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奥美濃の2山を縦走  小津権現山(1,157.8m) →  花房山(1,189.6m)

2013-05-21 22:15:06 | アウトドア

冬に岐阜から奥美濃を見ると、尖った形の目立つ山が見える事があります。小津権現山です。今回は藤波谷登山口から小津権現山に登り、稜線を縦走して花房山登山口に下りて来ました。8時間近いロングコースで途中からは雨が降り出し、大変な思いで踏破しました。

参考にしたのはミツルさんの「ミツルの山登り日記」です。
http://blogs.yahoo.co.jp/gotorami/30681808.html
ミツルさんは花房山から登り、小津権現山へ下りてきましたが、私たちは逆のコースを辿りました。

藤波谷登山口(7:39) ― №23鉄塔(7:59) ―  林道出合(8:50) ―  植林地(9:04) ―  
小津権現山山頂(10:04~10:14)  ―  モレ谷分岐(11:20) ― 1096P下(11:45~12:15)
 ―  1096P(12:30) ― 花房山山頂(13:16~13:20) ― やせ尾根 ―2分の1地点(14:40)
― くりのき平(15:00) ― 花房山登山口(15:46)

 
藤波登山口です。
ここから山へ登る仕度をして、登り始めます。


登り始めは九十九折れの道で急な登り道が続きます。


暫くすると勾配が緩くなりました。


林道出合いまで登ってきました。


藤波登山口へ下山していく人のためにプレートが結ばれていました。


大きなブナの木。
ここには休憩用に丸太の切り株が置いてありました。
ここからの先が植林地となっています。


植林地の中を登って行きます。


樹間から、この後に向かう花房山が見えました。


ピンクのシャクナゲ。
盛りの時期が過ぎていて雌しべだけが残った花もありました。


権現の肩。
トラロープに掴まりながら登りました。
小津権現の山頂までは、もう少しです。



トラロープを掴み頑張って登っています。


小津権現の山頂に着きました。
山頂には白山神社の小さな社がお祀りしてあります。


山頂から東方の眺めです。
この先に花房山が有りますがガスで見えません。
プレートは花房山への登山道の標識で、ここから降って行きます。


左側で枝に隠れているのが花房山です。
山頂をガスが覆っています。
山頂から下り、右側の山の尾根を縦走していきます。


これから縦走します。
山頂から下る道ですが、急な登山道となっていました。



花房山に向かう縦走路です。
藪笹が刈られ、道はハッキリしていました。
迷ったりしない道です。道を整備してくれた人に感謝します。



水溜りが有り、私たちの姿を見たガマガエルは水の中に隠れてしまいました。
また、花房山を下山の途中にガマガエルを見かけました。

今年はガマガエルを山でよく見ます。
3月の多度山では交尾をしていました。
また、4月の弥高山では交尾を終えたのか、ぐったりとした2匹を見ました。
そして、今回は水溜りに卵が一杯になっていました。
これまで、山でガマガエルを見る事が無かったのです。
今年はガマガエルを見る当たり年かもしれません。


振り返り小津権現を仰ぎ見ます。
あの山頂から下って来ました。
今回は北側から東側へ。
以前に南側をピストンした事があります。
小津権現は尖った山で山頂の周りは急登になっています。


モレ谷分岐まで来ました。



地図とスマートフォンを照合し、現在地を確認します。


ブナの葉に花の蕾のような物を見つけました。


1096ポイントの下でランチにしました。
ブナの木に花の蕾が付いているように見えました。ピンクの卵が付いているのでした。
自宅で調べてみると、ブナの虫こぶ(ブナハアカゲタマフシ)であることがわかりました。虫こぶの名づけ方にはルールがあって、宿主名+形成部位+形状+フシ、が一般的です。
ブナハアカゲタマフシは「ブナ+葉+赤毛玉+フシ」となっていました。
ブナ林に新葉が出ると、直ちに産卵するのでしょう。こんなのは初めて見ましたが、これも自然の一部分です。


1096ポイントまで来て小津権現方面を望みます。
眺望が良く、歩いて来たコースが判ります。


イワウチワが少しだけ残っていました。
イワカガミは1輪だけ目にしました。
ギンリョウソウやキランソウも見かけましたが、全般的には花の盛んな時期を過ぎていたと思いました。


花房山の山頂に着きました。
手作りのプレートが下がっていました。
この山頂に付く前には雨が降り始めました。


アップで。
雨が激しく降っていました。
画像がブレています。



山頂から見えた徳山ダム。
タップリと水を湛えています。


花房山の登山口まで降りて来ました。
シャガが咲いていました。



デポしておいた車です。
この時も激しく雨が降っていました。


最後に
花房山頂から登山口までは2時間半のロングコースでした。
山頂の手前で雨が降り出し、レインスーツを着ての下山となりました。
途中にはやせ尾根が有ったりするコースでしたが、必死になって下山して来ました。

滑落しちゃいました。
下山していて二分の一地点の手前で滑落しちゃいました。
歩いていて尻餅を付き4~5m仰向けの姿勢で滑りました。
落ち葉の上を滑ったのであって、私も同行の人もビックリしました。
でも、怪我が無くなんともありませんでした。

カタカナのコの字のようにロングコースを8時間近く掛かって歩きました。
小津権現から花房までの縦走の時は、まだ余裕が有りましたが、花房からの下山の時は、もう、必死の一言でした。
花房山頂から下る時道を間違えましたが、登り直して正しいルートに戻れました。長い下山の道を歩き、最後はヘロへロになっていました。
滑落しちゃうわ、デ、必死の思いで下山して来ました。
泣きっ面にハチではありませんが、ロングコースでしかも雨に降られ、散々でした。
最後の頃には足が上がら無くなりましたが、車の処までは着かねばならないと、必死の思いで下山してきました。
普段トレーニングをやっていますが、現役の時だったらこんな風には行かなかったかもしれません。逆に自信に思っても良いのかも知れません。
とにかく、大変でした。

長時間の山歩きでヘロヘロになりました。このコースは上級者向きのコースです。ロングコースに耐える自信がある方は歩いてみてはいかがでしょうか。


オマケです。

藤波登山口で登る準備をしていると、外車が何台も藤橋城方面に向かっていきました。
登っている途中でも、外車を多く見かけた事が話題となったりしました。
遠路から藤橋城に集結していました。

調べましたら「イタジョブ2013」と言うイベントでした。
http://club.ap.teacup.com/ohmygiulia5/1069.html

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