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虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

シトロエンDS

2004年10月22日 | 日記・雑記
夜、BSでトリュフォーの「日曜日が待ち遠しい!」を見ていました。
トリュフォーの遺作で、ファニー・アルダンがヒロイン。
初めて見ました。
軽やかで、いかにも楽しさにあふれた、サスペンスはおまけ、みたいな映画でした。
エンドクレジットのバックの子どもたちがカメラのレンズフード(かな?)を足であっちこっちへやるシーンが象徴してるようです。

で、わあ~と喜んでたのが83年の映画なのに55年登場のシトロエンDSが出てきた!
一本スポークのステアリングの、デザインの圧倒的に美し~い車!
弁護士の乗ってるのがボルボで、やっぱトリュフォーのセンスじゃ!なんちゃって思ったのでした。

聞くのも恐ろしいけれど

2004年10月14日 | 日記・雑記
パレスチナ少女にとどめの乱射 イスラエル兵が内部告発 (朝日新聞) - goo ニュース

 聞くのも知るのも恐ろしいことだが、内部告発というのがまだ一筋の光なんだろうか。
 パレスチナでは、子どもの誤射が「ありふれた事件」だという。2年前の9月11日のテロの背景には、ありふれた恐ろしい事件がいっぱいそれも長い間続いている。

 去年から時々見に行っているサイトに、イラク女性のWEB日記を日本語で読めるようにしてくれているところがある。

Baghdad Burning

 久しぶりに行ったら、マイケル・ムーアの「華氏911」を見た日の記述があった。
 本当に胸が痛かった。
 アメリカの人も見ている。反論のメールを送ったりしている。
 敵味方お互いに交流して、理解しようと努めあえば解決の道が見つかるかも、というのもむなしく響くような記事が続く。でも、遅々たる歩みでも、ほんとにわずかでも進めたい。人間が心安らかに生きる為に本当に必要なことが何か、についての認識へ。
 
 そのためにも、できるだけ知りたいと思う。

「バグダード・バーニング」は本にもなっています。
  定価:本体1500円+税 発行:(株)アートン

クリームパンとちゃっきり金太

2004年10月11日 | 日記・雑記
本日は地区の運動会で
町内会のお兄様お姉さまと一緒に働いてきました。

雨だったのでグラウンドが使えませんでしたが
中学校の体育館で無理やりやってきました。

働いたので帰りに

クリームパン2個 ジャムパン2個
目覚まし時計1個
ソフトまな板1枚
お菓子詰め合わせ袋(子どもの競技の景品のあまり)3袋
ボールペン1本

もらいました。

しかし帰りに気がついたのが
「『エノケンのちゃっきり金太』の録画予約忘れた!」

一昨年の旧作館の上映のときも見逃したし、
アタシは、どうして「ちゃっきり金太」に縁がないんだろう…

台風来ました

2004年10月10日 | 日記・雑記
朝からずっとテレビで台風情報流しているし
なんだか気分が上ずってしまいました。
みんな外に出ずに家にいたので
せっかくDVDの新しいのが届いたのに
暢気に見ていると非難の眼を浴びそうで自粛。
「三つ数えろ 特別版」(どこが特別なんだろう!ワクワク)
「悪名」(わーい!)
の2枚。

10月なのでさぼり気味だった各種伝票類の整理などしていました。
AMAZON の古書は買うときは便利だけど
伝票の書き方がみんなばらばらなのでメール確認しないと金額の突合せがきっちりいかないのがあったりする。ちょっとイライラして、気分転換に手仕事。またまたテープで大きめのかごを作りました。

 午後に入って本格的に風が出てきて、けっこう怖かった。夜7時ごろまでには風もおさまったけれど、電車はそこらじゅうで止まってるし、それでもバスが動いてたのはえらい。
 うちでも外の排水が能力オーバーであふれるし、ラズベリーはぽっきり折れちゃったし、自転車はひっくり返ってるし、後始末はなかなか大変そう。

イチロー記録を260へ

2004年10月03日 | 日記・雑記
驚きました。
昨日書いたの記事で、イチロー選手のことはちょっぴりなのに、このトラックバックの多さ!
それだけ注目なんですね。
普段野球は、野球映画以外見ない私まで記録達成の試合放送探してリモコン握りしめてたんですから、盛り上がって当然ですよね。

本日もまた記録更新です。ヒット260本を記録しました。
この記録樹立をリアルタイムで経験できるというのも今生きている幸せにカウントできますね!

ゲーム脳の恐怖・ここまで!

2004年09月30日 | 日記・雑記
 本日は「零式戦闘機」を昼にずっと、それに高校生が学校図書館から借りてきた「クライマーズ・ハイ」を読んでしまわなくてはならなかったので、なんと映画ぜ~んぜん見てません。何にも見ない日なんて、何日振りでしょうか。最近モームとかサルトル、それに古本の海洋小説ばかり読んでいたので、実は日本の新刊久しぶりです。4時間くらいで読了しましたが、それなりにぐっと来る本でした。自分がこうありたいと願っても、うまくそうなれるものでもない。その中で、自分で道を選ぶしかないのよね。でも、穏やかに救われる小説でした。

 ところで、私、手芸用品会社のメールマガジンとってるんですよ~
 それが今回はなんとあの「ゲーム脳の恐怖」が紹介してあってね~!ゲーム脳になっちゃった脳の回復のためにはお手玉がいいんですと!

 ゲーム脳というのは、上掲の本によれば、「小学校低学年あるいは幼稚園児から大学生になるまで週4~6回、1日2~7時間テレビゲームを」を続けると、「ゲーム脳人間」になり、「前頭前野の脳活動が消失したといっても過言でないほど低下」してしまうそうです。
そして、「前頭前野の機能が低下すると、判断力などがなくなり、状況や周囲に配慮しない行動をとるように」なり、「自分勝手な態度や非常識な言葉づかい、暴力的行為などがその典型的な例」としてあげることができると指摘しています。

そして、著者の森教授の「ゲーム脳の直し方」を紹介しています。
(C)講談社 Web現代2002年11月20日号

ま、この日付がけっこう泣かせるんですけどね。
私は、お手玉できません。下手です。でもって編み物も刺繍もするし、浴衣も縫います(ジジババっ子のソコヂカラとでも言いますか…浴衣だけですが一応伝統方式で)。手仕事系もかなりやりますが、ゲームもします。みんなおんなじ様に脳みそ使ってると思います。実は私は粗暴な人間なんでしょうか?
 
いえ、トンデモ認定もされて、少しは冷静に見られてるのかなと思ったのに、「ゲーム脳の恐怖」まだまだ有力ですねえ。
私は、「ゲーム脳の恐怖」読んだ限りではデータの収集方法にも、論理展開にも問題あると思います。それにどうも先に結論ありき、って感じの本なのです。
↑の講談社のゲーム脳シリーズも、森教授だけでなくて、いろんな人が出てきていまどきの傾向というものを解析してくれてますが、短い紹介だけでは、どういう根拠で言っているのかがわからない恨みがあります。トンデモとそうでない論は、自分で区別するしかありません。

紫電改

2004年09月29日 | 日記・雑記
ブッキーさんのコメントの中の戦艦武蔵・大和・紫電改、まずぱっと思うい浮かぶものが違うんだなあ、と思いました。
戦艦大和に関してはやはり吉田満「戦艦大和の最期」になっちゃいます。でも友人は「宇宙戦艦ヤマト」しか知らん、といってます。高校生くらいになると、「そんなのあったねえ」
「紫電改のタカ」という漫画は知りませんが、零式戦闘機関連の本を読んでいるのでエンジンがパワーアップされた名機だったということは知っています。

ただ同時に、この機が出来たころ、アメリカは空中戦のやり方を変えていて、それまでの一騎討ち的な方法はやめ、空中戦も双発機のスピードがうんと速いのにして装甲を上げ、複数機で一揆を狙う戦法に切り替え、紫電改の性能が果たして実践で十分に発揮しえたものだったか?なんてのも読みました。
名古屋空港の博物館で模型を見てきました。

うちは工学系技術者が多いのですが、その連中に言わせると、柳田邦夫「零式戦闘機」は当時の技術後進国であった日本の中で傑出した名機を作り上げた技術者たちのドラマとして涙なしには読めない本だそうです。
 さっきから読んでいますが、確かに「プロジェクトX」なんかメじゃないかも…

クストリッツァとマイケル・ムーア

2004年09月27日 | 日記・雑記
 26日はクストリッツァ監督の「アンダーグラウンド」を見ました。
 今まで見てなくて損したな、という映画でありましたが、これも整理の時間を要する映画みたいなので、感想は後回しです。
 こういう映画を見ると私がマイケル・ムーアの作品を見て感じる「妙な感じ」の意味がわかるような気がする。ただ、ムーア監督が自分自身を賭けて、アメリカに、世界に問いかける姿勢は素晴らしい。彼もアメリカの希望だと思う。
 アメリカ社会については、本で読んでいるだけで、実際に行ったこともないのだが、「アメリカ市民はこうあらねばならぬ」圧力はかなり強力そうだし、反面、水面下で進行する市民モラルの崩壊は日本よりもずっと先を行っているようだ。その中で身体を張るのは並大抵の覚悟では出来ないだろうな。

 こんなこと考えてるときにあまりにもタイミングよく、日経新聞の日曜書評は、今の世界がどこへ行くのかを考える為に、みたいなラインナップだった。やっぱりある程度テーマがあるのだろうか?

マイケル・ムーアのサイト(英語ですが)

 なんだかんだいっても、私たちを取り巻く環境は変化している。今までにあった物ではそれに対応できなくても、対応できていた記憶は持っている。
 どこかで読んだように
 「離れたばかりの岸は見えているが、対岸がはるかで見えない川を渡るようなもの」
(どこで読んだか忘れてしまった、すいません)
 私たちは、対岸よりもっと遥かにある理想の光を頼りに、力だけの肯定ではなく、調和を目指さなくてはいけないのだろう。…というのがまとまってなくて舌足らずだけど「アンダーグラウンド」の感想です。
 整理出来たらちゃんと書きます。

土器の補修と土瓶つぎ

2004年09月26日 | 日記・雑記
家族が青森の三内丸山遺跡へ行ってきました。
一昨年、修学旅行で行ってきたのも一人いるのですが、
行ってきただけで何にも見てませんでした。
私も三越美術館(もうなくなっちゃったですね)の縄文博以来、その片鱗に触れることが出来ましたです。

この土器の補修は、穴を開けて紐で縛って形を保つんですね。
水物は無理でしょうけど、乾きものの保管には十分だということでしょうか。

これで思い出したのが「初恋の来た道」のどんぶり修理のおじいさん。
私は見たことありませんが、東京・横浜でも
昔「中国人の土瓶つぎ」のおじいさんが回っていたそうです。
割れた陶器をかんかんと鎹みたいなもの打ち付けて
ちょうど「初恋の来た道」みたいに直して行ったそうです。

この土器の修理と同じ方法でしょうか?
でもドビンだったら水入れるんですよね?
漏らなかったのかな?

お抹茶茶碗のいいのは金で接いだりしますが、
こういう日常品の修理は日本では滅びましたでしょうか。
もう20年前に亡くなったお婆さまがたの話です。

そんなにうんと古い昔の話ではないけど、もうわかりません。

アマゾン最近のお薦め

2004年09月24日 | 日記・雑記
AMAZONの私向け日替わりお薦め商品、最近ますます品揃えのわけわかんなさが増しています。

昨日のお薦めは

本のおすすめ
『暗黒童話』乙一
『攻略せよ、要衝モーリシャス(下) ジャック・オーブリーシリーズ』
『南太平洋、波瀾の追撃戦〈上〉―英国海軍の雄ジャック・オーブリー』

ミュージックのおすすめ
『スニーカーCDコレクション きみにしか聞こえない CALLING YOU』
『ドラマCD 最遊記〈金閣・銀閣編〉』
『Chara CDコレクション 愛情鎖縛 二重螺旋2』
『ドラマCD 学園ヘヴン2~Welcome to HEAVEN!~』

ゲームのおすすめ
『鋼の錬金術師 翔べない天使』

ソフトウェアのおすすめ
『英会話センス 瞬間応答』

DVDのおすすめ
『スキージャンプ・ペア オフィシャルDVD』
デレク・ジャーマン
『ラスト・オブ・イングランド』
『エンジェリック・カンヴァセーション』
『ジュビリー』

脈絡ない~。
こういうのの関連商品をずっと買ってるのはどういう人物だろうか?と我ながら?
でも最遊記はいらないなあ。

休日ですが・・・

2004年09月23日 | 日記・雑記
今日も職人さんの都合により
私もお付き合いです。
いえ、お付き合いで現場にいるだけ。
…しくしく。
昨日は暇な日だったから、あまり文句言えないんですが。でも世間が休みで、自分がそうでないと悲しくなるのはなぜでしょう?わがままでしょうね。実際に働いてるのは職人さんたちなんですから。

目立たないように、こっそりDVDでも見ようかな。

映画館が遠い(立腹編)

2004年09月21日 | 日記・雑記
昨日やっと「ヴァン・ヘルシング」一緒に見に行こうと言うのが現れた。
喜んだのもつかの間、このところ職人仕事の手配をしていて、昨日は休日でも仕事していたので鍵の管理の為に、作業が終わるまで出かけられなかった。
そしたら、その待ち時間の間にそいつは酔っ払っちゃったのである。
酔っ払い連れて映画なんてとんでもない!
だいたい、そばにいるのが酔っ払いでは、もし倒れても役に立たないじゃない!

今週、なんとしても行ってやる!
めまいや貧血起こしたって、死にゃしないわ!入れ替えの監視に来たアルバイトに発見されるくらいよ。ぜ~ったい行く!
など、決意を固めた週末でした。

チャレンジ!

2004年09月06日 | 日記・雑記
うちで取っている週一の英字新聞の9月4日号のトップ記事は、女子マラソンの世界記録保持者で完走することの出来なかったイギリスのラドクリフ選手の涙顔。

 彼女はレース後のインタビューで語っている。
 "Basically I don't have a lot of explanations at this point.They were tough conditions, but they were tough for everyone."
 -厳しい条件はすべての選手に同様であったのに-
 一万メートルも棄権してしまった。身体的に悪いところは無い様なのに。
 あれだけの選手が、自分の身体が意のままにならなくなる。人間の心と身体は難しいものだ。オリンピックといえば、上の上の頂上での競い合いで、そこでもやはり、こういうこともあるんだなあ。

 スポーツによらず、好きで始めて少し強くなって、少し勝ち抜いてもっと強くなりたくなる。でも自分が強くなればなるほど、「上には上がある」を否応なく認識させられる場面にもぶち当たる。負けて、もっと練習して、やっぱり勝てなかったりする。
 うちの市大会、県大会クラスどまりのスポーツ選手もそうだった。自分の能力が見えるというのはつらいことだと思う。それでも「より強くなりたい」と練習して、厳しい顔で試合してるのを見てるのが好きでよく応援に行った。

 同じ記事で、メキシコオリンピックのマラソンで負傷した足でぶっちぎり最下位ゴールをした、タンザニアのAkhwari選手のエピソードが紹介されている。
 彼は、「なぜ勝つ見込みがないのに走り続けたのか?」と尋ねられ、答えている。
 "My country did not send me 7000 miles away to start the race. They sent me 7000 miles to finish it."
 ースタートするためでなく、レースを完走する為に私の国は私を送り出したのだからー(このfinish ってどういう言葉を使うとニュアンスがきちんと伝わるでしょうね)

 スポーツがその人に持つ意味はそりゃ人それぞれ違うだろうけれど、自己の可能性にチャレンジする姿は、見る側の中で眠っている部分を揺り動かすものを持っています。
 ラドクリフ選手、これから大変なんだろうと思う。でもそれを乗り越えて4度目のオリンピックにチャレンジしてくれるのを期待してます。

 それでね~、3面に浜口アニマルお父さんが、警備員に制止されてる写真が…
 キャプションが animal instinct …野性の本能って…  

オリンピックとは

2004年08月24日 | 日記・雑記
見るのにも体力がいるものですね。
しみじみ実感する今日この頃です。
休み時間に昨日見た「アラスカ珍道中」「名探偵登場」どちらかについて書いてしまおうと思っても、眠くて頭が働きません。
夜元気があったら書きたいですが、また競技が始まってしまう。こんなに夜中のテレビにかじりつくとは思ってませんでしたが、すごいですからねえ、日本選手の活躍。

それにしても、選手たちの顔、すがすがしく美しいです。それに体操と水泳では同じ筋肉隆々でも少し違う…とか、人体って美しい、と見惚れる日々でございます。

ゾルゲ事件

2004年08月21日 | 日記・雑記
 BSで篠田正浩監督の「スパイ・ゾルゲ」をやっていた。

 この映画自体は公開時から、CGによる戦前の東京再現はすごいなあと感心しても、今ひとつ入り込めなかったのだが、本木雅弘の尾崎秀実の口を通しての時局分析は胸が痛くなる。「日本はファシズムと手を切らなければいけない」もしそれができていれば。三国同盟を結んだとき、私のような素人が考えても、見通しが甘かったとしか言いようがない。

 ゾルゲ事件は、歴史の授業でやって、それから「生きているユダ」を読んだ。尾崎秀実の弟、文芸評論家 尾崎秀樹による告発の書(だと思う)だが、この本で一番こたえたのは尾崎一家の戦中の生活である。
 黒澤明の「わが青春に悔いなし」でもそうなんだけど、普通の人々も戦中の鬱屈した気持ちのはけ口を求めて、堂々といじめてもいい人を探していたようで、こわい。