二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

忘れていた素晴らしきSymphony ~シューマンの交響曲第4番ニ短調

2020年07月23日 | 音楽(クラシック関連)
   (昨日BOOK OFFで買ってきたCD。チェビリダッケ&ミュンヘン・フィル1986年) ながらく忘れていた音楽。 わたしがクラシックに帰ってくるのは数年に一度なので、以前どんな音楽に夢中になっていたのか、しばしば忘れてしまう(=_=) 音楽の時間、写真の時間、本の時間、そして詩の時間。 大きく分けると、これらのカテゴリーのあいだを、5~6年おきにいったりきたりしている。 詩の場合は、 . . . 本文を読む
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逆光の川面

2020年07月23日 | シャッフル/photos
過去からの手紙35。 このシリーズはほぼすべてこれまでUPしたことがある写真なので、ご了承下さいませ。 タイトルは、えーと「逆光の川面」とでもしようか、つまらんタイトルですけど。 モノクローム!?  いえいえ、これ、カラーなのです。 川は板東太郎、通りがかりのスナップ(^^♪ . . . 本文を読む
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コーヒーを一杯(ポエムNO.3-96)

2020年07月22日 | 俳句・短歌・詩集
いまなすべきことがあるだろうか とかんがえはじめると なにもかもが霞んで どんどん遠ざかって。 ああ手がとどくもの なんてなにもないじゃないか。 なにもない。 ぼんやりしているのが心地いいよ。 年をとって 日がな一日 ぼんやりするにも飽きてしまい 今日はなつかしいブラームスとつれだって アンモナイトの太古の闇をぐるっく ぐるっく散歩した。 ぐるっく ぐるっく すぐに行き止まりになるから ぐ . . . 本文を読む
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「ロマン派の交響曲」金聖響+玉木正之(講談社新書)

2020年07月22日 | 音楽(クラシック関連)
片づけをしていたら出てきたので、読み返した。 「ロマン派の交響曲」金聖響+玉木正之(講談社新書 2009年刊) 本書を読んだのはいつだったか?  金聖響さんから、じつに多大なヒントをいただいた♪  取り上げているのはシューベルト、ベルリオーズ、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、チャイコフスキー。 ロマン派の交響曲をどう聴いたらいいのか教えてもらえる。 . . . 本文を読む
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ヤママユと出会った♪

2020年07月21日 | シャッフル/photos
過去からの手紙34は巨大な蛾ヤママユをUP(*゚ー゚)  出会ったことありますか?  山間部を懸命に探さないと出会えません。 体長70-85mm、小学生の手のひらほどのサイズ。 魔法使いのおばあさんみないな顔をしていて、絨毛がびっしり!  昆虫写真を長年やっていて、たった1回だけの貴重なショットです♪ . . . 本文を読む
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コガタノミズアブに出会う

2020年07月20日 | シャッフル/photos
過去からの手紙33は、コガタノミズアブをUPしてみよう♪  いかがでしょう、キレイですよね、この色。 ハエ目に属していて嫌われ者のハエの仲間。 伝統色でいうと若竹色に近いような・・・。しかも背中に黄金の鎧を背負っています(^ー゚)ノ  若葉が保護色とはなんて粋な!  体長12mmほど。 . . . 本文を読む
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モーツァルトのそら色(ポエムNO.3-95)

2020年07月19日 | 俳句・短歌・詩集
   (ニホンカワトンボ♂成熟種 2011年6月撮影) 悲しみや苦悩を水でうすめて よろこびやお愉しみを水でうすめて つまり世界を水でうすめて きみを水でうすめる。 なにもかもうすめてしまいたくなっている。 すると空のそら色が 指さきや足のほうから染みてくる。 草木染めで染めたように きみの存在のそら色。 カワトンボがすいすい飛んでいる。 夏から秋へ 季節のかけらがころがってゆく ああ . . . 本文を読む
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萩原朔太郎のオノマトペ ~喩としての擬音

2020年07月17日 | 俳句・短歌・詩集
  (笑えない現実ながら、萩原朔太郎の作品も、結局こういう小型本で読んでいる) 宮沢賢治は、詩や童話のなかで、じつに頻繁にオノマトペを使用したことで知られている。 ちくま文庫の「宮沢賢治のオノマトペ集」を参照すると、 気象の章 風の章 霧・雨・雪・霜・雲の章 「歩く・踊る」章 「食べる・飲む・噛む・吸う・吐く」章 「笑う・泣く」章 「揺れる・震える」章 ・・・などオノマトペが13章に分類さ . . . 本文を読む
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日本青春詩集

2020年07月17日 | シャッフル/photos
先日ある本をさがしていたら、ひょっくり顔を出した、日本近代詩人のアンソロジー(学習研究社)。 中学2年の秋か、3年の春に買ったもの。 黄ばみがひどく、ぼろぼろだが、捨てることができない。 昔はこの種のアンソロジーが、いろんな出版社から刊行されていて、手軽に読むことができたけれどなあ|*。Д`|┛ . . . 本文を読む
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百万年ばかり(ポエムNO.3-94)

2020年07月16日 | 俳句・短歌・詩集
   (高崎市 2020年1月撮影) 大勢の客の一人に過ぎないのに いつか主人面をしてのさばっている人間を だれかが叱りとばさなければならない。 そういう役割をになって 肉眼には見えない小さな生命体がこの世界に派遣された としたらどうだろう。 「話せばわかる」と 思っているのだろうか いまだに。 人間は人間であることから逃れることができない。 憐れむべき秩序と反秩序の色が 生活の隅から隅 . . . 本文を読む
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