(2013年2月 川越)
たまねぎのように台所の片隅にころがっている愛や
重油にまみれた九十七年目のボロ舟。
一つの単語が違う単語とぶつかってできる臭い水たまり。
ウクライナから吹いてくる血しぶきが混じった風。
そこにあるものも やってきたものも
きみとぼくのあいだを通り抜けたり覆いかぶさったりして
時間という不透明な 暗いトンネルの奥へと消えてゆく。
地球はいつかは消えてゆくもの
・・・で
できているって知ってたよね?
あれはたしかにあそこにあった。
いつまであったか
さあ思い出してごらん。
思い出して・・・ほら。
たまねぎのように台所の片隅にころがっている愛や
重油にまみれた九十七年目のボロ舟。
一つの単語が違う単語とぶつかってできる臭い水たまり。
ウクライナから吹いてくる血しぶきが混じった風。
そこにあるものも やってきたものも
きみとぼくのあいだを通り抜けたり覆いかぶさったりして
時間という不透明な 暗いトンネルの奥へと消えてゆく。
地球はいつかは消えてゆくもの
・・・で
できているって知ってたよね?
あれはたしかにあそこにあった。
いつまであったか
さあ思い出してごらん。
思い出して・・・ほら。