二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

こんなライフスタイル(ポエムNO.3-88)

2020年07月05日 | 俳句・短歌・詩集
「詩人だの歌人だの俳人だの そういう人種が まだ棲息しているんだってね」と友人にいわれた。 「絶滅危惧種だよね どっちみち」と。 世知辛い世の中になったもんだ。 友人が立去り ちょっぴり夕立があって涼しくなった。 「はて あの句集はどこへ突っ込んだかしら 与謝蕪村のあれは」 缶コーラ片手にロッキングチェアに腰を下ろす。 要するにヒマをもてあましている。 天文学の本が読みたかったけど 朝から . . . 本文を読む
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オカトラノオとクロアゲハ

2020年07月04日 | シャッフル/photos
先日クロアゲハのクローズアップを撮影した同じゴルフ練習場脇の植林。 オカトラノオが咲いていると思って運転席から眺めていたら、そこへお食事にやってきたのがなんとクロアゲハ。 そうだったのか! 2頭いた。 暗い曇天の午後4時、しかも林の中(^^;)  天候を見はからって再登板するかな(ノ_σ) . . . 本文を読む
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レスピーギの「ローマ三部作」はトスカニーニ!

2020年07月04日 | 音楽(クラシック関連)
レスピーギの有名な「ローマ三部作」。 ムーティー、小澤、デュトワで聴いてきたけど納得いかなかった(~o~)  ところがトスカニーニ&NBCを聴くにおよび「これ聴かなきゃだめ、これじゃねえか!」。 中でも「ローマの松」はサイコー(^ー^)ノ  十数年前にCD買ったのを忘れていた。 よくあることだけど、粗忽者めが! . . . 本文を読む
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中原中也と大岡昇平 ~「冬の長門峡」を軸に

2020年07月04日 | 俳句・短歌・詩集
   (大岡昇平「中原中也」講談社文芸文庫) 長い間の懸案だった大岡昇平さんの「中原中也」を、ようやく読みおえることができた。 併せて小林秀雄が、中原について書いた短い文章7編をすべて読み返した。 そこでたいへん興味ある「裏側」の光景を眼にすることができたので、感想をしたためておこう。 わたしが読んだのは、「中原中也伝――揺籃」「朝の歌」「在りし日の歌」の3編を収めた講談社文芸文庫の「中原 . . . 本文を読む
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木槿のソネット(ポエムNO.3-87)

2020年07月03日 | 俳句・短歌・詩集
   (2019年7月撮影) 川べりに大きな木槿がふうわり 落下傘のようにいくつも いくつも舞い降りて つつましやかなピンク色であたりをつつんでいる。 若くして亡くなった女流詩人のおもかげは たおやかなシルエットとなって風に舞う。 あれはだれかをさがしているのだろう。 待っている人はやってこない。 夜になると花びらはとじて 愛のことばを大事そうにかかえながら 首をうなだれ 口もとをかすか . . . 本文を読む
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吉本隆明「改訂新版 共同幻想論」(角川文庫版)を買う

2020年07月02日 | 哲学・思想・宗教
戦後、哲学・思想分野で巨大な仕事をした吉本隆明の「改訂新版 共同幻想論」。 NHKの100分de名著の刊行にあわせ、印字の大きな新装版が出た。 名著だとは漠然と感じはするがとにかく難解(=_=)  単行本出版時に最後まで読み通したものの、字面を追っただけ。 今度こそと思うけど、どこまで理解できるやら(゚ペ) . . . 本文を読む
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色鮮やかな葉っぱ

2020年07月01日 | シャッフル/photos
近所の駐車場でこんなに色鮮やかな葉っぱをひろった。 細菌のしわざだろうが、ひろったわたしがびっくり(@_@)  ケヤキかしら、違うかな。 手で押さえていないと、くるんと丸まってしまう。 . . . 本文を読む
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悔い改めねば(ポエムNO.3-86)

2020年07月01日 | 俳句・短歌・詩集
   (2013年7月 ヤシカマット124G) 茶目っ気たっぷりな男が おはよう おはようと挨拶しながら歩いている。 あれはだれだろう 中也に似ている。 街角のすべすべした岩陰に いろとりどりのチラシが貼ってあって その男もチラシを貼ってまわっている。 「裁きの日は近づいた」 ん? なんだか 強烈なアルコールのにおいがするぞ。 片足あげておしっこをする 道端の犬にも見える。 話はじめると . . . 本文を読む
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