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Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

背中を押す

2016-01-17 22:10:50 | 日記
背中を押す

という言葉には、迷ったり躊躇する人を一歩前に踏み出す手助けをする、というような意味があるかと思います。

私も、親として子の背中を押す事が生活の中で少なからずあります。

例えばこれ。



。。。

意味が違うか?

いや、決して違いません。。。よね?

半年前に初めて自転車に乗ることにチャレンジし、ペダリングやブレーキをかけることを覚え、自転車に乗る喜びを覚えるとともに、更に遠くへ、色々な場所へ行ってみたいという衝動にかられる事は、自分の子供の頃抱いた想いと重なります。

そんな気持ちに応えたい。

と、まだまだ危なっかしい彼のサイクリングをサポートするのですが、当然登り坂などでこうなります。

「おして!」

と。

もちろん「できん。」と厳しくいくことも選択肢にはあるのですが、子供用にしては軽量である8kg程の自転車でも、彼にとっては体重の半分。

体重60kg程の私であれば30kgの自転車を扱うようなものです。(実際普段乗るロードバイクやマウンテンバイクは7kg-10kg程=体重の6分の1以下です。)

そんなものを押して坂を登って楽しいわけありません。

楽しくない時間を過ごす彼を、横で眺めているだけの私も楽しいわけありません。

と言うことで、全開で背中を押して私自身のエクササイズを兼ね、楽しい上り坂を演出するのです。

んが、私も40。

何が40なのかはナイショですが40なのです。

かがんで押しの姿勢をとり続けるとコシが痛てーのよ。(T ^ T)

と言うことで困った時の100円均一again!

背中を押すのにちょうど良さそうなパーツの開発です。

発見したのが写真の窓拭きスポンジ付きワイパーです!

こりゃラクチン。

かがまず背中を押す事ができるではありませんか!

これのおかげで、彼の脚力だけでは難しい坂も悪路も、背中を少し押すだけでスイスイです。

素晴らしい。

が、押しのスピード要求がどんどん高まり私の体力消耗を緩和する当初の目的は結局達成されませんでした。笑


サイクルパーツの開発がいかに大変かは所属している会社の中で努力する人を見る事で多少理解しています。

私には無理そう。。。

が、サイクルライフパーツの開発。

私にもできるかも!

ちなみに、あまりの便利さに坂で押しまくっていたら「いたい。」と言われ、100円で買ったバー先端にはホームセンターで買った700円の衝撃吸収材が取り付けられました。

製品開発にかかるコスト低減の難しさも痛感しました。(・・;)

結局私は冒頭に記した意味のように子の背中を押せているのか?

物理的にはそうなのだけど。。。





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