Kオジサンの新・山歩きの記

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渥美トレイル  大 山(328.0m) ・ 雨乞山(233m) 太平洋側から三河湾側へ

2016-02-18 23:59:26 | 各務原歩こう会

各務原歩こう会の2月例会に参加しました。今回は遠くの山で渥美半島まで出掛けて、半島を横断するように山を縦走しました。16名の参加者によるジジババ登山隊でしたが、私、Kオジサンが隊長を勤めました。
この大山と雨乞山ですが、12.02.11に登った事が有ります。
http://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/c953dcdde04525e85ab2897e08355c07#comment-list
その時は大山と雨乞山を別々に登りましたが、登った後に、縦走できる山だと言われました。渥美半島の山なら、今の時期に雪の心配がありません。それにバスで行けば、登山口で下ろして貰え、下山口で拾って貰う事が出来ます。

越戸運動広場口(10:00) ― 白山比神社(10:06~10:11) ― 大山口(10:57)

 ― 大山山頂(10:58~11:11) ― 大山口(11:12) ― 250三叉路(11:46) ― 

 谷太郎口(12:41) ― 雨乞山登山口(13:11~13:42) ― 見晴らし岩(14:04) ―  

タコウド(14:18) ― 物見岩(14:44) ― 雨乞山(15:10~15:17) ― 

雨乞山登山口(15:50) ― バス駐車地(16:00)

大山に登ってから、雨乞山を目指して歩き、三叉路から北に向かい糀峠を通る予定でしたが下まで降りてしまいました。降りた場所を谷太郎口と言うのではないかと思いましたが定かでは有りません。もともと、泉福寺のトイレを利用するつもりでしたので、コース的には誤りはありまんでした。しかし、一旦下って再び登りなおすという結果になりました。


発行 NPO法人渥美半島ハイキングクラブ。より引用しました。
この地図は今回の山行前に田原市役所へ資料要求し、商工観光課から観光資料を取り寄せました。その中の資料にこの「あつみトレイル」が入っていました。




往路で寄った道の駅です。
道の駅 あかばねロコステーション。
ここでトイレ休憩を取りました。




道の駅から見える大山です。
山姿が、初めはキツく、やがて緩やかになっていきます。




越戸の運動広場の入口にバスが停まってくれました。
ここで、仕度をして大山に向かいます。




大山に向かって登り始めました。
左はKオジサンの画像です。
右は最後尾で撮影してくれたAさんの画像です。
ビニールハウスの横の坂道から登り始めました。
団体で登り始めたところ、横の畑で農作業をしていた男性が、「これから大山に登るのかネ~」と。声を掛けてくれました。




白山比神社への階段です。
階段を登り切ると広場となっています。
神社の広場で準備体操をして、登山道に向かいました。




広場の隅に有った白山比神社の大木と言うプレートです。
ここから右に向かい、社務所の前を通って登山道に向かいます。
右に歩いて行けば、登山道となるのは知っていましたので、登山道に向かう事が出来ました。
登山道の位置を知らないと、何処から登って行けば良いのか、マゴ付くかも知れません。



急な登山道です。
この急な登山道に登り始める前に、道の脇にブルドーザーが留置して有るのを見かけました。集中豪雨でも有って、荒れた登山道をブルドーザーで整備したのでしょう。それも、つい最近に行ったように思えました。路面にキャタピラーの痕が付いていたからです。




急な登山道で、荒れていますが、この状態でも、整備が済んだ後なのでしょう。
道は九十九折れの道です。まだ、登り始めたばかりでして、ゆっくりと登って行きました。




高度が増してきて、もともとの登山道らしい姿になってきました。
傾斜が登り初めに比べると、緩やかになってきました。




先頭を歩く、今日のKオジサンです。




傾斜が緩くなって、平らな所にアンテナが設置して有ります。
この場所は古今分岐で古道登山道からの道が合流します。




登山道脇の低木。
カクレミノを指しています。




大山の山頂まで登って来ました。タワーのアンテナが見えます。
ここには指示標識が有り、標識に従って北に進むと泉福寺へ向かいます。
直進せずに、左に折れてタワーに向かいました。
この時。
若い二人の青年を見かけました。
彼らはこの場所から立ち去ろうとしていたのです。咄嗟に思ったのは、集合写真のシャッターを押して貰うことです。
集合写真はIチャンのカメラに収まりました。私がカメラを提げているのを見て、撮りましょうかと声を掛けてくれ、私のカメラでも全員写真を撮影してくれました。
二人に何処から来たのかと聞いたりしていました。地元の人達だと言うことが判りました。誰かが言っていました。「感じの良い青年だったね」と。
初対面でも旧知のように出来る。これも、山の良いところです。



山頂に望台が設置され、その横に標柱が有ります。そして、その横には三角点が有ります。
標柱の標高は327.9となっていますが、地図では328となっています。



展望台からの眺望です。
光る海。
その中に米粒ほどの船。実際は大きな船なのでしょう。
形からはコンテナ船だと推測できます。




こちらは箱型の船です。
この形は自動車運搬船です。
喫水が上がっていますので、車を輸出した帰りなのでしょう。




これは西の方角です。
千鳥が浜が弓状の形をしています。
三角形の尖った島は神島です。
伊良湖水道を航行していく船は形からタンカーだと推測できます。
山の上にはホテルが見えますが、伊良湖ビューホテルです。伊良湖港の方のホテルは山に隠れいます。



分岐の指示標識です。
山頂から指示標識まで戻ってきました。

この場所から北に向かいます。




枯草の間を通り抜けます。
今の時期だから道がはっきりと判りますが、雑草が繫ると道が薄くなりそうな道です。




下って行く途中、展望の良い場所が有りました。

前方に雨乞山方向が開けています。山の向こう側には三河湾が見えます。
左下の建物が泉福寺です。アソコを目指します。




下りの道が続きます。




下って来て、歩いて来た後ろの方向を振り返ります。
右は大山のアンテナが見えたところです。




何が有ったのでしょうか。
ミンナの視線が同じ方向に向きました。



アップダウンの繰り返しが続きます。
アップダウンが有りますが、キツイと言うほどでは有りません。
登山道の脇には大きく成長したウラジロが繫っています。




倒木が行く手を塞いでいる所も有ります。倒木を乗り越えて進みます。




下山して来て、泉福寺への指示標識が有ります。

すぐ近くには大山方面と観音の腰掛岩への標識も有りました。
この場所が谷太郎口と言うのだろうかと思いました。




歩いて来て、ミンナ立ち止まって見ています。イノシシの罠が仕掛けて有りました。
下山途中。イノシシが荒らしたような痕跡を見かけました。



あの山の方向から下りてきました。
三方を山に囲まれた地形です。イノシシがバッコするのに、もっこいの環境です。
畑、全体に網を掛けるのは無理なので、部分的に青い網を掛けたのでしょう。




Kオジサンが先頭で歩いています。




歩いて来て、鋭角なポイントに来ました。
ここで左に向かうか、右に向かうか迷いました。
左は偵察に行ってくれたYさんです。ここのポイントには表示が無く、どちらに向かって良いのか判りませんでした。
右は右方向に向かえば良い事が判り、歩き始めたところです。




泉福寺に向かって歩きます。
道路幅は、車が入って来れる広さが、余裕で有ります。この時は平坦な道でしたが、やがて坂道に変わって行きました。




泉福寺の駐車場に着きました。
ここが雨乞山の登山口になっていまして、これからのコースを確認しています。




手づくり看板が設置してあり、詳しく説明しています。




少し遅い昼食時間となりました。
男女、それぞれ、固まって、お昼となりました。
日向ぼっこをしながらの昼食です。




ランチタイムの風景です。
昼食を終え、出発の準備です。
車が停まっていますが、山に登りに来た人の車だと思います。





こちらが泉福寺です。
時間に余裕が無く、泉福寺にお参りできませんでしたが、Aさんが偵察に行って来ました。







駐車場を出発しまして、再び山登りの再開です。
少し登ると、現在地を表示するプレートが下がっていました。
ここから左へ平坦な道をスライドして行きます。




平坦な道の突き当りです。
ここでも、指示標識が設けて有りました。ここから展望岩に向かいます。
右は展望岩に向かって登って行くところです。




登山道を登り切ると展望が開けたところに出ました。
そこが展望岩の場所です。




展望岩から眺望を楽しみます。
ここからは伊良湖岬方面が良く見えます。




伊良湖方面です。
ここからは伊良湖シーパーク&スパも見る事が出来ます。



渥美火力発電所の方角です。



発電所の方角をズームしました。
知多半島の師崎方面が見えます。
師崎のタワーマンションが確認できます。
発電所の煙突の向こうの島が篠島で、右側の島は日間賀島です。ズームするとはっきりと見えました。





タコウドに向かって歩きます。
両側が常緑樹の林で眺望が利かないコースです。




タコウドです。標柱が設けてあり、三角点も有ります。




弁当岩に来ました。
岩が弁当箱に似ているから弁当岩と呼ぶのだろうかと言う声が聞こえました。
岩がゴツゴツしています。
南側の眺望が開け、弁当を広げるのに最適な場所です。




弁当岩からの南側の眺望です。
中心に見えるのが先ほど登ってきた大山です。
高圧線の鉄塔が見えます。渥美火力発電所からの電気を送電しています。発電所で発電した出来立ての電気です。




達磨岩からの眺望です。前面に三河湾が広がります。
砂洲なのでしょうか。地図を見ると鎗ヶ崎となっています。
三河湾越しに見える左側の平坦な土地は一色町で、右の山の有るところは幡豆町です。
左の船は自動車運搬船です。先ほど大山から見えた船でしょうか。



東の方の山。
あの山に向かって行きます。



岩の上を歩いていきます。
この辺りでは、右側に太平洋。左側に三河湾が見えました。
高圧線の鉄塔が豊橋方面に向かっています。先ほど見た渥美火力で発電された電気が送られて行きます。



これから向かう雨乞山です。
山頂に突起物が有り、人が居るように見えます。





雨乞山に着きました。
人の姿のように見えたのは標柱でした。
岩の上に立つと、360度の眺望が得られます。
狭い岩場ですので、入れ替わりとなります。


雨乞山から眺望です。
今まで歩いて来た方向の視界が広がります。
稜線。
そして、左に大山です。



雨乞山から下山して行きます。




岩場を下ります。
落ちないように慎重に岩場を下ります。




下にバスが待っているのが見えます。
停まっている軽四トラック。
キャベツの収穫の真っ最中です。




岩場を下って行きます。




高度が下がって来ました。
小石の上は滑り易くなっています。
スリップしないように慎重に足を進めます。




農業用の溜池なのでしょうか。
水の溜まった池があります。
ここまで来れば登山口はすぐ傍です。




ここが石神登山口です。
ピンボケでした。




下山して来ました。
右側には白い建物が有ります。ポンプ小屋なのか、池に付随する施設なのでしょう。
ここが石神登山口のコースです。
標識が設置して有る訳で無く、ここから雨乞山へ登れる事が判り難いです。道路脇にでも、指示標識が設けてあれば、登山者には有り難いです。



下山して来て

ホルスタインの子牛です。ピンボケでした。
下山して来て、バスに向かって歩きました。乳牛を飼育している女性が、私たちの姿を見て、「何処から来たね」と声を掛けてきました。こんな遠くまで、良く来たと言って貰えました。そして、牛を飼育しているので出かける事が出来ないと言っていました。私たちと同世代の女性です。私たちのように山へ登ったモノに対して何と思ったのでしょうか。

この近辺。
ここに来たら、辺りから肥の臭いがして来ました。牛舎が有りました。
乳牛を飼育している農場が5件ほど有りました。数十頭と飼育している農場です。牛乳のルートはどうなっているのでしょう。これだけの牛舎がまとまっていれば、集乳も好都合ではないでしょうか。各戸から出される牛乳。ステンレスのタンクローリーが来るのが想像できます。



バスが見えるところまで来ました。
その手前ではブロッコリーの収穫中です。

渥美半島は温暖な気候で野菜の一大供給地帯です。今回はキャベツやブロッコリーの収穫を見かけました。誰かが言っていました。これだけの野菜生産地となるには、豊川用水が出来たからだろうと。
今回、登った山は雨乞山でしたが、資料に、かつて雨乞い行ったと書いて有りました。荒れた畑作地帯で水は生命線です。天に向かって雨を乞う。必死だった時代が有ったのでしょう。


手づくりのプレート

歩いたコースで所々に手づくりの指示標識が下げられていました。見晴岩とか弁当岩と、その場所場所にプレートが下がっていて、何と言う場所なのかが判り、有り難いことです。
中段の左側の標識にサシバ峠と有ります。秋に渡るサシバが見れるからこのような名が付いたのかも知れません。サシバが渡る時期にここへ訪れて、サシバを見上げて見たいと思います。


道の駅 田原 めっくんはうす

帰路。道の駅へ寄りました。
道の駅 田原。めっくんはうすです。




道の駅 めっくんはうすです。
外装を工事していました。




ミンナ、めっくんはうすで、野菜の買い物をしました。売店には遠来の所から運ばれてきたものも有りましたが、魅力的な品物は地元で獲れた野菜達です。私はブロッコリーと青島ミカン。里いもを買ってきました。青島ミカンはオシマイの時期でした。ブロッコリーが2個入って110円でした。カミさんは、良いブロッコリーだと言っていました。
今回、大山から雨乞山へ歩くに当たって、資料を田原市役所の商工観光課から取り寄せました。資料が届いた旨を告げ、お礼を述べました。資料の取り扱いをしてくれたのがKさんでした。その時、Kさんに田原市でお金を落とすようにさせますと言いました。これで約束が果せた。そんな気分になれました。

山登り + α
山に登って、プラスアルファーな事を学べました。まるで、社会科の活きた教材のようです。
大山から海を行く船。私はその姿からどのような船なのか推測できます。最近は貨物船らしい貨物船を見かけなくなりました。ほとんどがコンテナ船です。四角い箱型の船は自動車運搬船です。伊良湖水道を通過する多くの船。経済活動が進んでいるのだと思います。

雨乞山から下山して来てキャベツやブロッコリー畑。この辺りがこんなに野菜畑地帯だとは知りませんでした。それに何箇所もの牛舎。牛乳の大供給地なのだと実感しました。
田原市は平成の大合併で誕生した市です。間も無く、合併10周年を迎えるのでしょう。盛んな農業。これも温暖な渥美半島だからこそです。外海と内海の漁業。そして観光。今回、バスは通過しませんでしたが、三河湾沿いに大きな工場が並びます。活気の有る田原市を感じました。
このような事を目に出来るのも、バスの山登りの利点かも知れません。



感想
今回の特徴的なことは眺望に恵まれているコースだと言うことです。展望場所以外では、樹木に隔たれて視界が塞がれていました。落葉樹の山ですと冬季は落葉して、樹間から景色が望めますが、この辺り木々は落葉していないので、視界が利きませんでした。
山の魅力の1つに眺望が有ります。歩いた大山から雨乞山に掛けてのコースは、展望場所から抜群の眺望に恵まれたコースでした。大山からは太平洋が一望でき、神島や伊良湖水道が見えました。そして、沖を航行する車両運搬船が見えました。また、雨乞山からは北側の眺望が開けていて三河湾が一望できました。三河湾の向こうには、特徴的な姿の本宮山や三ヶ根山が見えました。

今回のコースで、岩の上を歩く箇所が有ったり、岩を下って行く箇所も有りまして、山歩きを楽しめる山でした。
山へ行って来て、良い山だったと言って貰らえた事が嬉しいです。

コメント (2)
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