古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

群馬県伊勢崎市・丸塚山古墳

2018-12-15 04:01:29 | Weblog
群馬県伊勢崎市三和町2448の畑地に囲まれた一角にあります。
「殖蓮村17号墳」と呼ばれることもあります。

全長81m、 後円部径58m・高さ8.2m、 前方部先端幅26.1m・高さ2.5m  帆立貝形の前方後円墳です。
前方部を南に向けています。


               (左側が前方部)


               (右側が前方部)








( 盗掘坑かと思いましたが、どうやらアナグマ等の獣の巣のようです)

墳丘の周りには幅13~15mの馬蹄形をした周濠があります。


墳丘には葺石が施されています。
円筒埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
大正12年と昭和30年(群馬大学史学研究室)の2回発掘調査が行われています。
後円部に3つの主体部が確認されています。


いづれも組合式箱型石棺で埋葬されていたそうです。
1基は長さ2.1m・幅0.6~0.7mの緑泥片岩製で、残る2基は凝灰岩製の長さ1.7~1.9m・幅0.3~0.5mのものだそうです。
出土品についてははっきりしていません。

昭和52年9月9日、伊勢崎市の史跡に指定されています。

古墳時代中期・5世紀後半頃の築造と推定されています。


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