シクロクロスと言う競技をご存知ですか?
舗装路を早く走るロードレーサー。
未舗装の荒れた道を、安定して走れるマウンテンバイク。
丁度その中間に位置するのがシクロクロスのバイクです。
今日はそのシクロクロスレースに参加してまいりました。
1時間と言う、自転車競技にしては非常に短い時間で、不安定な未舗装の道を走り切るこの競技。コース中には、自転車を降りてランニングしなければならないシケインと言う障害区間もあり、体力ばかりでなく、テクニックも必要なスポーツ。
私は、オフシーズンのトレーニングのつもりで臨みましたが、それでは気構えが甘かったようです。
今日のコースは、比較的ロード選手にも有利なスピードコース。しかし、スタート直後から遅れ、何とか中盤の集団に追いつき、食らいつくも、あまりの辛さに心臓が飛び出そう。
いくらオフシーズンのレースと言えども、トレーニング不足で臨むには運動強度の高すぎる競技です。
しかし、体力がなくともテクニックの部分は譲ることはできません。ロスを最小限に抑えるシクロクロスのテクニック。
ペダルを漕ぐ場所。自転車を担ぐ場所。最速のライン。それらの一つ一つを的確に判断、実行し何とかゴールまでスムーズに走りぬきました。
私が想像していたものと大きく違ったこの競技。
出走した選手のレベルの高い意識の中を走っていたら、しっかりとトレーニングをして臨みたくなりました。
そして、他のクラスで走っていたチームメート、畑中選手のために、今回参加していないチームメートも応援に駆けつけました。
温かいチームメートの声援に、本人はとても勇気づけられていた事でしょう。
応援の甲斐あって、彼は最後まで力を抜かずに走り切ってくれました。やはり持つべきものはチームメート。
雨の中、手作りの横断幕を持ち仲間の応援をする。その光景に、私は感動すら覚えました。