特にショートタイムトライアルではチーム内で絶対的な信頼がおかれる存在でした。ステージレース初日のプロローグで見せる集中力は素晴らしいものがあり、ステージを戦う上で重要な位置にチームを置いてくれる存在でした。アシストとしての牽引能力も高く、スプリンターを好位置に維持する要的存在でした。

 

吉田隼人選手は特にゴールを狙うスプリンターとして、アジアで名を知られる存在です。シマノレーシング加入の2013年にはUCI2.1カテゴリーのツール・ド・台湾でステージ優勝。その後も数々のUCIレースで上位を獲得集団スプリントだけでなく、登りでも高い能力を発揮しクライマーを退ける登坂能力を見せる場面も多く、数々の場面でチームへ可能性を提供してくれました。

 

畑中勇介選手は2008年の加入から7年間、シマノレーシングで大きく活躍した選手です。加入の年にはすでマレーシアのUCIステージレースにてステージ優勝をあげ、シマノレーシングの将来的エースとしての資質を見せていました。彼の能力を広く知らしめたのは2010年ジャパンカップで日本人としては10年ぶり表彰台(3位)に昇った事でしょう。その後、シマノレーシングの絶対的エースとなった彼が国内で収めた勝利は数知れず。実力だけでなく、勝利への執着心はどの選手より秀でており、その後キャプテンとしてその精神を多くの選手に伝え、導いてくれました。

 

3名が残してくれた事は大きく、チームとしては強力な戦力を失うことになります。彼らが築いた道を踏みしめ、さらに前へ行くためにチームは進まなくてはいけません。

彼らと一緒に活動を共にできた時間に感謝し、今後は目標にさせていただきます。

チームは来期も目標を見据え活動していきます。皆様の変わらぬご支援よろしくお願いします。

 

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