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Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

逆境を乗り越える

2019-05-14 23:40:00 | 日記
「見失われがちなのが、相手の立場に立つという姿勢である。」
 
何かを代表した人が出した結果への社会的な意見に対する、そんな見解を目にしました。
 
ありがたく嬉しい言葉です。
 
プロのスポーツ選手に置き換えて考えると、彼らはただそれだけで特別な存在として扱われるし、実際そうなのかもしれません。
 
固有の集団の代表として、その責務を立派に果たす必要がある。
 
プロスポーツ選手はその責任の対価として報酬を得ていますし、結果こそが唯一の証明。
 
その通りです。
 
がしかし、彼らは特別な能力(特別な努力に耐えうる能力も含め)に恵まれていたということにフォーカスされがちですが、通常の人としての弱さを持ち合わせていないわけでは決してありません。
 
不安や緊張を抱え、病気もします、むしろ平均よりより多くのそれらを持ち合わせ、対峙し、乗り越える姿勢や成果があるからこそ、特別な場所での活動を許されるよに思います。
 
結果に対する社会的な意見は、時に残酷なまでに厳しく痛烈なものとなります。
 
そんな意見を出す人に対し、「選手の立場になって意見してほしい」とは期待しませんし、そうあるべきとも思いません。
 
むしろ、当事者がそれらの意見を糧にし、これまで通り逆境を乗り越え、人としてさらなる強靭さを手にして前進する事を期待していますし、一見、選手の立場をかえりみないような厳しい意見をしている人々も、そのように考えていると期待しています。
 
人を成長させるのは逆境以外にない。
 
そんな言葉を聞いた記憶があります。
 
確かにそうだったかもしれない。
 
私が経験した取るに足らない僅かな歳月と些細な出来事の中でも、成長を実感できた記憶はそんな場面であった、と感じています。
 
スポーツの世界は解りやすく、あからさまにそう見えるだけで、誰もが歩み続けている人生は、それぞれにそうなのかもしれませんね。
 
緊張や不安、逆境をあからさまに感じられる事ができる生活に感謝したい。
 
競技団体の一スタッフあるにせよ、未だ、スポーツ文化の中で活動させて頂いてる私ですが、その気持ちを忘れずに活動し、共有してゆければと考えています。
 
とあるレース後の写真。
 
タオルで顔を覆い動かない選手。
小刻みに肩を震わせているようにも見えました。
 
永く厳しい鍛錬の先にも望むような結果は無かった。
 
彼らが担ってきた責任、重圧は彼ら自身にしかわからない、隣に居ても全てを理解してあげられるほど彼らの努力は軽薄なものでは無いはずです。
 
だからこそ、立ち向かう価値がある現場なのだと考えています。
 
 
 
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日本一に挑む

2019-05-11 00:31:00 | 日記
 
 
静岡県にて行われていたチームキャンプが終了し、次なるレースへ参加するため栃木県宇都宮市に移動しました。
 
合宿中はこの時期にしては気温が低い日が多く肌寒く感じる事もありましたが、晴れ渡る気持ちが良い日も多く最高のトレーニング環境であったのではないかと思っています。
 
上の写真は伊豆半島、仁科峠から見た富士山。
空に浮かんでいるようにさえ見える、言わずと知れた日本一の山。
5合目までならロードバイクでチャレンジできます。
5月のツアーオブジャパンのコースでもあるあざみラインでのトレーニングは美しくも厳しい道を登り続けますが、その走行で走った高度差は山頂標高の3分の1にも満たない1200m程の上昇です。
 
やはり富士山は、私たちが住む日本の象徴にふさわしい大きな存在ですね。
 
 
 
下山後、坂道に跳ね返された悔しさをぶつけるように富士山に向け、フライングボディーアタックをおみまいしているのは黒枝選手
 
 
何度も富士山に挑み、何度もアスファルトに不時着する。
 
残るのは空しさだけか。。。
 
そう、彼はスプリンター。
 
この後。
 
実現不可能な何かに目を向け続けず。
 
実現可能な未来を見据え、山の麓から離れた彼は、また一つ確かな強さを手に入れたのであった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本人の名誉のために追記しますが彼、スプリンターのわりに登りも速く走ります。
 
 
 
 
 
 
 
何度も飛ぶことをリクエストしたのは私です。
 
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激坂を激走し激励する

2019-05-05 21:04:00 | 日記
 
 
チームはトレーニングキャンプに入りました。
 
 
初日の今日はゴールデンウィークで混雑した道を車で移動し、来週末から始まるツアー・オブ・ジャパン、富士山ステージの試走へ。
 
 
 
 
 
 
須走登山口に続く富士山5合目までの激坂区間は登る程、高い難度を実感させられ多くの選手に絶望感を積み重ねます。
 
 
特にヒルクライムを得意としない選手には顕著。
 
 
もはや試走で得られるメリットを、精神的なデメリットが追い越してしまいそう。
 
 
 
 
と、このトレーニングを計画してしまった私は、ある種の焦りを感じ、そして行動に移しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
Sayaさん撮影
 
 
背中を押す事で、共に挑み、苦しみを分かち合い。
 
 
力尽き坂に崩れ落ちる監督の姿に、選手は勇気を奮い立たせ山頂を目指す。
 
 
ついに彼らはその激坂を攻略するのであった。
 
 
ってなんのこと?
 
 
モップで押すなんて選手に無礼?
 
 
大変失礼いたしました。
 
 
写真はシマノレーシング唯一のトラック選手、平地最強の一丸選手。
 
富士山でのトレーニングがトラック競技のレベルアップに繋がる事を願うばかりです。
 
 
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結局自然と戯れる。GW

2019-05-04 17:38:07 | 日記

ゴールデンウィークももうすぐ終わってしまいますね。

私も、チームに無理を言って最後のレース終了後、数日の間はお休みを頂き家族と過ごすことができました。

空に交わり

水と戯れ

山に挑み

道を進む

 

 

 

 

 

 

 

フランスパンを背中に・・・

 

Photo:okusama

 

って、よく解りませんがチーム活動中も、家族との時間も、やっている事はほぼ変化していないような。

そんな私に付き合ってくれている家族に感謝感激です。

休み、と言うにはあまりにもバタバタとした時間のようでもありましたが、あっという間に過ぎてしまった楽しい時間でした。

 

ちなみに、山のぼりは東京都八王子市。

その他は長野県、八ヶ岳を見上げる地域です。

 

大阪に帰ると半月ほど前に植えたアジサイがきれいに咲いていました。

実は植えた直後、その事に満足してしまい、そのまま数日間晴天続きの遠征へ出て帰宅すると全ての花がしぼみ、むざんな姿で枯れそうに。

花の房のいくつかはダメになってしまいましたが、必至に水を与え自動で水をあげる装置も設置し、何とか持ちこたえ元気になってくれました。

土の質で色も変わるらしいアジサイ。

購入した時より強く紫がかってきたような。

とにかく生命にとって水は命そのもの、という事を実感しました。

 

 

私の生まれ育った町もアジサイを町の花と定めていた事もあり、この花を見ると故郷を思い出し気持ちを安らげてくれます。

雨季になればもっときれいに映えるのでしょうかね。

 

 

よ!水も滴るいいお花。

 

あ、休み明けは故郷付近で合宿です。

購入しなくても持って帰れば良かったかな。

 

 

紫陽花。

 

 

 

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GWに突入 、私も負けじと突入。

2019-04-27 08:48:00 | 日記
ゴールデンウィークに入りましたね。
 
シーズン真っ盛りのロードレース選手は、GWだからといって気を抜けません。
 
私たちチームも週末、群馬で開催されるレースに向け、大型連休初日の混乱を避け昨日のうちに移動を開始しました。
 
昨晩は長野県上田市の菅平高原へ宿泊。
 
標高が1200m程あり、少しでも低酸素低圧の環境に身体を置くことで、5月後半のTOJ等への好影響を僅かにでも期待しています。
 
もう一つに、明らかな成果を期待することが、高地に身を置くことで生まれるリラックス効果です。
 
大気が低圧な環境が緊張緩和を司る神経を優位に働かせ、静かで綺麗な空間は聴覚や視覚からも気持ちを落ち着かせてくれます。
 
選手にとって、もっともパフォーマンスをあげてゆく必要があると同時に疲れが出やすいこの時期。
 
活動の中に少しでも緊張を和らげる工夫を取り入れることも必要と考えています。
 
もちろん、そんな事が可能な環境にいられるのは贅沢な事。
 
感謝しながら活動しなくてはいけませんね。
 
 
で、選手は狙い通り朝から薪ストーブなどの前でリラックスしているようですが、私はと言うとどうでしょう。
 
寒くなり雪が降る可能性がある。
 
と聞いた私は何故か気持ちが落ち着きません。
 
雪の影響で車が動かせず遠征の予定に影響が出る。
 
と考えたから。
 
 
ではなく。
 
 
あれです。
 
 
犬と一緒。
 
 
夜明けと同時に。
 
外を確認し。
 
雪が薄っすら積もっているのを見て。
 
世間がGWに突入することに対抗するように。
 
私も突入しました。
 
 
 
 
 
雪山に🏔
 
いやー、そりゃ雪が降ると聞いてソワソワしてしまうのは、温暖で雪がめったに積もらない伊豆という土地に生まれ育った私としては至極普通のこと?なのです。
 
リラックス効果を狙った高地滞在は私には逆効果なのでしょうか。
 
しかも写真に収めようと自撮りしている数分で冷たい風に叩かれ身体はキンキン冷え冷えです。
 
とにかくこの時期に雪や薪ストーブを経験できるなんて思ってもいませんでした。
 
大型連休も無く落ち着き無く動く事も継続してしまいましたが、幸せな気持ちになった事は間違いありません。
 
心のリラックスはしっかりできた、という事でしょうか。
 
 
 
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今更節制、何のため?

2019-04-24 23:57:35 | 日記
 
つい先ほど、選手の一人から「最近お酒飲んでいないんですか?何のため?」
 
と問われました。
「健康のためかな、不健康を感じてお酒絶つ期間がだいたい年に一度あるんだよ。」
と答えました。
 
決して禁酒はしていなく、誰かとお酒を飲む機会があれば喜んで飲んでいるのですが、最近自宅での飲酒は我慢しています。
 
きっかけは飲酒の習慣化や体重の増加に気づいたからです。
運動や食事の節制を心がけ、身体をシェイプアップしようと思い立つことが定期的にやって来るんですよね。
 
かしかし「健康のため」と言った自分に多少違和感を感じたのも事実です。
 
なぜなら、健康が著しく低下した記憶が実際には無かった気がしたからです。
 
むしろ体重が多少増えたほうが筋力はアップし荷物を運ぶときに身体が安定する気がしますし、選手時代よりも脂肪を蓄えた身体のほうが病気をしにくく感じます。
 
ではいったい・・・。
 
何のため?
 
と、湯船の中で考えること3分04秒。(答えが出たの意外と早い。笑)
 
つまりは自分のアイデンティティを守り貫こうとしたのかな?
と思い当たりました。
 
このままの自分など自分で無い。自分は、何物の支配もうけず自分自身がコントロールできるのだ。
 
と。勇ましく言えばそんな感じでしょうか。
 
エンデュランススポーツ(サイクルロードレース)をしていた私は、やはりシェイプされた身体を手に入れたときに最高のパフォーマンスを発揮できていたし、その自分を失いたくない、まだそうあれる。
 
と、潜在意識に・・・いや、正直あからさまな意識にあるかもしれません。
 
引退して10年も経とうとしているのにです。自分で言っていてなんだかちょと恥ずかしい。笑
 
でもあれですね。
 
こんな風にセルフコントロールができているときは気持ちも充実しているし、ただ単に食事の節制をし、身体をシェイプアップする。
 
ということ以外にも、様々な面でプラスの効果があるような気がしています。
 
生活の中のもろもろに集中力が出て、先延ばしにしていたような事もテキパキ行えている。
 
と。
 
私はその昔、選手として、日々の努力や節制を常に怠りませんでした。
 
というのは全くの嘘で、実はそこかしろに甘え、妥協、堕落がありました。
 
しかし、大きな目標に向かい集中しきれた時は、見方によれば《過剰》とも捉えられそうなくらいトレーニングに打ち込み、食事等、生活の節制を行った経験もあります。
 
自分でも、やりすぎか?と気づいていたし、実際その事が原因と推測できる失敗をしたことも少なくありません。
 
しかし、失敗したとしても、厳しく自律したうえでの結果であれば、それが望んだものでなかったとしても受け入れられるし満足度も高い事を理解していました。
 
結果への満足度を最大化するため、自らをコントロールする。
 
ということなのでしょうか。
 
 
未来を想像してみましょう。
 
シェイプアップされた身体を手にいれ、チームの選手と海を目指しロードバイクにて走り、最後の丘で一人残らず置き去り。
 
輝く海では引き締まった身体で力強く遠泳。
 
これこそ私だ!素敵すぎる、素晴らしい未来。
 
なんて自分は過去にも居ませんでしたがね。妄想ですね。
 
が、5-6月の怒涛の遠征予定を見たら・・・。
 
疲労により理性が飛び、ドカ食い、飲酒、寝不足。。。
 
・・・想像すると夏が怖い。
 
ま、たまーにでも自身と向き合い「まじめ」な自分を引っ張り出すのは悪いことではありませんよね。
 
人生、緊張や苦労、ストレスがあってこそ成長できるし、息抜く時が素晴らしく感じられますからね。
 
あ、日付が変わった! 寝よ。
 
 
↑2010年3月、引退の110日ほど前。大分県のイベントへ参加したさい、現シマノレーシング黒枝選手のお父様と出会い(この時まだ御子息の存在は知りませんでした)大分名物「とり天」のおいしさを知った私はこの場でドカ食い。
 
 
 
 
↑が寄ってらっしゃい見てらっしゃい。6月の引退レース直前。人生の大一番を控えた私のおなかは、とり天のそれより皮が薄く。
って、そんなの地鶏、いや自撮りするなんて気持ち悪いですよね。でもあれです。人生でもう二度と来ないであろう、限界まで自律したボディーを撮影したくなる気持ち。わかるかなー。
 
 
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生涯チャレンジ、生涯学習

2019-04-22 18:33:43 | 日記

 

昨日、遠征から帰宅したらポストの横におりました。

家守(ヤモリ)さん。留守の家を守ってくれていたのでしょうか。サンクス。

 

最近・・・に限った事ではありませんが、時間に追われバタバタと過ごしています。一日のうちにやりたい事が色々とありすぎて時間が足りません。

やらなくてはいけない事、という多少ネガティブな事も含んだ‘色々’ではありますが、そのほとんどはもっとポジティブな‘やりたい事’だったりします。

もちろん皆さんも忙しい日々の中、時間を見つけ、もっと趣味などに取り組みたい気持ちは強いですよね。

もっと仕事に没頭したいと考えている人も居るかと思います。

私も、自分だけ1日が30時間あったらいいのに。と思う多くの人の一人です。

 

やりたい事の一つに、 

・ストレッチの時間を作りたい

という思いがあります。

選手時代は必要と感じつつも、自分の中での優先順位は高くなかったようで、継続的に行えた記憶がありません。

何故今かというと、ある人生の目標を見つけてしまったからです。

 

それは。

 

『生きているうちにもう一度綺麗に‘ブリッジ’がしたい。』

と何故か唐突に思い至ってしまったから。

 

ブリッジとは、あおむけに寝て背骨を中心として身体全体で弧を描き手と足を床に着けて静止する、あれです。

長年、ロードバイク上で過ごしていたせいか、猫背になったり、肩関節の可動域が少なくなったり、想像以上にブリッジの姿勢が取れなくなっていた事に気が付いたのは最近の事。

もちろん、それなりの年齢なのだから硬くもなるしブリッジなんかしなくても生きていけます。

が、やなり子供の時にできたことが今できない、という事実はちょっとさみしいし、目を背けることなくチャレンジしてみようかな。

と考えているのです。

 

2週間ほど肩や背中のストレッチを繰り返した結果。

・・・ぜーんぜん進歩した感覚を得られませんでした。むしろ固くなったような気が。。。

そもそも幼いときにできていた、という記憶すら怪しくなるほどカッチカチです。

が、それでももう少し継続的に行ってみようと考えています。

健康にも良さそうですしね。

 

もう一だけ紹介。

・学習する事

い、意識が高い!と思ったあなたにお知らせします。

これまであまりにも学習していなかった事に気が付いた(とっくに知っていたけれど)だけで、決して私の『学習したい』という気持ちが、‘普通’にしてきたか方に追いつくはずも無く、低レベルであると考えています。

が、やはり色々な知識を身につけたい、と考えた事には理由があります。

 

選手~スタッフとして自分なりに自転車競技と真摯に向き合ってきたことが幸いし、色々な方との出会いを経験させて頂いております。

その中には知識が多く優秀といえる人が多くいたし、今も周囲に沢山います。

彼らは決してその事をひけらかす事はなく、私などとも対等に接してくれるのですが、話しているとやはり物事への理解度や吸収、成長が早く視野が広いと感じます。

年齢問わず若者からも学ばされる事が多く、尊敬の気持ちを抱く事は少なくありません。

私も、これまで様々な活動をさせてもらい、多くの経験を重ねてきました。[苦労を伴う経験は人を成長させる]という事はその通りと思うし、私もそれなりの成長をさせて頂いた実感があります。

 

が、気が付いてしまったのです!

もっといろいろな知識を持ち合わせたうえで、同じ苦労と経験をできていたならば、さらに大きな成長があったはずだ。なんてもったいない人生を!!

と。

 

もちろん解っています。

ある種偏った努力しかできなかったからこそ、今の自分がいる事は否定できないし、その結果に感謝しています。

 

が、もっと知識を持ち合わせる事ができたなら、楽しいだろうな。とも考えはじめ、最近は一日に少しでもいいから何かしらの知識を手に入れたいと、実践しています。

 

音源やアプリで英語の学習にトライしてみたり、これまで持っていたトレーニングに纏わる諸々の学習をもう一度してみたり。

文字をなぞり綺麗な書体を学ぶような本も引っ張り出しました(買ったはいいけど10年ほど本棚に置かれていた)。

 

『死ぬまで勉強』などと言っていた高齢の方をテレビで見たけれど、気持ちが理解できなかった勉強嫌いな少年野寺でしたが、今はその発言の意味が解ります。

そんな事を思えるくらい、気持ちに余裕が生まれたのかもしれませんし、そんな風に思わなくてはいけないくらい、大人として焦りを感じたのかもしれません。

少なくとも、時間が欲しいと思えるくらい、チャレンジしたい事があるという事は幸せです。

が、誤解されると逆に恥ずかしいので、最後にもう一度言っておきます。

 

意識高い風に書きましたがそっちのジャンルの基本レベルがものすごく低いのです!

 

ストレッチも学習も継続できるよう頑張ろ。

 

家の敷地に花を育てる事も私には新たなチャレンジかも知れません。勿忘草(わすれなぐさ)がその儚そうな名前の響きの割には勝手に逞しく成長する事を、植えたは良いけど世話せず放置していた事によって知りました。(世話をしなかった事はちょっと反省

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技術は慣れかも

2019-04-18 21:59:03 | 日記



先日チームでお花見をした時に、黒枝選手が撮影してくれました。

一日が終わりゆく光の中、桜のシルエットを背景に飛ぶ、、、 いい歳のおっさん。

お花見をして自転車で遊ぶ、もはや人生の最高到達点。



ETを映画館で観た(話では途中で寝たらしい)世代の私としては、BMXに乗り月を背景に空を飛ぶことは夢でした。

MTBで夕日を背景に飛ぶ。それっぽい。

おっさんすらそれっぽく撮影してくれたキャメラーマン黒枝氏ありがとうございます。



この写真、走ってきてジャンプしているように見えますが実際には静止した状態から真上にジャンプしています。

ハンドルの引き上げとペダルを強く漕ぐ事を同時に行い前輪を浮かせ、間髪入れずに飛び上がるように後輪も引き上げます。

って、書いても良く解らない人は多いですよね。

要は身体に覚えこませた動作を正確に再現する事で、おっさんなった私でもヤングな時の私とさほど変わらないジャンプができたわけです。

ロード競技は日々の鍛錬で筋肉や内臓の能力を高め体力を向上させることが最も重要です。

が、同時に曲がったり止まったり自転車を左右に振ったりする技術や、時に障害物をさけるためにジャンプする動作も必要であったりします。

それは勝敗を左右する要素ともなり得ます。

技術の習得には生まれ持ったセンスが重要なように見えますが、実は繰り返しによる`慣れ´
と言えるものが大部分だったりします。

大体の人は免許取り立てでバックでの駐車には手こずりますよね。何年かして慣れればなんてことありません。

私はウイリーもできるし、写真のように飛ぶ事も出来ます。

人よりセンスがあって出来たものでなく、誰よりも強く憧れ、ひたすらできるまで何回も何日も何ヶ月も何年も諦めずに繰り返す事でできるようになりました。

どんな事でも結局は継続する事が大切なんですよね。

勉強を継続できなかったあの日の自分に伝えたい。

継続できるほどインパクトを受ける機会と感受性があったなら、そちらも達成できていた。

のか?

それはそれで、はなはだ疑問です。

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習慣づけを目指す

2019-04-16 21:25:25 | 日記

あー、またブログを放置してしまいました。

コツコツと、小さな習慣にしてしまえばと解ってはいるのですが、どうも時間の使い方が下手だったり、習慣づけの内容が大げさだったりして結局は続かない、なんてことになってしまいます。

このブログも、日々簡潔に書く事を心がければ良いのですが、ついつい書き始めると張り切ってしまって数回の更新で力尽きてしまうようです。

やりたいけどやれていない、様々な有意義な事を少しずつ習慣にしてゆきたいものです。

という事で、春真っ盛りですね。

桜は終わっても様々な花がぶわーと咲き始めています。

選手も花粉で鼻がぶわーっと・・・汚いのでやめておきます。

温かくなり動物も動きが活発になるのですが、もうすぐ蚊も飛び始めそうで嫌ですね。

ロードレースの活動を色々な場所で行ていると私にとっては珍しい様々な動物に出会います。

↑こんな感じ。

ヒキガエル、ヤモリやイモリ、オオミズアオ、アリグモ、ミヤマクワガタにイリベ、オオサンショウウオなんてのにも出合いました。真ん中の美しい我は?

 


これなんかはウンモンスズメ餓?というのでしょうか、移動中に立ち寄ったサーヴィスエリアに居たのですがイケメン過ぎです。

普段見ない生き物も、よく見れば身近にたくさんいるのでしょうね。

力強く生きる彼らのように、私もシーズンに向け精力的に活動してゆきたいものです。

と思い、先週末は沖縄のサイクルイベント(レース)に参加させて頂きました。

運動不足、ストレス解消にサイクリング再開です。

が、

雨で滑って転んで、お尻を擦りむいてしまうという失態。。。

引退以来約10年ぶりの擦り傷。

懐かし、、、くもなんとも無く、ただただ不快なだけです。

監督となり選手をサポートする立場と言うのについついはりきり過ぎました。反省

やはり何かを始めると張り切りすぎてしまうようです。コツコツやらねば。

 

 

 

 

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シーズンイン!

2019-03-21 09:39:42 | 日記

3月に入りレースシーズンがスタートしました。

選手は暖かい土地でのトレーニングキャンプばかりでなく、それ以前にも真冬の極寒の中毎日数時間のトレーニングを重ねてきました。

近年、ペダリングパワーを記録し、自らの基本能力とトレーニングによるストレスを数値化することにより、リスクを減らし最良の成長を可視化されたグラフを見ながら行う事が可能となりました。

参考: パワーメーターのデータ分析で調子の波を支配する! シマノレーシング入部正太朗

これがなかなか素晴らしく、私が現役時代に繰り返してしまっていた失敗を防ぎ競技力をもっと伸ばせたのでは、と思わされます。

その'失敗’とは多くの場合は気持ちが先行し、トレーニングや食事により身体やメンタルに負荷をかけすぎた事によるパフォーマンスの低下を経験したことです。

その時は自分のパフォーマンスが低下した事にすら目をそむけ『トレーニングを続ければ解決する』と信じ立ち止まることを拒み続けていました。

もちろん、後に冷静に考えれば意味がなく逆効果であったことは明白ですし、その時も気づいてはいたのですが、'やらない失敗'より‘やる失敗’を選ぶこと自体を自分の中で美化していた節があります。

パワーデータは強くなるためのステップを数値やグラフという形として見せてくれることはもちろんですが、過剰な負荷による悪影響により弱くなる兆しを事前に予想し防止する為の利用に非常に便利なものとなっています。

競技に真剣に向き合う選手にとって『もっと休みなさい』という他人からのアドバイスを受け入れることほど難しい事はありません。

人間味には欠けますが、デジタル機器が客観的に自分の状態を評価してくれる数値を選手が信頼し利用することは、必然なのかもしれません。

 

がしかし、それらデータの利用はまだまだ経験や検証が必要なものであるし、個人が持つフィジカルはもちろん、メンタルや技術、その他さまざまを正確に測りきることはできません。

私が後悔する『失敗』に関しても、それをするたびに自分がこの競技に向き合えている気になっていたし、競技人生を通してはその過程があったからこそ、私のような不甲斐ない選手が周囲の協力を得ることができ、自分でも夢と思っていたような結果の幾つかを実現してくれたのだとも考えています。

もし私の現役時代にパワーデータ、ストレススコアの数値があったとしても、そこから得られるアドバイスや警告をどれだけ耳を傾ける事が出来たか、疑問に感じています。

が、やはり失敗を繰り返し最終的には、コンピューターの画面にお世話になるかもしれませんね。反省

 

とにかく寒くても、暖かく環境が良くても、レースでも、通年長時間、心身に強い負荷を与え続ける自転車選手。

先日、Jプロツアーの開幕戦は1周5㎞と短く、厳しいコースでしたが選手の苦しむ顔も数多く見ることとなりました。

ハイペースを維持し苦しみチャレンジする姿はすばしい!

でも、

幸せになるための健康ペースのキープも必要だし、自分や周囲の喜びにつながる事を忘れてはいけませんね。

何を言いたいかといえば、、、自分でもよくわかりません。

勝利と同時に健康を維持し幸福をめざしましょう。

 

と、ここ数日間で見た素晴らしい景色を見返して思ったのです。

 

 

よ、日本一!
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