宮崎県西都市・西都原古墳群内の陵墓参考地、男狭穂塚(おさほつか)古墳は、2004年から3ヵ年の予定でレーダー探査が行われています。2005年の調査で、国内最大の帆立貝形古墳であることが確認されました。しかもこれまでより20メートル長い175メートルと特定されました。併せて隣の女狭穂(めさほ)塚古墳もこれまでより4メートル長い180メートルと特定され、九州最大の前方後円墳を裏付けました。男狭穂塚古墳に眠る人物については、諸説がありますが、私個人的には仁徳天皇の妃・髪長媛の父、日向国の諸県君・牛諸井(うしもろい)ではないかと思っています。