古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

岡山県岡山市・尾上車山古墳

2016-09-03 08:46:04 | Weblog
岡山県岡山市北区尾上花尻、吉備津彦尊の陵墓「中山茶臼山古墳」のある吉備中山丘陵の南東部、標高約50mの尾根先端にあります。
神道山に上がる道の途中です。


「ギリギリ山古墳」と呼ばれることもあります。






             (後円部墳頂)

全長135m、 後円部径80m・高さ7m、 前方部先端幅50m・高さ5m 三段構築の前方後円墳です。


全国でも101番目の大きさです。
低くて細長い前方部を東に向けています。
その前方部前に広がる平地(市街地)は、古墳築造当時は海で山すそまで迫っていたそうです。


墳丘は後世の畑地の開墾で大きく削平を受けています。

造り出しはありません。
墳丘には葺石が施されていました。
円筒埴輪や形象埴輪・壺形埴輪 などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
1988年に発掘調査が行われています。
後円部頂にある埋葬施設は竪穴式石室です。

古墳時代前期・4世紀中頃の築造と推定されています。

昭和47年7月29日、国の史跡に指定されています。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿