このところむちゃくちゃ忙しい。
土曜渡しの物件があって、期日に間に合わせるためには私も労働・打ち合わせ・催促・連絡待ちでやたら駆けずり回っている。おとといは1日中一人っきりでワックス掛けしてたし、本日は朝7時半からかぎ調整の立会い。一人で仕事してる独立自営の職人さんが多いので、時間の合い間をみて来てくれてるから、こちらの時間はどうしても細切れになるのは仕方がない。腕を持ってる人が優先。
だから、シネコンの1月中の平日無料鑑賞券があと2枚あるのに行けない!なんとか行きたい!
キャサリン・ヘプバーンの「アフリカの女王と私」を読んだ。あの映画制作後35年もたってから回想してかかれたものだが、年月を感じさせないほど描写が、細部にわたり、活き活きしている。彼女にとっても、ものすごく印象的なお仕事だったのだな、と思わされる。
人物の描写、特にボギーは本当に彼の人となりが立ち上がってくるよう。
私の知るかぎり、ボギーほど大きな男はそういない。道の真ん中を、まっすぐに歩いてくる人だった。
「かもしれない(メイビー)」とはいわなかった。口をひらけば「イエス」か「ノー」のどちらかだった。
ボギーは酒が好きだった。酒を飲んだ。
ボギーは船に乗るのが好きだった。船に乗った。
ボギーは役者だった。役者であることに満足し、誇りを持っていた。
「元気?だいじょうぶ?」私にはいつもそう声をかけてくれた。
なにかと面倒も見てくれた。「要るものはない?」と訊いてくれるのだ。
一言でまとめよう。ボギーにはごまかしがなかった。本当に男らしい男だった。(文春文庫版/19ページ)
キャ~~~! 素敵!文章も素敵!
アイザック・アシモフの「象牙の塔の殺人」1958年のミステリ。これは、大学の化学の助教授が探偵役で被害者がドクター課程の学生。アシモフのお手のものの世界。ほとんど学内だけの話なので、研究内容とか細部を今風にアレンジしたら、そのまま新作と言っても通用しそうな感じ。古風がよいミステリもあるけど、これは人間をそのまま使えそう。特に刑事さんなんか、コロンボ風で、もしかしてこの本にインスパイアされたのかと思うほど。
ただ、今なら消しゴムの痕でひらめくのは無理でしょう。
映画になりますということで今さら「亡国のイージス」読んでました。う~ん、忙しいこともあって、冒険小説らしい一気読みが出来なかったので、感想が違ってきてるかもなのだが、これは爽快感が残るっていう小説ではないのですね。ラストで思わず、「これでいいのかな~」と思ったりして。また時間のある時に、要一気読みです。
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土曜渡しの物件があって、期日に間に合わせるためには私も労働・打ち合わせ・催促・連絡待ちでやたら駆けずり回っている。おとといは1日中一人っきりでワックス掛けしてたし、本日は朝7時半からかぎ調整の立会い。一人で仕事してる独立自営の職人さんが多いので、時間の合い間をみて来てくれてるから、こちらの時間はどうしても細切れになるのは仕方がない。腕を持ってる人が優先。
だから、シネコンの1月中の平日無料鑑賞券があと2枚あるのに行けない!なんとか行きたい!
キャサリン・ヘプバーンの「アフリカの女王と私」を読んだ。あの映画制作後35年もたってから回想してかかれたものだが、年月を感じさせないほど描写が、細部にわたり、活き活きしている。彼女にとっても、ものすごく印象的なお仕事だったのだな、と思わされる。
人物の描写、特にボギーは本当に彼の人となりが立ち上がってくるよう。
私の知るかぎり、ボギーほど大きな男はそういない。道の真ん中を、まっすぐに歩いてくる人だった。
「かもしれない(メイビー)」とはいわなかった。口をひらけば「イエス」か「ノー」のどちらかだった。
ボギーは酒が好きだった。酒を飲んだ。
ボギーは船に乗るのが好きだった。船に乗った。
ボギーは役者だった。役者であることに満足し、誇りを持っていた。
「元気?だいじょうぶ?」私にはいつもそう声をかけてくれた。
なにかと面倒も見てくれた。「要るものはない?」と訊いてくれるのだ。
一言でまとめよう。ボギーにはごまかしがなかった。本当に男らしい男だった。(文春文庫版/19ページ)
キャ~~~! 素敵!文章も素敵!
アイザック・アシモフの「象牙の塔の殺人」1958年のミステリ。これは、大学の化学の助教授が探偵役で被害者がドクター課程の学生。アシモフのお手のものの世界。ほとんど学内だけの話なので、研究内容とか細部を今風にアレンジしたら、そのまま新作と言っても通用しそうな感じ。古風がよいミステリもあるけど、これは人間をそのまま使えそう。特に刑事さんなんか、コロンボ風で、もしかしてこの本にインスパイアされたのかと思うほど。
ただ、今なら消しゴムの痕でひらめくのは無理でしょう。
映画になりますということで今さら「亡国のイージス」読んでました。う~ん、忙しいこともあって、冒険小説らしい一気読みが出来なかったので、感想が違ってきてるかもなのだが、これは爽快感が残るっていう小説ではないのですね。ラストで思わず、「これでいいのかな~」と思ったりして。また時間のある時に、要一気読みです。
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