宮崎県西都市・西都原古墳群90号墳

宮崎県西都市三宅東立野の台地東端縁辺にあります。
中間台地から西都原台地へ行くルートの一つ、石貫階段（かって野村さんがプロ野球・ヤクルトスワローズの監督時代、キャンプであの古田選手や池山選手などを鍛えた階段）を登ったすぐ右側です。ちなみに左側には88号墳があります。
前方部を南に向けています。
第二古墳群のほぼ中央にあります。
大山祗塚（オオヤマズミツカ）古墳とも呼ばれていて、地元では古くから「コノハナサクヤヒメ」の父親の墓と言い伝えられています。

全長96ｍ、　後円部径51ｍ・高さ7.2ｍ、　前方部幅31ｍ・高さ3.9ｍ　柄鏡式の前方後円墳です。
西都原古墳群では、女狭穂塚古墳、男狭穂塚古墳に次ぐ大きさです。
墳丘には葺き石が施されています。
造り出しはありません。
墳丘の周りには、馬蹄形をした周濠があります。

前方部がややひらいている特徴から、前期の柄鏡式前方後円墳とみられ、4世紀前半ころの築造と推定されています。
西都原古墳群を代表する古墳の一つです。




　　　（前方部・東側から見る）


　　　（前方部・西側から見る）