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Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

のばけ

2020-05-12 07:34:48 | 日記

最近過去の写真を見返す機会が多くあります。

時間が取れる事もありますが、やはり心置きなく活動できる環境への恋しさがあるのかもしれません。

写真は昨年のゴールデンウィークに八ヶ岳の麓へサイクリングに出かけた時のこと。

奥様と私はレンタルバイクを借りたのですが、それはそれで新鮮でした。



そう言えば、昨年もGWはしっかり休暇を取る事ができて、素晴らしい体験を幾つかした事を思い出しました。


更に遡り4月上旬。


チームで花見をしたい!監督も参加しませんか?今日の昼からです。


という選手の言葉に、急きょ勤務を午前中で切り上げロードバイクで帰宅した時のこと。


選手が企画した花見の場所は普段、自転車通勤で走る道のすぐ脇の公園でしたが入った経験があまりなく、ロードバイクでそのまま場所の確認をしに園内へ。


多くの人が花見をしたり準備をしている中、チームの選手はまだ来ていないようで見当たりません。


現場を確認できたので、帰宅し出なそうと振り返ったその時です。









え?



きゃ、



きゃぷてん。。。?





きむらキャプテン・・・ヽ(゚ロ゚;)



レース会場では時に闘志むき出しにチームを統率するあの木村キャプテン。



目を疑う私。



選手たちの到着を待ち一人ブルーシートを広げ場所取りをする木村キャプテン・・・。



し、下々の選手たちはどこだ!!キャプテンに場所取りをさせるとは、なんて不届きな!!



と、思いましたが、幸せそうにブルーシート上にたたずむキャプに、こちらも幸せな気分になりました。





選手たちはというと、遠い駐車場から重い荷物を持ち運んでいたようで、その後ワラワラと集まりテキパキと会場準備をしておりました。






その後、宴は盛り上がりを見せ、宵を過ぎ闇に浮かぶ妖艶な桜の花を見ながら解散となったのです。






今年はできなかったけど、写真を見つめる事で脳内バケーションに出る事ができます。(妄想ともいう)


選手たちはこの直後から、大きなストレスを抱えるトップシーズンへと立ち向かうのでした。

 


今宵はどこにノバケしようかな。

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空を見上げて

2020-05-07 20:52:00 | 日記



ゴールデンウィークでしたね。

上の写真は何年も前に近所で撮影したもの。

田植えを待つ水田、年配の女性と小さなこどもが空に泳ぐ鯉を見上げる姿が印象的で、朗らかな気持ちになった事を覚えています。

そういえば今年は泳いでいなかった気が。
こんなささやかな交流の場が作れない現状はやはり寂しいですね。

日差しも一気に強くなり、人もエネルギーに満ち溢れる季節ですが、そうできず、もどかしさを感じている方も多くいらっしゃると思います。

私は、通常ならレースや合宿遠征が続き右往左往している時期ですが、何も出来ずせっかくなので普段できない事をしています。

映画鑑賞や読書、部屋の片付けや料理チャレンジ。

近所からお子さん達が奏でているであろうピアノの音に癒され、自分でもピアノを練習してみる、という行為にもチャレンジしてみましたが、なかなか進歩無し。あ、G、C、Dのコードは覚えました。(忘れるまでは)

で、

英語の勉強、は日々挫折。

字を綺麗に書こうと書き始めて20字くらいで昏睡状態に。

自転車の整備はしようしようと考えながら達成できず。

読書してます。なんて書いたけど、結局過去買った書籍を読破するにはまだまだ時間がかかりそう。

過去永い間したいと考えていたハードディスクのデータ整理は、やはりこの先永い間したいと考え続けることになりそう。

しかも家族の事は奥様に任せっきりという。。。


結構色んな事をこなしても、したい事やしなきゃいけない事は尽きない。と、思えています。

現状への不安は尽きませんが、今しかできない休息をとったり、今できる事を精一杯こなす事で、未来へ繋げていくしかありませんよね。

鯉は居なくとも、空を見上げて生活しましょ。




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いるいる、こーゆー人

2020-04-23 09:51:09 | 日記

写真撮影のとき。









いますよね。









こういう人。








こーゆー人ね。







 

 



※2月、沖縄合宿のフォトショットです





あのねぇ。







撮影が進まネーよ!









フイルム返せフイルム!!










フイルム・・・

     、知ってる?・・・ふいるむ・・・。?





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Bloom

2020-04-17 20:35:00 | 日記
うーん、難しい。
 
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
 
誰もが不安を抱えているであろうこの期間、少しでも皆様に、そして家族をはじめとした自分の周囲にも元気になってもらう術を考えていますが、ただでさえ人との物理的距離を置くことが社会的な義務となっている今、どのようにして行えばよいのか答えが見つかりません。
 
つい先ほども、食料品を購入したお店でレジを打つお姉さまから差し出されたレシートを受け取ろうとしたら、さっとかわされ小銭置きにそれを置かれ、、ちょっと傷ついた私。
 
と、なんだか申し訳なさそうな感じのお姉さま。
 
現状を考えれば当たり前のことで、ついボーっとして接触のリスクを考えていなかった自分を反省せざるを得ない状況でした。
 
 
 
上の写真は本日、チームのクラブハウス内で誰も居ないことを良いことに湊諒選手が行っていた秘密トレーニングです。
 
鉢合わせてしまったわけです。
 
聞けばただの室内トレーニングではなく、インターネット上の仮想空間に世界中からサイクリストが集まり、皆でサイクリングを楽しんだり、トレーニングやレースへの参加までしているというではありませんか!!
 
まじか!そんなんあったん??すげーぞテクノロジー!!
 
と、いうことで時代遅れ感のある私は、遠巻きに湊選手のレクチャーを受け、バーチャル空間でのライドをしばらく眺めていたのですが、これが結構すごい。
 
スマートローラーと言われる固定式トレーナーが、前走者のスリップストリームに入ったり仮想空間の坂道勾配の情報と連動し回転負荷を変化させ、実走に近い走行を生み出すというではありませんか!
 
日本の朝10時ころであるこの時間帯はヨーロッパはまだ夜中なので人はおらず、日本国内のほかアメリカ大陸やオーストラリア周辺地域のサイクリストが主に走行しています。
 
しかもお互い手を挙げてみたり、賞賛の意思を伝えたり。
 
物理的には音も届かないほど遠くにいる同じ趣味を持った人々が、実際に近くにいるようなコミュニケーションをとっています。
 
今やソーシャルコンタクト、ソーシャルサポートは物理的に近くなくともできる時代。
 
SNSやブログで何かを発信することにより、少しでも誰かとの繋がりや支援になる可能性があるのであれば積極的に行う価値はありそうです。
 
仮想空間のサイクリングへの参加もそうかもしれませんね。始めてみようかな。











 
上の写真はここ数日、外で見ることができた自然の光景。
 
本来であれば、植物と同じように人の気持ちも開花を目指す季節です。
 
 
通常、家に居る時間も少ないレースシーズンではできない、自宅でのハーブ栽培も始めてみました。
 
ミント、ローズマリー、スウィートバジル等です。
 
水と光を浴びて一気に成長し、出番を待っています。
 
いいでしょ?素敵でしょ?美味しそうでしょ?
 
が、そんな私の繊細な思考と行動を脅かす記事がインターネット上にアップロードされているではありませんか。
 
 
 
ユカイ君ではありません、トコイ君です。
 
そりゃあんた販促だよ、あいや、反則だよ。。
 
餃子とやきそば?男の子なら、いや女の子でも食いてーに決まってんべさ。
 
腹が減っては戦はできぬ。
 
この土日の主食は、やきそばと餃子かな。
 
何はともあれ元気をつけなくてはいけません。
 
食欲BLOOOOM!!
 
 
 
 
進む道は険しいけれど、人との繋がりを持ち続け、勇気や希望を手放さない。

今できる事が何か、考え続けなければいけませんね。
 
共に戦いましょう、また触れあえることを願っております。
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星に願いを

2020-03-22 23:20:04 | 日記


困ったものですね。ウイルスという肉眼では見えないものが、私たちの社会に介入し世界中の人々が病気や生活への不安を抱いています。

もちろん私自身その一人ですが、いまだ状況を正確に把握できているとも思えず、正しい行動がどのようなものなのかすら答えを見つけることができません。

まずは事実を見極める努力を続け、冷静に行動することを心掛けたいものです。

開催されるはずのイベント、レースが次々に中止され、それらへの参加を中心とした業務が主な仕事内容であった私は、通常この時期、猛烈に忙しく動き回っているのですがそれらが無く、身体的には楽な日々を過ごしております。


今までは世間と同じように週末に休日がくるだけで、義務教育中の夏休みが来たような解放感すら持っておりましたが、ここ数週間、記憶にある中で最も平穏に自宅を中心とした生活をしている気がします。


この生活リズム、忙しいさなかでは憧れていたものですが、どうも落ち着かず満たされません。


プレッシャーを含む目的が無い生活は「楽」であっても本当の意味での「幸せ」は手に入らないのだと実感できる気がします。


ということで、この週末はとにかく積極的に行動することを意識してみました。


まずは連休初日の金曜日、選手がトレーニングへ出る時間帯にアポなしで私も集合場所へ!


…選手の皆様を驚かせようとしたのですが、どうやら私が練習に参加すること自体には驚いていない様子です…。


ま、最近の合宿中などは、隙あらば選手の疲弊したタイミングを見計らってインターバルメニューに飛び入り参加し、フレッシュな状態で全力でアタックし選手に嫌がらせを試みていた甲斐がありました。?

むしろ迷惑顔ですか?
 
と、いう事で選手に先導してもらう形でライドに出かけたのですが…。

そりゃもう、上り坂や平たん路でペースが上がった時などは苦しい。

心臓が飛び出るほど、とても苦しい。

脚が痛みでどうにかなりそうなほど、猛烈に苦しい。


酸素を求め水面でパクパクしている金魚になったかのように、死ぬほど苦しい。


そしてそんな苦しむ自分に気が付くほどに、


 

猛烈に楽しい!!

 

 


なんなんでしょうね。
この感覚。


長年、競技に近しい位置に居住してきたことで、もはやこの苦しみが無いと幸せを感じられなくなってしまったのでしょうか。


現役選手はというと、トレーニング時間が伸びるほど、競いあうように『おりゃー』とか『ふぉぁー!』


とか言いながら、なぜか無駄にダッシュや全力走を繰り返し始めます。

『レース無いと、調整とか気を使わないから思う存分追い込んで走れて楽しいよな!』


…だそうです。

レース無い=やる気でない

と心配していた私でしたが、どうやらそんな事は無さそう。

彼らにとってライドはレースでの勝敗を意識したものだけでなく、それ自体が楽しいと感じたことで、いつしかレースでの勝負へ繋がったということなのでしょうね。


考えてみれば私もそうでしたし、だからこそ今でもロードバイクの上で苦しむことが最高に楽しいと感じるのだと思います。


久しぶりに連絡を取った学生時代のチームメイトから


『こんな状況だけど昨日もサイクリングでストレス発散してきた。この歳になって改めて自転車競技に出会えたこと感謝してる。』

というメッセージが来ました。

競技から離れても、自転車という道具を使って幸せを目指そうとする姿勢を取る人は私だけでなく、大勢いるのでしょうね。

自然の中で活動することは人を幸せにする。それは事実だと確信しています。

と、いうことで金曜に100㎞程も高強度を繰り返すライドをしてしまった私は全身倦怠感に襲われ土曜は朝からグッタリ。

何とか普段できていなかった身の回りの片づけ作業をしながら日中を過ごし、久しぶりに出かけずに過ごしました。


過ごしたんです。


過ごしたことに気付いてしまったのです!


いつもの悪い癖が出てしまいました。

あ!動かなきゃ!!


ということで、何かに突き動かされた私は気づいたら行動してしまっておりました。


夜中の登山。


しかもあれです。


子供のころ、友達のご家族に連れていってもらったキャンプ依頼、ずーっと一人でしてみたかったあれをやってしまいました。


テント泊。

いや~、あれだ。

ただ山の上で強風に飛ばされそうなテントを組み立てて、寝心地の悪い環境で熟睡もせずに寝るだけなのだけど。

めちゃめちゃ楽しい!!

「ミシュランガイドの審査員知らねぇのかなー。美味ぇなぁ。」

などと考えながら、星空と町明かりにサンドイッチされながらカップラーメンをすするのでした。

わたくし、今の仕事を始めたころ(もう10年近くなるでしょうか)、身体ばかりでなく精神的な忙しさを感じるあまり、ある日突然一人で夜の山に登り始めてしまったんですね。

経験したことが無い闇と孤独への恐怖はありましたが、徹底的に恐怖へ向かい克服することで何かを変えようと思った、のだと思います。

結果、ただただ夜の山も楽しい、と知ったのですが。

なぜかその経験は今の現役選手にも継承され、と言っても選手とは大勢で行くのですが、クロストレーニングにもなるし、何よりも闇と澄んだ空気の中、無心に山頂を目指すことが、そこで見る光景が、メンタルに優位に働く事を皆が知ることになったのです。

もはや私、アウトドア部監督のほうが板につく感じ。

↑写真は先日選手と上った時のもの。誰かと誰かと誰か。暗闇でわかりません。右のは中井選手。通常、この時期にクロストレーニングを行うことは無いのですが今の状況を考慮し、オフトレーニングアゲインです。(言い出しっぺは選手です)
 
何が言いたかったか自分でもよくわかりませんが、とにかく希望と勇気を忘れず過ごします。


星に願いを。

宝くじ当たりますよーに。



あまりに色彩に貧しい記事でした。週末に見た写真を追加。山に咲くスミレ?と庭にいたてんとう虫。春ですね。
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