二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

主役・脇役 ~働く自動車の場合

2012年01月16日 | Blog & Photo


2012年1月4日、三毛ネコのmixiアルバムの中で「働く自動車」が、独立したアルバムになった。
働く自動車は、これまでもずいぶんな頻度で撮影してきている。
「フラグメント」や、街撮りシリーズ(「いまは昔」シリーズ)の中に、バラバラに埋め込まれていたのだ。
「これはバラバラで収録しておくより、一冊のアルバムとしてお見せするほうが、狙いがはっきりしていいのではないか?」
そんな考えに、だんだんと傾いてきた。

働く自動車は、いってみれば単品メニューのようなもの。その用途は限定されている。輸送用トラック、各種作業車(高所作業車やごみ回収車など)、定期運行バス、送迎バス、建設用工事車両、クロネコヤマトの宅配車や郵便自動車等々、車種は多種多様なのに、いずれも「用途限定」なので、身元がはっきりしている。デザインも変化にとんでいて、おーおっ・・・と、すれ違いながら、眼で追いかけたりすることがあ~る(笑)。





主役はむろん車両だが、じつはこの写真には、脇役がある。
それがこれら働く自動車がいる背景の町並み。けっこういろんな町角が写り込んでいる。
信号待ちはもちろん、徐行運転中にもときたまノーファインダーでいいかげんにシャッターを切ることがあるから、ブレたり、ボケたりもあるけれど、まあ、本人も年中ブレ・ボケしているので、あまりこだわらない(=_=) いまは寒いので無精してクルマの中から狙ったりしている。すると、ガラスの色をかぶってしまう。以前はこれがいやで、ガラス越しショットは撮らなかった。
いまは、あまり気にしない。パッ、パッと撮って、ちょいレタッチして、働く自動車を主役としたソシアル・ランドスケープを愉しんでいる。

これはいってみれば、わたしの鉄っちゃん写真なのかもしれない。
鉄道写真など、普段の生活の中で撮るチャンスはないけれど、働く自動車なら、町角のいたるところに存在し、走りまわっている。「運転手の皆さま、ご苦労さまで~す」と、マジでいいたいくらい――トミカ(ミニチュアカー)でも働く自動車、写真でも働く自動車(^_^)/~





鉄道写真の愛好家はたくさんいらっしゃるけれど、働く自動車の愛好家はまだ少ないのではないか?
「だとしたら、おれが草分けの一人になってやる!」
な~んて気負っているわけではないけれど、まあ、単純におもしろいのである。

ほら、ね(笑)。
働く自動車ご本人はなにも語らないけれど、ほら・・・ほら、ね。
ことばにならない、いろんなつぶやきが聞こえるでしょ!
「あなたの役にたちますよ~、あなたの役にたってますよ~」
「くたびれた。まだこきつかうの?」
「今日はいいお天気! 働くのって、愉しいねぇ」
「おいらを主役あつかいしてくれてありがとう」
・・・ほかにも、まだ、いろんなつぶやきが、聞こえてくるんだ。
ほら、どう?

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